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顎関節症と吐き気の関係性|原因は自律神経の乱れ?

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最近、顎の痛みや違和感に加えて吐き気まで感じるようになって、「これって本当に関係あるの?」と不安になっていませんか。実は当院にも、顎関節症の症状に加えて吐き気やめまいといった症状でお困りの方が多く来院されています。

顎の不調だけでも辛いのに、さらに吐き気が加わると日常生活にも大きな支障が出てしまいますよね。食事も楽しめなくなりますし、仕事中に急に気分が悪くなることもあって本当に辛いと思います。今日はそんなあなたのために、顎関節症と吐き気の関係性やその原因、そして具体的な対処法についてお話ししていきますね。

院長:下園

顎の症状と吐き気が同時に出ると不安になる気持ち、とてもよく分かります

目次

顎関節症と吐き気の関係性とは

顎関節症によって吐き気が引き起こされることは実際にあります。一見すると顎と胃腸は関係ないように思えますが、実は身体の中では密接につながっているんですね。当院にも「歯科でマウスピースをもらったけど、吐き気は治まらない」とおっしゃる方が少なくありません。

それもそのはずで、吐き気の原因は顎の関節そのものではなく、顎関節症によって引き起こされる身体全体のバランスの乱れにあるからです。

顎関節症の症状が長く続くと、顎周辺の筋肉が常に緊張した状態になります。この緊張が首や肩にも広がり、自律神経のバランスが崩れていきます。自律神経は消化器系をコントロールしている神経でもあるため、このバランスが乱れることで吐き気やめまい、食欲不振といった症状が現れるのです。

特に女性の場合、ホルモンバランスの影響も受けやすいため、顎関節症と吐き気が同時に悪化するケースが多く見られます。デスクワークで長時間同じ姿勢を続けている方や、ストレスを感じやすい環境にいる方は、より症状が強く出る傾向にあります。

顎関節症で吐き気が起こる4つの主な原因

顎関節症から吐き気が生じる仕組みは、いくつかの経路があります。それぞれの原因を理解することで、自分の症状がどこから来ているのかが分かりやすくなりますよ。

自律神経の乱れによるもの

顎関節症で最も多い吐き気の原因が自律神経の乱れです。顎の筋肉が緊張すると、その緊張は首や肩の筋肉にも伝わっていきます。首には自律神経が通っているため、この部分の筋肉が硬くなると自律神経の働きが阻害されてしまうんですね。自律神経が乱れると消化器系の働きが低下し、吐き気や胃の不快感を引き起こします。

特に食いしばりや歯ぎしりの癖がある方は、寝ている間も顎周辺の筋肉が休まることなく緊張し続けるため、朝起きた時から吐き気を感じることもあります。ストレスが強い時期に症状が悪化するのも、自律神経の乱れが関係しているためです。

内耳への影響によるめまいと吐き気

顎関節は耳のすぐ近くに位置しています。そのため顎関節に問題があると、内耳にも影響を及ぼすことがあるんです。内耳は平衡感覚を司る器官ですから、ここに影響が出るとめまいが生じ、それに伴って吐き気を感じることになります。

口を大きく開けた時や硬いものを噛んだ時にめまいや吐き気が強くなる場合は、この内耳への影響が考えられます。耳鳴りや耳の詰まった感じも同時に出ている方は、顎関節の位置のずれが内耳に影響を与えている可能性が高いですね。

筋肉の緊張による血流障害

顎関節症では咀嚼筋という噛むための筋肉が過度に緊張します。この筋肉の緊張が続くと、頭部への血流が悪くなり、脳への酸素供給が不十分になることがあります。脳への血流不足は吐き気や頭痛を引き起こす大きな原因となります。

肩こりや首こりがひどい方、頭が重く感じる方は、この血流障害が吐き気の原因になっている可能性があります。顎の痛みだけでなく、頭全体が重だるい感覚があるなら、筋肉の緊張による血流の問題を疑ってみてください。

心理的ストレスと痛みの悪循環

長く続く顎の痛みや不快感は、それ自体が大きなストレスとなります。「この痛みはいつまで続くんだろう」「もっと悪化したらどうしよう」といった不安が募ると、心理的なストレスが身体症状として現れることがあります。ストレスは胃腸の働きを直接抑制するため、吐き気や食欲不振につながっていくんですね。

特にマウスピース治療などを試しても改善が見られず、症状が慢性化している方は、痛みへの恐怖心や不安感が吐き気を悪化させている場合があります。心と身体は密接につながっているため、精神的な部分のケアも大切になってきます。

病院での治療と整体での改善の違い

顎関節症で吐き気がある場合、まずは歯科や口腔外科を受診される方が多いと思います。そこでマウスピースを作ってもらったり、痛み止めを処方されたりするのが一般的な流れですよね。これらの治療法にも一定の効果はありますが、吐き気まで改善するかというと、なかなか難しいのが現実です。

マウスピース治療の限界

マウスピースは歯や顎関節への負担を軽減するための装置として有効です。しかし、既に起きている筋肉の緊張や自律神経の乱れ、血流の問題までは解決できません。むしろ合わないマウスピースを使い続けることで、顎の位置がさらにずれてしまい、症状が悪化するケースもあります。

当院に来られる方の中にも「マウスピースを半年使っているけど、吐き気は全然良くならない」とおっしゃる方が多くいらっしゃいます。それは顎の関節だけを見ていて、身体全体のバランスや筋肉の状態、自律神経の働きまで考慮されていないからなんですね。

