なぜ食いしばりで顎関節症に？マウスピースで治らない理由

こんにちは。北千住西口整体院の下園です。最近、朝起きた時に顎がだるかったり、仕事に集中している時に無意識に歯を噛みしめていることはありませんか？そんな症状が続いているなら、もしかすると食いしばりによる顎関節症かもしれません。

実は当院にも、マウスピース治療を試したけれど改善されなかった、歯科では原因がわからないと言われた、といった相談が増えています。顎の痛みやカクカク音は放置すると日常生活に大きな支障をきたすこともあるので、早めの対処が大切です。

今回は食いしばりと顎関節症の関係、そして整体でどのように改善できるのかについて詳しくお話ししていきますね。

食いしばりが引き起こす顎関節症とは

顎関節症は日本国内で約1900万人が何らかの症状を抱えていると言われており、特に20代から40代の女性に多く見られる症状です。仕事でのストレスや緊張で無意識に歯を食いしばる習慣が続くと、顎の関節や周辺の筋肉に過度な負担がかかり続けることになります。そして気づいた時には口を開けると痛い、朝起きると顎が疲れているといった症状が出てくるのです。

食いしばりは日中だけでなく睡眠中にも起こります。

朝起きた時に顎がだるい、こめかみが張っている感じがするという方は、夜間の歯ぎしりや食いしばりが原因かもしれません。このような習慣が長期間続くと、顎関節の軟骨がすり減ったり関節円板がずれたりして、カクカクという音や痛みとして症状が現れてきます。

厚生労働省のデータによると、一生のうちに50%以上の人が顎関節症を経験すると考えられており、まさに国民病の一つと言えるでしょう。初期段階では軽い違和感や音だけですが、悪化すると食事や会話にも支障が出たり、耳鳴りや頭痛などの症状にまで発展することもあります。

デスクワーク中の食いしばりに要注意

パソコン作業や書類仕事など、集中している時ほど無意識に歯を噛みしめてしまう方が非常に多いです。デスクワークでは前かがみの姿勢になりやすく、この姿勢が続くと首や肩の筋肉が緊張し、その影響が顎周辺にまで及びます。

特に会社員の方からは「気づくと歯を食いしばっていた」「夕方になると顎が疲れている」といった相談をよく受けます。座り仕事では身体全体の血流も滞りやすく、筋肉の緊張が慢性化しやすい環境にあるため、食いしばりの症状も出やすくなるのです。

ストレスと食いしばりの深い関係

精神的なストレスは食いしばりの大きな原因の一つです。仕事のプレッシャーや人間関係の悩み、育児のストレスなどを抱えていると、身体は常に緊張状態となり自律神経のバランスが崩れます。その結果、睡眠中にも身体の力が抜けきらず、無意識のうちに強く歯を噛みしめてしまうのです。

管理職の男性や育児中の女性など、日常的に強いストレスにさらされている方ほど、顎関節症のリスクが高まります。ストレスによる食いしばりは自覚しにくいため、家族に歯ぎしりを指摘されて初めて気づくケースも少なくありません。

顎関節症の症状をチェックしてみましょう

ご自身の症状が顎関節症に該当するかどうか、以下のような症状に当てはまるか確認してみてください。朝起きた時に顎が痛い、口を開け閉めする時にカクカクやポキポキという音がする、硬いものを噛むと顎に痛みが走る、長時間の会話で顎が疲れやすいといった症状があれば要注意です。

また食事の際に片側だけで噛む癖がある方や、頬杖をつく習慣がある方も顎関節症のリスクが高まります。こうした生活習慣が顎の左右のバランスを崩し、関節に不均等な負担をかけ続けることになるのです。

さらに進行すると、頭痛や肩こり、耳鳴り、めまいといった症状も併発することがあります。これらは顎関節が耳や脳神経に近い位置にあるため、顎周辺の筋肉の緊張が他の部位にも影響を及ぼすからです。顎だけでなく身体全体の不調を感じている場合は、より早めの対処が必要になります。

マウスピース治療で改善しなかった方へ

歯科医院でマウスピースを作ってもらったけれど効果を感じられなかった、という声をよく聞きます。マウスピースは歯や顎への負担を軽減する装置として有効ですが、あくまで対症療法であり根本的な原因を解決するものではありません。

食いしばりや顎関節症の根本原因は顎だけにあるのではなく、姿勢の歪みや筋肉のバランス、自律神経の乱れなど全身の問題が絡み合っているケースがほとんどです。さらに合わないマウスピースを長期間使用すると、かえって顎の位置がずれてしまい症状を悪化させることもあります。

当院には歯科でマウスピース治療を受けたものの改善せず、整体で劇的に良くなったという方が数多く来院されています。顎だけでなく首や肩、背骨全体のバランスを整えることで、食いしばりの根本原因にアプローチできるのです。

整体で顎関節症を改善する理由

整体による顎関節症の改善は、顎だけでなく身体全体のバランスを整えることが最大の特徴です。当院では丁寧なカウンセリングと4種類の検査を通じて、あなたの顎関節症の本当の原因を明らかにしていきます。姿勢分析ソフトで身体の歪みを数値化し、筋力検査や整形外科的テストで筋肉や関節の状態を詳しく調べます。

