強剛母趾

強剛母趾とは

強剛母趾は足の親指の付け根の関節が硬くなり、曲げ伸ばしに制限が生じる疾患です。関節の軟骨がすり減ることで、親指を上に反らす動作で強い痛みが生じます。

厚生労働省の調査によると、変形性関節症の一種である強剛母趾は中高年を中心に多くの患者が存在し、推定患数は数万人から十数万人にのぼると考えられており、当院にも足の親指の痛みでお困りの方が多く来院されています。

外反母趾とは異なり、親指の変形よりも関節の硬直が主な特徴となります。歩行時の踏み返しや蹴り出しの際には親指を上に反らす状態になるため、歩行困難を引き起こすことがあります。また、関節に骨棘という骨のトゲのようなものができ、靴に当たって痛みが生じるケースもあります。

強剛母趾を放置すると関節の硬直が進行し、最終的には親指が全く動かなくなる可能性があります。歩行時の痛みが悪化し、日常的な移動が困難となり、生活の質が著しく低下します。

親指の機能不全により歩行パターンが変化し、膝や腰への過剰なストレスがかかります。これにより、二次的な関節疾患を引き起こすリスクが高まり、骨棘の形成により靴を履くことが困難になり、安静時にも痛みを感じるようになります。

強剛母趾の原因

開院以来、当院には強剛母趾でお困りの方が数多く来院されています。

これまでの検査結果や施術経験から言えることは、強剛母趾は複数の原因が複雑に絡み合っておきているということです。

強剛母趾の原因として次のものが挙げられます。

このように強剛母趾は複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

足のアーチの低下や足首の過度な回内、加齢による関節軟骨の摩耗、スポーツや日常生活での小さなケガの蓄積など複数の原因が重なると、母趾中足趾節関節の軟骨の摩耗や関節の可動域減少、周囲の筋肉や筋膜の緊張などが発生し、強剛母趾が発症します。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

日常生活に支障が出ている強剛母趾やどこに行ったらいいのか分からない症状でお困りなら、おひとりで悩まれずに、経験豊富な私たちにご相談ください。

病院とはここが違います

強剛母趾への対応として、次のようなものが一般的です。

装具療法（インソール・テーピング）

継続的な装着が必要で、装着の煩わしさや皮膚トラブルのリスクがあります。また、根本的な治療ではないため症状の進行を完全に止めることは困難で、長期的な効果には限界があります。

市販品では治療効果が期待できず、医療用の固い装具が必要となるため、歩行時の違和感を感じることもあります。

薬物療法

一時的な症状緩和に留まり、根本的な改善には至りません。長期服用により胃腸障害や肝機能障害などの副作用のリスクがあり、薬剤に依存する可能性もあります。また、症状の進行自体を止める効果はないため、継続的な服用が必要となることが多く、経済的な負担も生じます。

注射療法

効果は一時的であり、繰り返し行うと関節への悪影響があるため、回数に制限があります。ステロイド注射では感染症のリスクや関節軟骨の変性を促進する可能性があり、注射部位の痛みや腫れなどの副作用も考えられます。

また、根本的な治療ではないため、症状の再発は避けられません。

強剛母趾を改善するために

まずはあなたの強剛母趾の原因を検査を通じて明らかにします。原因が特定できなければ一時的に良くなったとしても繰り返すこととなり、根本からの改善にはならないからです。

当院は、丁寧なカウンセリングと4種類の検査結果を基に全身の歪みを整え、滞っていた血液、神経の流れを正常に戻し自然治癒力を高める施術をします。

そして痛みがなくなった後も再発しないよう強剛母趾の原因であった生活習慣の改善や今後のアドバイスもお伝えし、健康な状態を維持できるようサポート致します。

当院の特徴

歴10年以以上の経験豊富な施術者が専属でカウンセリングから検査、施術まで最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。男女の施術者が在籍しており同性に相談できるのも強みです。

身体や症状の変化を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで担当者が専属して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が施術効果を高めています。

薬に頼りたくない方や手術を避けたい方、病院やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

強剛母趾のQ＆A

強剛母趾は自然に治りますか？

強剛母趾は進行性の疾患で、自然治癒は期待できません。しかし適切な治療により症状の進行を抑制し、痛みを軽減することは可能です。当院では姿勢や歩行の改善により根本的な原因にアプローチし、多くの方が手術を避けて改善されています。

強剛母趾の人がやってはいけないことは？

親指を無理に反らす動作や硬い靴の着用は避けてください。また、足に負担をかける激しい運動や長時間の立ち仕事も症状を悪化させる可能性があります。当院では個々の症状に応じた生活指導を行い、日常動作の改善をサポートしています。

強剛母趾と外反母趾の違いは何ですか？

外反母趾は親指が外側に曲がる変形が主な特徴ですが、強剛母趾は関節の硬直が主症状です。見た目の変形よりも関節の動きの制限と痛みが問題となります。当院では詳細な検査により正確な診断を行い、それぞれに適した治療法をご提案しています。

強剛母趾は遺伝しますか？

遺伝的要素はありますが、生活習慣や姿勢、歩行パターンなどの後天的要因の影響が大きいとされています。家族に同様の症状がある方でも、適切な予防と治療により発症や進行を防ぐことができます。当院では予防指導も重視しています。

どのような靴を選べばよいですか？

親指の付け根に圧迫がかからない、つま先に余裕のある靴をお勧めします。ヒールの高い靴や先の細い靴は避け、クッション性の良い靴底の靴を選んでください。当院では靴選びのアドバイスも行っており、必要に応じてインソールの調整も実施しています。

強剛母趾で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の自然治癒力を高める施術は強剛母趾の症状と非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

強剛母趾は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。お一人で悩まれずにお気軽にご連絡ください。