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放置は危険!顎関節症の症状・特徴を専門家が解説

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最近、口を開け閉めする時に妙な音がしたり、朝起きた時に顎が痛いと感じていませんか?

デスクワークやスマートフォンを長時間使う生活が当たり前になった今、顎関節症に悩む方は実はとても多く、厚生労働省の調査では約1900万人もの方が何らかの症状を抱えていると推定されています。「これくらいなら大丈夫」と放置してしまうと、日常生活に支障をきたすほど悪化する可能性もあるんです。

院長:下園

顎の違和感を放置すると、食事や会話が辛くなることもあります。早めに自分の症状を知ることが大切です

目次

顎関節症の三大症状とは

顎関節症には代表的な三つの症状があり、これらが単独または複数同時に現れます。

あなたの顎の違和感がこの三大症状に当てはまるかどうか、まずはチェックしてみましょう。日本顎関節学会でも、これらの症状が顎関節症を見分ける重要なポイントとされています。

顎やその周辺に感じる痛み

食事中に物を噛んだ時、あくびをした時、口を大きく開けた時などに顎の関節部分やこめかみ、頬に痛みを感じます。朝起きた時に顎が重だるく感じるのも痛みの一種です。この痛みは炎症や筋肉の過緊張が原因で起こることが多く、硬いものを食べる時や長時間会話をした後に特に強くなる傾向があります。

日によって痛みの程度が変わることも特徴の一つで、ストレスが溜まっている時期に悪化しやすいと言われています。

口が大きく開かない開口障害

正常な状態では、縦に指が3本入るくらい(約40mm以上)口を開けることができます。しかし顎関節症になると、指が2本も入らないほど開口が制限されてしまいます。食事の際に大きなものが食べづらかったり、歯科治療を受ける時に口を開け続けるのが辛くなったりします。

開口障害は日常生活に直接影響を与える症状なので、早めの対処が必要です。朝は比較的開けられても、夕方になると開きにくくなるという日内変動がある方もいらっしゃいます。

口を動かす時の関節雑音

口の開け閉めや食事中に「カクカク」「ポキポキ」「ガリガリ」といった音が顎の関節から聞こえます。この音だけで痛みや開口障害がない場合は、すぐに治療が必要というわけではありません。ただし音が大きくなってきた、頻繁に鳴るようになった、音と同時に違和感を感じるようになったという場合は注意が必要です。

関節の中にある関節円板という組織がずれることで音が発生していると考えられ、放置すると他の症状を引き起こす可能性があります。

見逃しがちな顎関節症の特徴的な症状

三大症状以外にも、顎関節症には特徴的な症状がいくつかあります。一見、顎とは関係なさそうな症状も実は顎関節症が原因になっていることがあるので注意が必要です。これらの症状が複数当てはまる場合、顎関節症の可能性が高まります。

顎の疲労感やだるさ

長時間会話をした後や食事の後に顎が疲れやすく、だるさを感じます。顎を動かす筋肉が常に緊張状態にあるため、通常よりも疲労しやすくなっているのです。特にデスクワークで集中している時、無意識に歯を食いしばっている方に多く見られる症状です。夕方になると顎が重く感じる、硬いものを食べると顎がすぐに疲れるといった特徴があります。

頭痛や首・肩のこり

顎の筋肉は頭や首の筋肉とつながっているため、顎関節症の影響で頭痛や肩こりが起こることがあります。特にこめかみから側頭部にかけての痛みは顎関節症に特徴的です。偏頭痛だと思っていたら実は顎関節症だったというケースも珍しくありません。

原因不明の頭痛が続く場合は、顎の状態も確認してみる価値があります。首や肩の緊張が強くなると姿勢も悪くなり、さらに顎への負担が増えるという悪循環に陥ることもあります。

耳の症状(耳鳴り・耳の痛み・耳閉感)

