側弯症

側弯症とは

側弯症とは、本来まっすぐであるべき背骨が左右に弯曲し、さらに背骨自体がねじれを伴っている状態です。正面から見ると背骨がS字やC字のカーブを描き、横から見た時にも本来の自然な弯曲とは異なる変形が起こります。

単純に背骨が横に曲がっているだけでなく、椎骨がねじれるように回転することで、肋骨の位置も変わり、胸郭の変形や肩の高さの違い、肩甲骨の突出などの外見的な変化も現れます。

日本では約120万人以上の患者がいると推定され、特に思春期の女性に多く見られ、女性は男性の5倍から8倍の発症率を示しています。

側弯症を放置して進行すると、背骨の弯曲が高度になり胸郭が著しく変形します。その結果、肺の機能が低下し、最終的には肺や心臓に重大な合併症を引き起こす可能性があります。

高度の側弯では呼吸困難や心肺機能の低下により、日常生活に深刻な支障をきたし、生命に関わる状態に至ることもあります。成長期を過ぎても高度の弯曲を有するものは、成長終了後も少しずつ進行し続ける傾向があるため、早期の適切な治療が重要となります。

側弯症の原因

開院以来、当院には側弯症でお困りの方が数多く来院されています。

これまでの検査結果や施術経験から言えることは、側弯症は複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされるということです。

側弯症の原因として次のものが挙げられます。

このように側弯症は複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

遺伝的要因や神経・筋肉の異常、成長期の身体変化など複数の原因が重なると、背骨の成長に異常をきたし機能障害を発生させて側弯症となります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

日常生活に支障が出ている側弯症やどこに行ったらいいのか分からない症状でお困りなら、おひとりで悩まれずに、経験豊富な私たちにご相談ください。

病院とはここが違います

側弯症への対応として、次のようなものが一般的です。

経過観察

定期的な受診が必要で、進行を止めることはできません。患者や家族にとって心理的な不安が続き、症状の進行に対する恐怖感を抱えながら生活することになります。

装具治療

装着時間が長いほど効果がありますが、日常生活に制限が生じ、特に思春期では外見上の問題から心理的ストレスを感じることがあります。

また、装具の効果には個人差があり、必ずしも進行を完全に防げるわけではありません。長期間の装着により皮膚トラブルや筋力低下のリスクもあります。

手術治療

全身麻酔下での大手術となるため、感染症、神経損傷による運動・感覚麻痺、輸血に伴うリスクなど重篤な合併症の可能性があります。

手術後は一定期間の入院と長期間のリハビリが必要で、完全回復まで時間がかかります。また、手術により固定された部分の可動域制限が残る場合があります。

側弯症を改善するために

まずはあなたの側弯症の原因を検査を通じて明らかにします。原因が特定できなければ一時的に良くなったとしても繰り返すこととなり、根本からの改善にはならないからです。

当院は、丁寧なカウンセリングと4種類の検査結果を基に全身の歪みを整え、滞っていた血液、神経の流れを正常に戻し自然治癒力を高める施術をします。

そして痛みがなくなった後も再発しないよう側弯症の原因であった生活習慣の改善や今後のアドバイスもお伝えし、健康な状態を維持できるようサポート致します。特に成長期のお子様の場合は、身体の成長に合わせた継続的なケアを提供し、進行を抑制できるよう取り組んでいます。

当院の特徴

施術歴10年以上の経験豊富な施術者が専属でカウンセリングから検査、施術まで最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。男女の施術者が在籍しており同性に相談できるのも強みです。

身体や症状の変化を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで担当者が専属して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が施術効果を高めています。

薬に頼りたくない方や手術を避けたい方、病院やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

側弯症のQ＆A

側弯症は自然に治りますか？

真の側弯症であれば自然治癒することはありません。特発性側弯症のうち乳児期に発症するもののみ自然治癒の可能性がありますが、思春期以降に発症するものは進行を防ぐための適切な治療が必要です。早期発見と継続的な専門的ケアが重要となります。

側弯症の人がやってはいけないことは？

成長期の過度なダイエットは症状を悪化させる可能性があるため避けましょう。また、無理な前屈動作は脊柱に負担をかけるため、痛みや不具合が出ない範囲での動作を心がけることが大切です。筋力トレーニングを行う場合は専門家の指導のもと適切に行う必要があります。

側弯症は遺伝しますか？

はっきりとした遺伝様式はありませんが、家族内で発症するケースがあるため遺伝的要因の関与が考えられています。現在では多くの疾患で遺伝子の異常が関与していることが分かっており、側弯症においても今後遺伝子の異常が発見される可能性があります。

側弯症の手術にはどのようなリスクがありますか？

手術には神経損傷による運動・感覚麻痺、感染症、輸血に伴うリスクなどがあります。ただし、現在では自己血輸血の確立や適切な予防・対処により安全性が向上しています。専門医と十分に相談し、リスクと効果を理解した上で判断することが重要です。

装具治療はいつまで続ける必要がありますか？

一般的には骨成長が終了するまでですが、レントゲン写真や血液所見、身長の伸びなどを参考にしながら判断します。骨が成熟し側弯の進行がなければ、徐々に装具装着時間を減らして治療を終了します。個人差があるため定期的な専門医による評価が必要です。

姿勢に気をつければ側弯症は改善しますか？

一般的に姿勢に気をつけることは大切ですが、姿勢を正すことだけでは真の側弯症の進行を防ぐことはできません。 機能性側弯の場合は姿勢改善により軽減することがございますが、構築性側弯症では専門的な治療が必要です。

側弯症の治療にはどのくらいの期間がかかりますか？

症状の程度や年齢によって大きく異なりますが、概ねでの施術では通常3ヶ月から6ヶ月程度で効果を実感される方が多いです。 成長期のお子様の場合は成長終了まで継続的なケアが必要な場合もあります。 定期的な評価により最適な治療計画を立てていきます。

側弯症で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の自然治癒力を高める施術は側弯症の症状と非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

側弯症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。お一人で悩まれずにお気軽にご連絡ください。