薬物療法の一時性

吐き気に対しては制吐剤、痛みに対しては鎮痛剤といった対症療法も行われます。確かにその場の辛さは軽減されますが、根本的な原因が解決されていないため、薬が切れればまた症状が戻ってきます。長期的に薬を使い続けることへの不安を感じている方も少なくないでしょう。

また精神安定剤や抗うつ剤が処方されることもありますが、眠気などの副作用が日常生活に影響を与えることもあります。仕事や家事、育児をしながらの生活を考えると、できれば薬に頼らない方法で改善したいですよね。

整体での全身アプローチの重要性

当院では顎関節症と吐き気の両方にお困りの方に対して、顎だけでなく全身のバランスを整えることを重視しています。具体的には丁寧なカウンセリングと4種類の検査で、あなたの顎関節症の根本原因を特定します。多くの場合、姿勢の歪みや首肩の筋肉の緊張、自律神経のバランスの乱れが複合的に絡み合っているんです。

検査で原因が分かれば、それに対して適切な施術を行います。顎周辺の筋肉だけでなく、首や肩、背中の筋肉も緩め、全身の血流を改善していきます。自律神経のバランスも整えることで、吐き気やめまいといった症状も同時に改善していくことが可能になります。

自宅でできる吐き気を和らげる対処法

整体院での施術と並行して、ご自宅でもできる対処法を実践することで、より早く症状の改善が期待できます。日常生活の中でちょっとした工夫をするだけでも、顎の負担を減らし、吐き気を軽減することができますよ。

顎に負担をかけない食事の工夫

硬い食べ物は顎関節に大きな負担をかけます。症状が強い時期は、できるだけ柔らかく調理したものを選ぶようにしましょう。また片側だけで噛む癖がある方は、意識して両側で均等に噛むように心がけてください。食事中に吐き気を感じやすい方は、一度に大量に食べるのではなく、少量を何回かに分けて食べる方法も効果的です。

首や肩のストレッチ習慣

首や肩の筋肉が硬くなると、顎関節症の症状も吐き気も悪化します。デスクワークの合間に首をゆっくり回したり、肩を上下に動かしたりするだけでも、筋肉の緊張をほぐすことができます。特にお風呂上がりなど身体が温まっている時にストレッチをすると、より効果的ですね。

生活習慣の見直しポイント

  • うつぶせ寝や頬杖をつく癖をやめる
  • 長時間のスマートフォン使用を控え、正しい姿勢を意識する
  • 寝る前のリラックスタイムを作り、食いしばりを防ぐ
  • ストレスを感じたら深呼吸をして自律神経を整える
  • 規則正しい睡眠リズムを心がける

これらの生活習慣の改善は、すぐに効果が出るものではありませんが、続けることで確実に身体の状態は良くなっていきます。特に睡眠の質を上げることは、自律神経のバランスを整える上でとても重要です。

こんな症状があったら早めに相談を

顎関節症と吐き気の症状が以下のような状態になっている場合は、できるだけ早く専門家に相談することをおすすめします。症状が進行すればするほど、改善までに時間がかかってしまうからです。

  • 吐き気が頻繁に起こり、食事がまともに取れない
  • めまいがひどく、日常生活に支障が出ている
  • 頭痛や耳鳴りなど複数の症状が同時に出ている
  • 夜眠れないほどの痛みや不快感がある
  • マウスピースや薬を使っても改善が見られない
  • 症状が3ヶ月以上続いている

これらの症状に当てはまる方は、顎関節症がかなり進行している可能性があります。早期に適切な対処をすることで、改善までの期間を大幅に短縮できますので、一人で我慢せずにご相談くださいね。

当院での顎関節症と吐き気の改善事例

30代の女性会社員の方が、1ヶ月前から顎の痛みと吐き気で悩まれて来院されました。歯科でマウスピースを作ったものの症状は改善せず、朝起きた時から吐き気があって朝食も食べられない状態でした。検査をしたところ、ストレートネックと肩こりがひどく、顎周辺の筋肉が非常に緊張していることが分かりました。

施術では顎だけでなく首や肩、背中の筋肉を丁寧に緩め、姿勢の改善も行いました。3回目の施術後には朝の吐き気がなくなり、6回目には顎の痛みもほとんど気にならなくなったとおっしゃっていました。現在は月に1回メンテナンスで通われていますが、症状の再発はありません。

このように顎関節症と吐き気は、全身のバランスを整えることで同時に改善できるケースがとても多いんです。当院の自然治癒力を高める施術は、複数の症状を抱えている方と非常に相性が良いですね。

顎関節症と吐き気でお困りなら当院へ

顎関節症による吐き気は、顎の関節だけの問題ではなく、身体全体のバランスの乱れや自律神経の問題が複雑に絡み合っています。だからこそマウスピースだけでは改善しにくいですし、薬で一時的に症状を抑えても根本的な解決にはなりません。

当院では開院以来、数多くの顎関節症の方を診てきました。その経験から言えることは、一人ひとり原因が違うということです。だからこそ丁寧な検査が何より大切になります。あなたの顎関節症と吐き気の原因をしっかりと特定し、それに対して適切な施術を行うことで、症状は必ず改善していきます。

「もうこの症状とずっと付き合っていくしかないのかな」と諦めかけている方も、どうか一度ご相談ください。顎の痛みや吐き気に悩まされる毎日から抜け出して、好きなものを美味しく食べられる、そんな当たり前の日常を取り戻しましょう。あなたのその一歩を、私たちが全力でサポートします。一人で抱え込まず、いつでもお気軽にご連絡くださいね。

北千住にある当院までお越しになることが難しい方へ

遠方にお住まいの方に向けた案内のぺーじを作りました。当院まで来られない場合はこちらをご覧ください。少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。


院長:下園

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