顎関節は耳のすぐ前にあるため、顎関節症の症状が耳に影響を及ぼすことがあります。耳鳴りがする、耳が詰まったような感じがする、耳の奥が痛いといった症状です。耳鼻科で検査をしても異常が見つからない場合、顎関節症が原因になっている可能性があります。顎を動かした時に耳の症状が変化するようであれば、顎関節症を疑う重要なサインです。

噛み合わせの違和感

以前と比べて噛み合わせが変わったように感じる、左右どちらかで噛みやすい、奥歯がしっかり噛めないといった違和感を覚えます。顎関節の位置がずれることで、歯の接触状態が変化するためです。この状態が続くと特定の歯に過度な負担がかかり、歯や歯茎のトラブルにつながることもあります。

症状の進行段階と重症度の見分け方

顎関節症は進行度によって症状の現れ方が異なります。自分の症状がどの段階にあるのかを知ることで、適切な対処法を選択できます。早期発見・早期対応が改善への近道です。

初期段階の症状

口を開け閉めする時にたまに音がする程度で、痛みはほとんどありません。顎の疲れやすさを時々感じる程度です。この段階であれば、生活習慣の改善やセルフケアで症状が軽減する可能性が高いです。ただし、音が徐々に大きくなる、頻度が増えるといった変化があれば要注意です。初期段階で適切に対処すれば、悪化を防げます。

中期段階の症状

痛みが日常的に出るようになり、食事や会話に支障が出始めます。硬いものを食べるのを避けるようになったり、大きく口を開けるのが怖くなったりします。開口障害も出始め、指が2本半程度しか入らなくなります。朝起きた時の顎の痛みや重だるさが毎日のように続きます。この段階では専門的な治療が必要になることが多く、放置すると慢性化するリスクが高まります。

重度の症状

激しい痛みが持続し、口をほとんど開けられなくなります。食事は柔らかいものしか食べられず、日常生活に大きな支障をきたします。頭痛や耳鳴りなどの関連症状も強く現れ、夜も痛みで眠れないこともあります。顎全体から顔全体に痛みが広がり、精神的にも大きなストレスとなります。この段階まで進行すると改善に時間がかかるため、早めの対処が本当に大切です。

こんな時は早めに相談を

次のような症状や状況に当てはまる場合は、顎関節症が進行している可能性があります。一人で悩まず、早めに専門家に相談することをおすすめします。

  • 痛みで食事が楽しめなくなった
  • 口が指2本分も開かなくなった
  • 顎の痛みが2週間以上続いている
  • 朝起きると必ず顎が痛い
  • 頭痛や耳鳴りも同時に起こっている
  • マウスピース治療を試したが改善しない
  • 仕事や日常生活に支障が出ている

当院での顎関節症へのアプローチ

当院では開院以来、顎関節症でお困りの多くの方を診てきました。検査と施術の経験から言えることは、顎関節症は複数の原因が複雑に絡み合って起きているということです。歯の食いしばり、悪い姿勢、ストレス、生活習慣など、一人ひとり原因が異なります。

だからこそ、丁寧なカウンセリングと4種類の検査で原因を特定し、全身のバランスを整える独自の整体法で自然治癒力を高めていきます。マウスピースで効果がなかった方、薬に頼りたくない方も諦めずにご相談ください。

顎の違和感を放置しないでください

顎関節症は「そのうち治るだろう」と放置してしまう方が多い症状です。しかし初期の段階で適切に対処すれば、短期間で改善する可能性が高いのも顎関節症の特徴です。私は施術者として、顎の症状で苦しむ多くの方を診てきました。

痛みがなくなって「好きなものを気にせず食べられるようになった」「朝スッキリ目覚められるようになった」という喜びの声をいただくたびに、この仕事をしていて本当に良かったと感じます。

あなたの顎の症状も、原因さえ分かれば必ず改善への道が開けます。一人で不安を抱えず、いつでも私たちにご相談ください。あなたが症状を気にせず人生を楽しめるよう、全力でサポートいたします。

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院長:下園

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