野球肘

野球肘とは

野球肘とは、野球の投球動作を繰り返すことによって肘関節に負担がかかり、痛みや機能障害を引き起こすスポーツ障害です。

成長期の子どもに多く見られ、投球時の肘への過度な負荷により、骨、軟骨、靭帯、筋肉などの組織が損傷することで発症します。

日本整形外科学会の調査では、少年野球選手の約26％が肘の痛みを経験しており、特に13～18歳の中高生に多く見られ、当院にも肘を痛めてお困りの方が多く来院されます。

野球肘を放置すると、軽度の痛みから始まり、徐々に投球時の激痛へと進行します。最終的には肘関節の可動域制限、変形性肘関節症、内側側副靭帯の完全断裂などの重篤な障害に発展する可能性があります。

最悪の場合、手術が必要となり、競技復帰まで数ヶ月から1年以上を要することもあります。

野球肘の原因

開院以来、当院には野球肘でお困りの方が数多く来院されています。

これまでの検査結果や施術経験から言えることは、野球肘は複数の原因が複雑に絡み合っておきているということです。

野球肘の原因として次のものが挙げられます。

このように野球肘は複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、肘関節の可動域減少や肘周囲の筋肉・筋膜・皮膚の緊張などが発生し、野球肘が発症します。それは人によって違い、単に筋肉をほぐしたり関節の動きを矯正するだけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

日常生活に支障が出ている野球肘やどこに行ったらいいのか分からない症状でお困りなら、おひとりで悩まれずに、経験豊富な私たちにご相談ください。

病院とはここが違います

野球肘への対応として、次のようなものが一般的です。

投球中止と安静

長期間の投球禁止により競技レベルの低下や心理的ストレスが生じます。また、安静期間の判断が難しく、早期復帰により再発のリスクが高まる場合があります。

根本的な原因である投球フォームや身体機能の問題が解決されないため、復帰後の再発率が高いという問題もあります。

薬物療法

一時的な症状緩和にとどまり、根本的な治療にはなりません。長期使用により胃腸障害などの副作用のリスクがあり、薬物依存的になる可能性もあります。また、痛みが軽減されることで無理をしてしまい、かえって症状を悪化させる危険性があります。

理学療法

効果が現れるまでに時間がかかり、継続的な通院が必要となります。治療費の負担が大きく、個人差により効果にばらつきがあります。

野球肘を改善するために

まずはあなたの野球肘の原因を検査を通じて明らかにします。原因が特定できなければ一時的に良くなったとしても繰り返すこととなり、根本からの改善にはならないからです。

当院は、丁寧なカウンセリングと4種類の検査結果を基に全身の歪みを整え、滞っていた血液、神経の流れを正常に戻し自然治癒力を高める施術をします。

そして痛みがなくなった後も再発しないよう野球肘の原因であった、投球フォームや生活習慣の改善、今後のアドバイスもお伝えし、全力でプレーできるようサポート致します。

当院の特徴

施術歴10年以上の経験豊富な施術者が専属でカウンセリングから検査、施術まで最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。男女の施術者が在籍しており同性に相談できるのも強みです。

身体や症状の変化を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで担当者が専属して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が施術効果を高めています。

薬に頼りたくない方や手術を避けたい方、病院やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

野球肘のQ＆A

野球肘は自然に治りますか？

軽度の野球肘であれば適切な安静により自然治癒する場合もありますが、多くは根本的な原因の改善が必要です。投球フォームの修正や身体機能の向上なしには再発のリスクが高く、専門的な治療とケアが重要になります。

野球肘の人がやってはいけないことは？

痛みがある状態での投球は絶対に避けるべきです。また、無理なストレッチや患部への強いマッサージ、痛み止めに頼った無理な練習継続も症状を悪化させる原因となります。自己判断での早期復帰も危険です。

野球肘と肘の痛みの違いは何ですか？

野球肘は投球動作に関連した特定のスポーツ障害で、肘の内側、外側、後方に特徴的な痛みが現れます。一般的な肘の痛みとは異なり、投球時の特定の動作で痛みが誘発され、放置すると重篤な障害に進行する特徴があります。

野球肘は完治しますか？

適切な治療により多くの場合改善可能ですが、完治には根本原因の解決が必要です。投球フォームの改善、身体機能の向上、適切な投球管理により再発を防ぐことができれば、競技復帰と長期的な健康維持が期待できます。

野球肘の痛みはどのくらい続きますか？

症状の程度により異なりますが、軽度なら数週間から数ヶ月、重度の場合は半年以上かかることもあります。適切な治療を受けることで回復期間を短縮でき、早期の機能回復が期待できます。放置すると慢性化のリスクがあります。

野球肘になったら野球をやめなければいけませんか？

必ずしも野球をやめる必要はありません。適切な治療と根本原因の改善により、多くの選手が競技復帰を果たしています。ただし、一時的な投球中止と段階的な復帰プログラムが重要で、専門家の指導のもとで進めることが大切です。

野球肘の予防方法はありますか？

投球数の制限、適切な投球フォームの習得、全身の柔軟性と筋力の向上、十分な休養が重要です。また、定期的なメディカルチェックにより早期発見・早期対処することで、重篤な障害への進行を防ぐことができます。

野球肘で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の自然治癒力を高める施術は野球肘の症状と非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

野球肘は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。お一人で悩まれずにお気軽にご連絡ください。