巻き肩

巻き肩とは

巻き肩とは、本来であれば耳の真下にあるべき肩が前方に突き出し、内側に丸まった状態を指します。肩甲骨が外側に広がり、胸の筋肉が縮こまることで肩が前に巻き込まれるような姿勢になります。

単なる猫背とは異なり、肩の位置が前方にずれることが特徴的です。

現代のデスクワークやスマートフォンの普及により急増している姿勢の問題で、成人の約4割が何らかの肩の不調を抱えているとされており、当院にも巻き肩でお困りの方が多く来院されます。

巻き肩を放置すると、首や肩の慢性的な痛みが悪化し、頭痛やめまい、耳鳴りなどの自律神経症状が現れます。呼吸が浅くなることで疲労感や集中力の低下を招き、睡眠の質も低下させてしまいます。

さらに進行すると、ストレートネックや猫背といった深刻な姿勢の問題に発展し、腰痛や下肢の痛みまで引き起こします。

最悪の場合、肩関節の可動域が極端に制限され、日常的な動作が困難になり、胸郭出口症候群などの神経症状や心血管系への負担増加により、日常生活に支障をきたす可能性があります。

巻き肩の原因

開院以来、当院には巻き肩でお困りの方が数多く来院されています。

これまでの検査結果や施術経験から言えることは、巻き肩は複数の原因が複雑に絡み合っておきているということです。

巻き肩の原因として次のものが挙げられます。

このように巻き肩は複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、肩甲骨の位置異常や胸部の筋肉・筋膜の緊張などが発生し、巻き肩が発症します。それは人によって違い、単に筋肉をほぐしたり関節の動きを矯正するだけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

日常生活に支障が出ている巻き肩やどこに行ったらいいのか分からない症状でお困りなら、おひとりで悩まれずに、経験豊富な私たちにご相談ください。

病院とはここが違います

巻き肩への対応として、次のようなものが一般的です。

理学療法・リハビリテーション

継続的な通院と自宅での運動が必要で、効果を実感するまでに時間がかかり、専門家の指導なしに行うと、間違った方法で症状を悪化させる可能性があります。

また、忙しい現代人にとって定期的な通院や運動の継続は負担が大きく、途中で断念してしまうケースも多く見られます。

注射療法

効果は一時的で、根本的な改善には至りません。繰り返し注射を行うことで組織の線維化や感染のリスクがあります。

また、注射部位の痛みや腫れ、まれにアレルギー反応を起こす可能性もあります。費用も継続的にかかるため、経済的な負担も考慮する必要があります。

装具療法

装具に依存することで、本来の筋力が低下する可能性があります。長時間の着用により皮膚のかぶれや圧迫感を感じることがあり、日常生活に支障をきたす場合もあります。

また、装具を外すと元の姿勢に戻ってしまうため、根本的な解決にはならず、継続的な使用が必要になります。

巻き肩を改善するために

まずはあなたの巻き肩の原因を検査を通じて明らかにします。原因が特定できなければ一時的に良くなったとしても繰り返すこととなり、根本からの改善にはならないからです。

当院は、丁寧なカウンセリングと4種類の検査結果を基に全身の歪みを整え、滞っていた血液、神経の流れを正常に戻し自然治癒力を高める施術をします。

そして歪みがなくなった後も再発しないよう巻き肩の原因であった生活習慣の改善や今後のアドバイスもお伝えし、健康な状態を維持できるようサポート致します。

当院の特徴

施術歴10年以上の経験豊富な施術者が専属でカウンセリングから検査、施術まで最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。男女の施術者が在籍しており同性に相談できるのも強みです。

身体や症状の変化を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで担当者が専属して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が施術効果を高めています。

薬に頼りたくない方、病院やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

巻き肩のQ＆A

巻き肩は自然に治りますか？

軽度の巻き肩であれば、生活習慣の改善や適切なストレッチにより自然に改善する可能性があります。しかし、長年の姿勢の癖や筋肉のアンバランスが定着している場合は、専門的な治療が必要になることが多いです。

巻き肩の人がやってはいけないことは？

長時間の前かがみ姿勢、スマートフォンの過度な使用、横向きでの睡眠は避けるべきです。また、重いバッグを片側だけで持つことや、胸の筋肉を縮める動作を繰り返すことも巻き肩を悪化させる要因となります。

巻き肩と猫背の違いは何ですか？

巻き肩は肩が内側に丸まり前方に突出する状態で、猫背は背骨全体が丸くなり頭が前に出る状態です。巻き肩は主に肩甲骨の位置異常が特徴的で、多くの場合両方が同時に起こりますが、それぞれ異なる問題として捉える必要があります。

巻き肩はどのくらいの期間で改善しますか？

個人差がありますが、軽度であれば1〜3ヶ月の継続的な治療で変化を感じられます。重度の場合や長年の癖がある場合は、半年から1年程度の期間を要することもあります。早期の治療開始が改善期間の短縮につながります。

巻き肩が原因で他の病気になることはありますか？

巻き肩により胸郭出口症候群、ストレートネック、慢性頭痛などを引き起こす可能性があります。また、呼吸機能の低下や自律神経の乱れにより、様々な不調を招くリスクがあります。早期の改善が他の疾患の予防につながります。

巻き肩の改善に効果的なストレッチはありますか？

胸の筋肉を伸ばすストレッチや肩甲骨を寄せる運動が効果的です。ただし、間違った方法では症状を悪化させる可能性があるため、専門家の指導のもとで正しい方法を学ぶことが重要です。個人の状態に合わせたアプローチが必要です。

巻き肩は遺伝しますか？

巻き肩自体は遺伝しませんが、骨格の特徴や筋肉のつき方には遺伝的要素があります。また、家族間で似た生活習慣や姿勢の癖を共有することで、同様の問題が生じやすくなる傾向があります。環境要因の方が影響は大きいと考えられます。

巻き肩で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の自然治癒力を高める施術は巻き肩の症状と非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

巻き肩は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。お一人で悩まれずにお気軽にご連絡ください。