
院長:下園お気軽にご相談ください!

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こんにちは。北千住西口整体院の下園です。腰からお尻、太ももにかけてズキズキと痛む症状にお悩みではありませんか。坐骨神経痛の痛みやしびれがあると、仕事中も気になって集中できないし、夜もぐっすり眠れない日が続いてしまいますよね。
そんなとき「温めたら楽になるかもしれない」と思っても、温めていいのか冷やすべきなのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。実は坐骨神経痛に対して温めることは多くの場合効果的なのですが、タイミングや方法を間違えると逆効果になることもあるんです。
今日は坐骨神経痛を温めることで得られる効果や、具体的な温め方について詳しくお伝えしていきますね。自宅でできるセルフケアとしてぜひ参考にしてみてください。


長年の臨床経験から坐骨神経痛と温めることの関係について分かりやすく解説していきます


坐骨神経痛の対処法として温めるのがいいのか冷やすのがいいのか、これは多くの方が迷われるポイントです。結論から言うと、急性期には冷やし、慢性期には温めるというのが基本的な考え方になります。
急性期というのは、突然激しい痛みが出てから2〜3日以内の時期のことです。この時期は患部に炎症が起きていることが多く、ズキズキと脈打つような痛みや熱感があります。こういった症状があるときに温めてしまうと、炎症がひどくなって痛みが増してしまう可能性があるんです。ですから急性期には保冷剤をタオルで包んで15分程度冷やすことをおすすめします。
一方で慢性期、つまり発症から数週間以上経過している場合や、慢性的に鈍い痛みが続いている場合には、温めることが効果的です。当院に来院される方の多くはこの慢性期に該当していて、温めることで血行が促進され筋肉の緊張がほぐれて痛みが和らぐケースがとても多く見られます。


温めることによって体にはどのような変化が起こるのでしょうか。まず一つ目は血液循環の改善です。患部を温めると血管が広がって血流が良くなり、酸素や栄養素が患部に届きやすくなります。同時に老廃物も排出されやすくなるため、痛みの原因物質が滞りにくくなるんです。
二つ目は筋肉の緊張緩和です。坐骨神経は腰から足にかけて走っている太い神経ですが、その周辺の筋肉が硬くこわばっていると神経を圧迫してしまいます。温めることで筋肉が柔らかくなり、神経への圧迫が軽減されて痛みやしびれが楽になります。
三つ目はリラックス効果です。温かさを感じると副交感神経が優位になって、心身ともにリラックスした状態になります。慢性的な痛みはストレスにもつながりますから、温めることで心も体もほぐれていく感覚を得られるはずです。


それでは具体的にどのように温めればいいのか、自宅で簡単にできる方法を5つご紹介します。どれも特別な道具は必要なく、今日からでも始められるものばかりです。
最も手軽で効果的なのが入浴です。38〜40度くらいのぬるめのお湯に15〜20分ほどゆっくり浸かることで、全身の血行が良くなり筋肉の緊張もほぐれていきます。熱すぎるお湯は体に負担がかかるので避けてください。
湯船に浸かりながら、痛みのある部分を優しくマッサージするのも効果的です。強く押しすぎないように注意しながら、円を描くようにゆっくりと揉みほぐしてあげましょう。入浴後は体が冷えないうちに布団に入ることで温熱効果が持続します。
デスクワーク中や外出先でも使えるのが使い捨てカイロです。腰や臀部に貼るタイプのカイロを使うと、長時間温め続けることができます。ただし直接肌に貼ると低温やけどの危険があるので、必ず下着や衣類の上から貼るようにしてください。
また自宅では電子レンジで温めるタイプのホットパックも便利です。繰り返し使えて経済的ですし、心地よい温かさが15〜20分程度続きます。就寝前にベッドの上で使うとリラックス効果も高まります。
ドラッグストアで手に入る温湿布も選択肢の一つです。温感成分が含まれていて、貼るとじんわりと温かく感じられます。ただし温湿布は実際に患部を温めているわけではなく、温かく感じさせる成分が入っているだけなので、血行促進効果は入浴やカイロに比べると限定的です。
それでも手軽に使えますし、湿布特有の鎮痛成分も含まれているため、温めながら痛みを和らげたいという方には向いています。ただし肌が弱い方はかぶれることもあるので注意が必要です。
意外に思われるかもしれませんが、足首やふくらはぎを温めることも坐骨神経痛の改善につながります。足元が冷えると全身の血流が悪くなり、腰や臀部の筋肉も硬くなってしまうからです。
レッグウォーマーや厚手の靴下を履くだけでも効果があります。特に冷え性の方やデスクワークで足元が冷えやすい方は、日中から足元を温めておくことを意識してみてください。フットバスで足湯をするのも全身の血行改善に効果的です。
家庭用の温熱治療器も選択肢として挙げられます。遠赤外線やマイクロ波などで深部まで温めることができるタイプもあり、より効果的に患部を温められます。ただし使用方法を間違えると逆効果になることもあるので、取扱説明書をよく読んで正しく使うことが大切です。


