【デスクワーカー必見】姿勢も関係する？顎関節症の意外な原因とは

こんにちは、北千住西口整体院の下園です。最近、口を開けるときに音がしたり、朝起きたときに顎が痛いと感じたりしていませんか？実はこのような症状で悩まれている方は驚くほど多く、当院にも顎関節症でお困りの患者さんが数多く来院されています。

顎の痛みや違和感は日常生活に大きな影響を与えるものです。食事のたびに痛みを感じたり、会話中に顎が疲れたりすると、本当にストレスが溜まりますよね。でも安心してください。多くの場合、その背景にある理由をしっかり理解することで、改善への道筋が見えてくるんです。

顎の痛みを引き起こす複数の要因

開院以来、当院には顎の痛みでお困りの方が本当に多く来院されています。これまでの検査結果や施術経験から確信を持って言えることがあります。それは、顎の痛みは単一の理由ではなく複数の要因が複雑に絡み合って起きているということなんです。

実際に厚生労働省の調査によると、顎に何らかの症状がみられる方は約1900万人と推定されており、まさに国民病の一つと言えます。ある大学病院の統計では女性が約7割を占め、特に20代から30代の方に多いという報告もあります。もしかしたらあなたも思い当たる節があるのではないでしょうか。

生活習慣による負担の蓄積

顎の痛みを引き起こす理由として、まず挙げられるのが日常的な生活習慣です。無意識のうちに上下の歯を接触させ続けるTCH（歯列接触癖）は、顎の関節に持続的な負担をかけます。デスクワーク中に集中すると歯を食いしばっていることはありませんか。また頬杖をつく癖やうつぶせで本を読む習慣も、顎の位置を徐々にずらしていく要因となります。

こうした何気ない習慣が積み重なることで、顎の関節や周辺の筋肉に少しずつダメージが蓄積していきます。一日や二日では気づかないような小さな負担でも、何か月も何年も続けば大きな問題へと発展してしまうんですね。

ストレスと食いしばりの関係

現代社会において切り離せないのがストレスの問題です。仕事の人間関係や育児の疲れ、将来への不安など、私たちは日々さまざまなストレスにさらされています。このストレスが顎の痛みと深く関わっていることを知っていましたか。

精神的なストレスを感じると、私たちの身体は無意識に緊張状態になります。その結果、気づかないうちに歯を強く噛みしめたり食いしばったりしてしまうのです。特に睡眠中の歯ぎしりは自分では気づきにくく、朝起きたときの顎の疲労感や痛みとなって現れます。

姿勢の歪みから生じる影響

意外に思われるかもしれませんが、姿勢の問題も顎の痛みに大きく関係しています。長時間のデスクワークやスマートフォンの使用で猫背やストレートネックになると、頭部が前方に突き出た状態になります。この姿勢では首や肩の筋肉に過度な負担がかかり、その緊張が顎の周辺にも波及していくのです。

人間の頭部は約5キロもの重さがあります。正しい姿勢であれば身体全体でバランスよく支えられますが、姿勢が崩れると首や顎の筋肉に余計な負荷がかかり続けることになります。身体は全身でつながっていますから、一箇所の歪みが他の部位にも影響を及ぼすわけですね。

睡眠時の問題と顎への負担

睡眠中の状態も見逃せない要因の一つです。夜間の歯ぎしりはもちろんですが、うつぶせ寝の習慣がある方は要注意です。うつぶせで寝ると顎の関節が片側に圧迫され続け、不自然な力がかかります。また枕の高さが合っていない場合も、首や顎に余計な負担をかける理由となります。

睡眠時間が不足していると、身体の回復機能が十分に働かず、日中に蓄積した顎の疲労が翌日まで持ち越されてしまいます。質の良い睡眠は顎の健康にとっても欠かせない要素なんです。

噛み合わせと咀嚼の偏り

食事の際に片側だけで噛む癖がある方も注意が必要です。左右どちらか一方の歯ばかりを使って食べ物を噛んでいると、顎の関節や筋肉の使い方が左右で不均等になります。この不均等な負担が長期間続くと、関節のバランスが崩れて痛みや違和感につながっていきます。

また硬い食べ物を頻繁に食べる習慣も、顎の関節に過度な負荷をかける理由となります。特に既に痛みがある状態で無理に硬いものを噛もうとすると、症状を悪化させてしまう可能性があるので気をつけましょう。

複数の理由が重なり合って症状が現れる

ここまで読んでいただいて気づかれたかもしれませんが、顎の痛みを引き起こす理由は一つではありません。悪い姿勢、生活習慣の問題、強いストレスなど、複数の要因が重なり合うことで症状が現れるのです。だからこそ一人ひとりの状況をしっかり把握することが何より大切になります。