多くの場合、食いしばりによる顎関節症の背景には、猫背やストレートネックといった姿勢の問題があります。前かがみの姿勢が続くと首の筋肉が緊張し、その影響が顎の筋肉にまで及んで食いしばりを引き起こすのです。また自律神経のバランスが崩れていると、睡眠中も身体の緊張が解けず、夜間の歯ぎしりや食いしばりが悪化します。

当院の独自の整体法は、筋肉と関節の両面からアプローチして全身の歪みを整え、血液や神経の流れを正常に戻すことで自然治癒力を高めます。顎周辺の筋肉を緩めるだけでなく、首や肩、背骨のバランスも同時に調整するため、根本からの改善が期待できるのです。

実際の改善事例をご紹介します

当院に来院された30代の女性会社員の方は、1ヶ月前から左の顎に痛みを感じるようになり、特にあくびをする時や食事の際に強い痛みがありました。歯科医院に通っても原因不明と言われ、マウスピース治療も効果がなかったそうです。

初回の検査で姿勢の歪みと首や肩の筋肉の緊張が非常に強いことがわかり、顎の筋肉も著しく硬くなっていました。集中的な施術を続けた結果、痛みは徐々に軽減し、今では痛みを気にせず食事ができるようになったと喜びの声をいただいています。

また40代の男性ビジネスパーソンの方は、仕事のストレスによる夜間の歯ぎしりと朝の顎の痛みに悩まされていました。睡眠の質も悪く、朝起きると顎が疲れている状態が続いていたそうです。施術を通じて自律神経のバランスを整え、姿勢改善とストレスケアのアドバイスを行った結果、歯ぎしりが減り顎の痛みもなくなりました。

薬に頼らない身体づくりを目指しませんか

痛み止めや精神安定剤を使用している方もいらっしゃいますが、薬はあくまで一時的な対処にすぎず、副作用のリスクもあります。特に眠気が強くなる薬は仕事や運転にも影響するため、できれば避けたいという方も多いでしょう。

整体による施術は薬を使わずに身体の自然治癒力を高める方法です。痛みを抑えるのではなく、痛みの原因そのものを取り除くことで、薬に頼らない健康な身体を目指せます。手術を避けたい方や、病院やマッサージで効果が得られなかった方も諦めずにご相談ください。

日常生活でできる食いしばり対策

整体での施術と合わせて、日常生活での習慣改善も重要です。まずは食いしばりを自覚することから始めましょう。デスクワークの合間に意識的に顎の力を抜く、「上下の歯を離す」という習慣をつけるだけでも効果があります。本来、安静時には上下の歯は接触していないのが正常な状態です。

硬い食べ物を頻繁に食べることや大きく口を開ける動作、頬杖をつく癖、うつぶせ寝なども避けるべきです。片側だけで噛む癖がある方は、意識して両側で均等に噛むようにしましょう。また長時間のスマホ使用は首や肩の緊張を招くため、適度に休憩を取ることも大切です。

ストレス管理も食いしばり予防には欠かせません。適度な運動や趣味の時間を持つこと、睡眠時間を確保することなど、生活全体を見直すことで自律神経のバランスが整い、無意識の食いしばりも軽減されていきます。

当院の施術の流れ

初回はまず丁寧なカウンセリングで、いつから症状が出始めたのか、どのような時に痛みを感じるか、生活習慣や仕事の状況などを詳しくお伺いします。その後、姿勢分析ソフトで身体の歪みを数値化し、筋力検査や整形外科検査で顎だけでなく首や肩、背骨全体の状態を調べます。

検査結果を基に、あなた専用の治療計画を作成します。どのくらいの頻度で通院すべきか、どのくらいの期間で改善が見込めるかを明確にお伝えするので安心です。施術は身体に優しいソフトな手技で、小さなお子さまからご高齢の方まで安心して受けていただけます。

経験豊富な施術者が専属で最後まで担当するため、毎回あなたの身体の変化を見逃すことなく、最適な施術を提供できます。男女の施術者が在籍しているため、同性に相談したいという方のご希望にも対応可能です。

顎の痛みで人生を制限しないために

顎関節症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も短くなります。「このくらいの痛みなら我慢できる」と放置してしまうと、症状が悪化して食事や会話にまで支障が出る可能性があります。痛みを気にせず好きなものを食べたい、顎の不安から解放されたいと思っているなら、今が行動するタイミングです。

当院の自然治癒力を高める施術は顎関節症の症状と非常に相性がよく、劇的に改善するケースも多く見られます。これまで多くの方が「もっと早く来れば良かった」とおっしゃっていますし、痛みがなくなった後の笑顔を見るたびに、この仕事をしていて良かったと心から思います。

検査を通じて症状の原因が明確になれば、不安もなくなりますし、再発を防ぐための具体的な方法もわかります。痛みを繰り返さない身体づくりをサポートするのが私たちの役割です。顎の痛みや食いしばりで悩んでいる方は、一人で抱え込まずにいつでも気軽にご相談くださいね。あなたが制限なく人生を楽しめるよう、全力でサポートさせていただきます。