グロインペイン症候群

グロインペイン症候群とは

グロインペイン症候群は股関節や鼠径部（足の付け根）に痛みや不快感が生じる症状の総称で特にサッカーなどのスポーツ選手に多く見られる現代的な疾患で、当院にもスポーツ外傷でお困りの方が多く来院されます。

日本においては年間数万人規模で新たな患者が発生していると推定され、特に10代後半から30代前半の男性に高い発症率が報告されています。プロサッカー選手の約3割がキャリア中に一度は経験するほど頻度の高い症状でもあります。

グロインペイン症候群を放置すると炎症が慢性化し、痛みが持続しやすい状態となります。初期には運動時のみの痛みであっても、徐々に歩行や階段昇降などの日常動作でも痛みを感じるようになります。

最終的には安静時や夜間にも痛みが現れるようになり、長期間続く痛みは精神的ストレスや睡眠障害を引き起こし、生活の質を著しく低下させます。スポーツ選手にとっては競技復帰が困難になり、最悪の場合は競技生活の断念を余儀なくされる深刻な状況に発展する可能性があります。

グロインペイン症候群の原因

開院以来、当院にはグロインペイン症候群でお困りの方が数多く来院されています。

これまでの検査結果や施術経験から言えることは、グロインペイン症候群は複数の原因が複雑に絡み合っておきているということです。

グロインペイン症候群の原因として次のものが挙げられます。

このようにグロインペイン症候群は複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

筋力バランスの崩れや動作フォームの問題、過度な負荷など複数の原因が重なると、股関節周辺の筋肉や腱に過度なストレスがかかり炎症を起こしてグロインペイン症候群となります。それは人によって異なり、単に休息を取ったり湿布を貼るだけでは、根本的な問題は解決されません。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

日常生活に支障が出ているグロインペイン症候群やどこに行ったらいいのか分からない症状でお困りなら、おひとりで悩まれずに、経験豊富な私たちにご相談ください。

病院とはここが違います

グロインペイン症候群への対応として、次のようなものが一般的です。

安静・スポーツ活動の制限

完全な運動休止は筋力低下や体力の減退を招き、復帰時に再発のリスクが高まります。また、競技者にとっては精神的なストレスや競技レベルの低下につながる可能性があります。

長期間の休止は生活リズムの乱れや目標喪失感を生じさせることもあり、スポーツを通じた仲間との交流も失われがちです。

薬物療法

痛み止めや湿布は対症療法であり、根本的な原因の解決にはなりません。長期使用による副作用のリスクもあり、胃腸障害や肝機能への影響が懸念されます。薬に依存してしまい、自然治癒力の低下を招く可能性もあります。

注射治療

一時的な効果にとどまることが多く、根本的な改善には至りません。注射部位の感染リスクや、繰り返し行うことによる組織の損傷が懸念されます。また、注射への恐怖感や心理的負担を感じる患者も少なくありません。

グロインペイン症候群を改善するために

まずはあなたのグロインペイン症候群の原因を検査を通じて明らかにします。原因が特定できなければ一時的に良くなったとしても繰り返すこととなり、根本からの改善にはならないからです。

当院は、丁寧なカウンセリングと4種類の検査結果を基に全身の歪みを整え、滞っていた血液、神経の流れを正常に戻し自然治癒力を高める施術をします。

そして痛みがなくなった後も再発しないようグロインペイン症候群の原因であった生活習慣の改善や今後のアドバイスもお伝えし、健康な状態を維持できるようサポート致します。

当院の特徴

施術歴10年以上の経験豊富な施術者が専属でカウンセリングから検査、施術まで最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。男女の施術者が在籍しており同性に相談できるのも強みです。

身体や症状の変化を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで担当者が専属して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が施術効果を高めています。

薬に頼りたくない方や手術を避けたい方、病院やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

グロインペイン症候群のQ＆A

グロインペイン症候群は自然に治りますか？

軽度な症状であれば適切な休息により自然治癒することもありますが、多くの場合は専門的な治療とリハビリテーションが必要です。放置すると慢性化しやすいため、早期の適切な対応が重要になります。

グロインペイン症候群の人がやってはいけないことは？

痛みを我慢してスポーツを続けることは症状を悪化させるため避けるべきです。また、自己判断でのマッサージや無理なストレッチは炎症を悪化させる可能性があります。硬いグラウンドでの練習も負担が大きくなります。

手術をしなくても完治することは可能ですか？

多くの場合、保存療法により改善が期待できます。適切な運動療法、生活習慣の見直し、体のバランス調整を組み合わせることで、手術を行わずとも症状の改善が見込まれます。当院でも多数の改善例があります。

競技復帰までにどのくらいの期間がかかりますか？

症状の程度により異なりますが、軽症であれば1～2ヶ月、重症の場合は数ヶ月かかることがあります。焦らず段階的にトレーニング強度を上げていくことが重要で、完全復帰には根気強い取り組みが必要です。

どのような検査で診断がつくのでしょうか？

問診と理学的検査が中心となりますが、必要に応じてMRI検査により股関節唇損傷や筋肉の炎症状態を確認します。レントゲン検査で骨の異常がないかも調べることがあります。症状と検査結果を総合的に判断して診断します。

グロインペイン症候群で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の自然治癒力を高める施術はグロインペイン症候群の症状と非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

グロインペイン症候群は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。お一人で悩まれずにお気軽にご連絡ください。