例えばデスクワークをされている方なら、長時間の座り姿勢による首肩の緊張、パソコン作業中の無意識な食いしばり、仕事のストレスによる夜間の歯ぎしりなど、複数の問題が同時に存在しているケースがほとんどです。育児中の方であれば、睡眠不足による身体の回復力低下、授乳時の不自然な姿勢、育児ストレスによる緊張などが重なっているかもしれません。

自律神経の乱れと顎の痛みの関係

もう一つ重要なポイントがあります。それは自律神経との関わりです。上で述べたような悪い姿勢や生活習慣、強いストレスなどが続くと、私たちの自律神経のバランスが乱れてきます。自律神経が乱れると身体は常に緊張状態になり、筋肉の緊張も抜けにくくなるのです。

この状態が続くと食いしばりが日常的になり、顎の関節に負担をかけ続けた結果として顎の痛みが現れます。つまり顎だけの問題ではなく、全身の状態が影響しているということなんですね。だからこそ当院では顎だけでなく全身のバランスを整えることを大切にしています。

放置すると症状が進行するリスク

顎の痛みを「そのうち治るだろう」と放置してしまうのは危険です。初期段階では関節の音や軽い痛みだけだったものが、悪化すると食事や会話に支障が出たり、耳の痛みや耳鳴りなど重い症状へと発展する可能性があります。

末期症状になると慢性的な激痛が顎全体、さらには顔全体にも広がり、痛みで夜眠れなくなったり口の開閉が困難になったりと、日常生活に大きく支障をきたす恐れがあるのです。だからこそ早めの対処が本当に大切になってきます。

当院が大切にしている検査と施術

ここまでお読みいただいて、顎の痛みには本当にさまざまな理由があることをご理解いただけたと思います。だからこそ当院では、まずあなたの顎の痛みの理由を検査を通じて明らかにすることを何より大切にしています。理由が特定できなければ、一時的に良くなったとしても繰り返すこととなり、根本からの改善にはならないからです。

丁寧なカウンセリングと4種類の検査結果を基に、全身の歪みを整え、滞っていた血液や神経の流れを正常に戻して自然治癒力を高める施術を行います。そして痛みがなくなった後も再発しないよう、顎の痛みの理由であった生活習慣の改善や今後のアドバイスもお伝えし、健康な状態を維持できるようサポートさせていただきます。

よくあるご質問

どのくらいで改善しますか

症状の程度や理由によって異なりますが、一般的には数か月から半年程度で多くの方が改善されています。当院では初回の検査で状態を詳しく分析し、個人に合わせた治療計画を立てます。早期の改善を目指しながらも、無理のないペースで施術を進めていきますのでご安心ください。

マウスピース以外の方法はありますか

はい、あります。当院では骨格や筋肉のバランスを整える独自の整体法を用いています。特に顎の痛みは首や肩の緊張とも関連しているため、全身のバランスを整えることで効果的に改善できます。必要に応じて自宅でできるセルフケア法もお伝えしていますよ。

自然に治ることはありますか

軽度の症状であれば自然に治ることもありますが、繰り返し起こる顎の痛みの場合は、軽度であっても適切な対処をしないと悪化させるリスクがあります。気になる症状があれば早めにご相談いただくことをおすすめします。

日常生活で気をつけたいこと

顎の痛みを改善していくためには、日常生活での注意点も知っておく必要があります。避けるべき習慣としては以下のようなものがあります。

これらの習慣を見直すだけでも、顎への負担を大きく軽減できます。ただし長年の習慣を一度に全て変えるのは難しいですから、できることから少しずつ取り組んでいきましょう。

改善された患者さんの変化

当院で施術を受けられた患者さんからは、痛みを気にすることなく好きなものを食べられるようになった、夜間痛もなくなり朝スッキリ起きられるようになった、長時間の会話でも顎が疲れなくなり楽しめるようになった、といった嬉しいお声を多数いただいています。

また顎の痛みだけでなく、頭痛や耳鳴りなどの関連症状も軽減されて全体的に調子が良くなったという方も少なくありません。顎に対しての不安や心配がなくなり、ストレスから解放されたと感じていただけることが、私たちにとって何よりの喜びです。

最後に伝えたいこと

顎の痛みの理由は人それぞれ異なります。だからこそ、あなたの身体の状態をしっかり検査して、その理由を特定することが改善への第一歩になるのです。マウスピースや薬物療法で効果が得られなかった方も、諦めないでください。

当院の自然治癒力を高める施術は顎の症状と非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。顎の痛みは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩まれずに、どうぞお気軽にご相談ください。あなたが快適な毎日を取り戻せるよう、私たちが全力でサポートいたします。