テニス肘

テニス肘とは

テニス肘は正式には「上腕骨外側上顆炎」と呼ばれる症状で、肘の外側にある骨の出っ張り（上腕骨外側上顆）周辺に痛みが生じる状態を指します。名前にテニスとついていますが、テニスをしない方でも発症します。

特に手首を反らせる動作や物をつかむ動作で痛みが強くなるのが特徴で、当院にも肘の痛みでお困りの方が多く来院されます。

厚生労働省の平成17年患者調査報告によると、テニス肘の患者数は明確に示されていませんが、整形外科疾患の中でも比較的多い症状の一つと言われています。特に30～50代の方に多く見られ、利き手側に発症することが一般的です。

テニス肘を放置してしまうと、症状は徐々に悪化していきます。初めは動作時のみの痛みだったものが、安静時にも痛みを感じるようになり、夜間痛で睡眠の質も低下させてしまいます。

慢性化すると筋肉や腱の損傷が進行し、回復までの期間が長くなります。握力の低下も進み、コップを持つ、ドアを開ける、パソコンを操作するなどの基本的な日常動作さえ困難になることがあるので早めの対応が重要です。

テニス肘の原因

開院以来、当院にはテニス肘でお困りの方が数多く来院されています。

これまでの検査結果や施術経験から言えることは、テニス肘は複数の原因が複雑に絡み合っておきているということです。

テニス肘の原因として次のものが挙げられます。

このようにテニス肘は複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

単に肘の痛みとして現れますが、その背景には前腕の筋肉の使いすぎだけでなく、肩甲骨の動きの制限や首の姿勢、さらには全身のバランスの崩れも大きく関係しています。そのため、肘だけを治療しても根本的な改善につながらないケースが多いのです。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

日常生活に支障が出ているテニス肘やどこに行ったらいいのか分からない症状でお困りなら、おひとりで悩まれずに、経験豊富な私たちにご相談ください。

病院とはここが違います

テニス肘への対応として、次のようなものが一般的です。

ステロイド注射

即効性はありますが効果は一時的で、繰り返し注射すると腱の弱体化を招くリスクがあります。また、痛みが抑えられることで無理な使用を続け、症状を悪化させることもあります。

薬物療法

薬によっては眠気が強くなるなど副作用のリスクがあり仕事や車の運転にも影響を与えます。効果も一時的であり根本的な原因を解決するものではありません。

装具の使用

動作時の痛みは軽減しますが、長期使用で筋力低下を招くことがあります。また、装具に依存すると自然治癒力が働きにくくなる可能性もあります。

テニス肘を改善するために

まずはあなたのテニス肘の原因を検査を通じて明らかにします。原因が特定できなければ一時的に良くなったとしても繰り返すこととなり、根本からの改善にはならないからです。

当院は、丁寧なカウンセリングと4種類の検査結果を基に全身の歪みを整え、滞っていた血液、神経の流れを正常に戻し自然治癒力を高める施術をします。痛みのある部位の緊張を緩めるだけでなく、肩甲骨の動きを改善し、首や背中の姿勢を整えることで、肘への負担を軽減させます。

そして痛みがなくなった後も再発しないようテニス肘の原因であった生活習慣の改善や今後のアドバイスもお伝えし、健康な状態を維持できるようサポート致します。

当院の特徴

歴10年以以上の経験豊富な施術者が専属でカウンセリングから検査、施術まで最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。男女の施術者が在籍しており同性に相談できるのも強みです。

身体や症状の変化を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで担当者が専属して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が施術効果を高めています。

薬に頼りたくない方や手術を避けたい方、病院やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

テニス肘のQ＆A

テニス肘は自然に治りますか？

軽度のテニス肘であれば、休息と生活習慣の改善で自然治癒することもありますが、多くの場合は適切な治療を受けないと慢性化する傾向があります。当院では、自然治癒力を引き出す施術と、日常生活での動作改善指導を組み合わせることで、薬に頼らない回復をサポートしています。

テニス肘はテニスをしていなくても発症しますか？

はい、テニスをしていなくても発症します。テニス肘という名前ですが、実際にはパソコン作業、料理、DIY、園芸作業など、手首や前腕を繰り返し使う動作で発症することが多いです。

サポーターは効果がありますか？

適切なサポーターは、痛みのある部位への負担を軽減し、症状の緩和に役立ちます。ただし、サポーターだけでは根本的な解決にはなりません。また、サポーターに頼りすぎると筋力低下を招くこともあるため、状態に合わせた適切な使用が重要です。

テニス肘の治療期間はどのくらいですか？

症状の程度や原因、個人の回復力によって異なりますが、一般的に軽度から中等度の場合は4〜12週間程度の治療期間が必要です。当院では初回の詳細な検査に基づいて、一人ひとりに合わせた施術計画を立てています。

テニス肘と診断されましたが、スポーツを続けても大丈夫ですか？

軽度の場合は、フォームの修正やウォームアップの徹底、適切な休息を取りながら継続できることもあります。しかし、痛みが強い場合は一時的な休止が必要です。当院では症状に合わせたアドバイスを行い、できるだけ早くスポーツに復帰できるようサポートします。

テニス肘で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の自然治癒力を高める施術はテニス肘の症状と非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

テニス肘は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。お一人で悩まれずにお気軽にご連絡ください。