温める場所も重要なポイントです。坐骨神経痛の症状が出ている部位はもちろんですが、それ以外にも温めるべき場所があります。
坐骨神経は腰椎から出て臀部を通り足へと走っています。ですから腰から臀部、特に仙骨の周辺を温めることが基本となります。カイロを貼る位置としては、ウエストラインより少し下、ちょうど骨盤の真ん中あたりが効果的です。
臀部の筋肉、特に梨状筋という筋肉が坐骨神経を圧迫していることも多いので、お尻の外側上部あたりも温めるポイントになります。ズボンのポケットがあるあたりと言えば分かりやすいでしょうか。
痛みやしびれが太ももの裏側に出ている場合は、その部分も温めてあげましょう。ただし太ももは面積が広いので、カイロよりも入浴で全体的に温める方が効率的です。座っているときに座面と接している部分が冷えやすいので、クッションなどで冷えを防ぐ工夫も有効です。
先ほども触れましたが、足元を温めることで全身の血流が改善されます。特に足首には太い血管が通っているので、ここを温めると効果的に体全体の血行を促進できます。冬場だけでなく、夏場の冷房で足元が冷える環境にいる方も、レッグウォーマーなどで足首を保温することをおすすめします。


温めることは効果的ですが、やり方を間違えると逆効果になったり、別のトラブルを引き起こしたりすることもあります。いくつか注意点をお伝えしますね。
何度もお伝えしていますが、急性期、つまり激しい痛みが出てから数日以内で炎症がある状態では温めないでください。患部に熱感があったり、触ると熱く感じたり、ズキズキと脈打つような痛みがある場合は炎症のサインです。この時期は冷やすことが正しい対処法になります。
温めることは良いことですが、やりすぎは禁物です。カイロを一日中貼りっぱなしにしたり、熱いお湯に長時間浸かったりすると、皮膚トラブルや脱水症状を起こす可能性があります。一回の温め時間は15〜20分程度を目安にして、間隔を空けながら行うようにしてください。
カイロやホットパックを使う際は、低温やけどに十分注意が必要です。40度程度の温度でも長時間同じ場所に当て続けると低温やけどを起こします。特に就寝中は無意識のうちに長時間当たり続けてしまう危険があるので、寝る前には必ず外すようにしてください。


ここまで温めることの効果についてお伝えしてきましたが、正直に言うと温めるだけでは根本的な改善にはなりません。なぜなら坐骨神経痛の原因は一つではなく、複数の要因が複雑に絡み合っているからです。
椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などの骨格の問題、梨状筋など筋肉の緊張や硬さ、姿勢の歪みによる神経圧迫、長時間同じ姿勢を続ける生活習慣など、原因は人それぞれ異なります。温めることで一時的に痛みは和らぐかもしれませんが、原因を取り除かない限り何度も繰り返してしまうんです。


当院では開院以来、数多くの坐骨神経痛でお悩みの方を診てきました。その経験から言えることは、まず丁寧な検査で本当の原因を特定することが何より大切だということです。姿勢分析ソフトや筋力検査、整形外科的テストなど4種類の検査を行い、あなたの坐骨神経痛がどこから来ているのかを明らかにします。
そして原因に合わせた施術を行うことで、全身の歪みを整え、血液や神経の流れを正常に戻していきます。施術により自然治癒力が高まると、体は本来持っている回復力を発揮し始めます。痛みがなくなった後も再発しないよう、生活習慣の改善アドバイスもしっかりとお伝えしています。
温めることは有効なセルフケアの一つですが、それだけに頼らず、専門家による適切な検査と施術を受けることで、より早く確実に改善へと向かえます。痛みを我慢し続けたり、一人で悩んだりせず、どうか早めにご相談いただきたいと思います。
坐骨神経痛は放っておくと歩行困難になったり、日常生活に大きな支障をきたしたりします。「そのうち治るだろう」と思っているうちに症状が悪化してしまうケースも少なくありません。早めに対処すればするほど、改善までの期間も短くなります。
当院には施術歴10年以上の経験豊富な施術者が専属で最後まであなたを担当します。男女の施術者が在籍しているので、同性に相談できるという点も安心していただけるポイントです。
温めることで一時的に楽になっても、根本から改善したいとお考えなら、ぜひ一度当院にご相談ください。一緒に痛みのない生活を取り戻していきましょう。


遠方にお住まいの方に向けた案内のぺーじを作りました。当院まで来られない場合はこちらをご覧ください。少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。

