腱鞘炎

腱鞘炎の症例報告

腱鞘炎とは

腱鞘炎とは、筋肉と骨をつなぐ腱を包む腱鞘という組織に炎症が起こる病気で、手首や指の使いすぎにより、腱と腱鞘の間で摩擦が生じ、痛みや腫れ、動かしにくさなどの症状が現れます。

日本整形外科学会のデータでは、手根管症候群やドケルバン腱鞘炎などの手術が年間数千件実施されており、日本人の約10％が腱鞘炎を経験したことがあるという統計もあり、当院にも手首を痛めてお困りの方が多く来院されます。

代表的なものにドケルバン腱鞘炎やばね指などがあり、特に30代から50代の女性に多く見られ、更年期や妊娠・出産時期の女性に発症しやすい傾向があります。

腱鞘炎を放置すると、炎症が慢性化し、腱の肥厚や癒着が進行します。初期の軽い痛みから始まり、やがて日常的な動作すべてに激痛を伴うようになります。

最悪の場合、腱の断裂や永続的な機能障害を引き起こし、手術が必要になることもあります。さらに、手首の機能低下により仕事や家事に支障をきたし、生活の質が著しく低下することも考えられます。

また、痛みによる睡眠不足から精神的なストレスも蓄積され、日常生活全般に悪影響を及ぼすリスクが高まります。

腱鞘炎の原因

開院以来、当院には腱鞘炎でお困りの方が数多く来院されています。

これまでの検査結果や施術経験から言えることは、腱鞘炎は複数の原因が複雑に絡み合っておきているということです。

腱鞘炎の原因として次のものが挙げられます。

このように腱鞘炎は複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

パソコン作業、スマートフォンの操作、楽器演奏など、同じ動作を繰り返すことで腱と腱鞘の間に摩擦が生じ、炎症を引き起こします。妊娠・出産・更年期などの女性ホルモンの変動により、腱鞘が腫れやすくなり、腱との摩擦が増加することも重要な要因です。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

日常生活に支障が出ている腱鞘炎やどこに行ったらいいのか分からない症状でお困りなら、おひとりで悩まれずに、経験豊富な私たちにご相談ください。

病院とはここが違います

腱鞘炎への対応として、次のようなものが一般的です。

安静・固定療法

長期間の固定により筋力低下や関節拘縮を引き起こす可能性があります。また、現代社会では手を完全に安静にすることは困難で、日常生活や仕事に大きな制約が生じます。

薬物療法

消炎鎮痛剤の長期使用は胃腸障害や肝機能障害のリスクがあります。ステロイド注射は効果的ですが、繰り返し使用すると腱の脆弱化や感染のリスクが高まります。また、根本的な原因解決にはならないため、薬物を中止すると症状が再発することが多いのが現実です。

理学療法

適切な指導のもとで継続的に行う必要があり、自己判断での運動は症状を悪化させる危険性があります。

効果が現れるまでに時間がかかり、根気と継続的な通院が必要です。また、炎症が強い急性期には運動療法が逆効果になることもあります。

腱鞘炎を改善するために

まずはあなたの腱鞘炎の原因を検査を通じて明らかにします。原因が特定できなければ一時的に良くなったとしても繰り返すこととなり、根本からの改善にはならないからです。

当院は、丁寧なカウンセリングと4種類の検査結果を基に全身の歪みを整え、滞っていた血液、神経の流れを正常に戻し自然治癒力を高める施術をします。

そして痛みがなくなった後も再発しないよう腱鞘炎の原因であった生活習慣の改善や今後のアドバイスもお伝えし、健康な状態を維持できるようサポート致します。

当院の特徴

施術歴10年以上の経験豊富な施術者が専属でカウンセリングから検査、施術まで最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。男女の施術者が在籍しており同性に相談できるのも強みです。

身体や症状の変化を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで担当者が専属して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が施術効果を高めています。

薬に頼りたくない方や手術を避けたい方、病院やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

腱鞘炎のQ＆A

腱鞘炎は自然に治りますか？

軽度の腱鞘炎であれば、適切な安静と生活習慣の改善により自然治癒する可能性があります。しかし、慢性化した場合や重症例では専門的な治療が必要になることが多いです。放置すると症状が悪化し、日常生活に大きな支障をきたすリスクが高まります。

腱鞘炎の人がやってはいけないことは？

痛みを我慢して無理に手を使い続けることは避けるべきです。また、患部を冷やしすぎることや、自己判断でのマッサージも炎症を悪化させる可能性があります。同じ動作の繰り返しや重いものを持つことも症状を悪化させる要因となります。

腱鞘炎と関節リウマチの違いは何ですか？

腱鞘炎は局所的な炎症ですが、関節リウマチは全身の自己免疫疾患です。関節リウマチでは複数の関節に症状が現れ、朝のこわばりが長時間続くという特徴があります。血液検査でリウマチ因子などの数値を調べることで鑑別診断が可能です。

腱鞘炎は完治しますか？

適切な治療により症状の改善は十分可能です。ただし、原因となる動作を続ける限り再発のリスクがあるため、生活習慣の見直しや予防策の継続が重要になります。根本原因を解決することで、長期的な改善を目指すことができます。

腱鞘炎の予防方法はありますか？

定期的な休憩、適切な姿勢の維持、ストレッチの実施が効果的です。また、作業環境の改善や道具の見直しも予防に役立ちます。パソコン作業では、キーボードやマウスの位置を調整し、手首に負担をかけない姿勢を心がけることが大切です。

腱鞘炎になりやすい職業はありますか？

パソコンを多用する事務職、美容師、楽器演奏者、料理人など、手首や指を酷使する職業に多く見られます。また、育児中の女性にも頻繁に発症します。これらの職業に従事している方は、特に予防対策を意識することが重要です。

腱鞘炎の痛みはどのくらい続きますか？

症状の程度や治療開始時期により異なりますが、適切な治療を受ければ数週間から数ヶ月で改善することが多いです。放置すると慢性化し、長期間症状が続く場合があります。早期の治療開始が改善期間の短縮につながります。

妊娠中や産後に腱鞘炎になりやすいのはなぜですか？

妊娠中や産後は女性ホルモンの変動により、腱鞘が腫れやすくなります。また、赤ちゃんの抱っこや授乳などで手首に負担がかかることも要因です。この時期の腱鞘炎は一時的なものが多いですが、適切なケアが必要です。

腱鞘炎の再発を防ぐにはどうすればよいですか？

根本原因の解決が最も重要です。姿勢の改善、作業環境の見直し、定期的なストレッチの実施などが効果的です。また、症状が改善した後も定期的なメンテナンスを受けることで、再発リスクを大幅に軽減できます。

腱鞘炎で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の自然治癒力を高める施術は腱鞘炎の症状と非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

腱鞘炎は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。お一人で悩まれずにお気軽にご連絡ください。