
院長:下園お気軽にご相談ください!

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走るたびに膝が痛くなる。そんな悩みを抱えたまま、今日も練習を迷っていませんか?「少し休めば治るだろう」と思いながら、気づけば何週間も同じことを繰り返している——そういった方が、当院には本当に多く来院されます。
膝の痛みは、放っておくほど対処に時間がかかってしまうことがほとんどです。走ることを諦める前に、まずその痛みの正体を知ることからはじめてみましょう。


走ると膝が痛くなる方の多くは「休めば治る」と思っているのですが、原因を特定しないまま休んでも再発するケースがほとんどです
ランニングやジョギングをしているとき、あるいは部活動の練習中に膝に痛みを感じたことがある方は多いと思います。「疲れているだけかな」と軽く考えてしまいがちですが、じつはそこには身体からのはっきりしたサインが隠れています。
走る動作では、体重の約3〜5倍もの負荷が膝関節にかかると言われています。そのため、フォームや筋力のバランスが少しでも崩れると、特定の部位に過度な負担が集中し、痛みとして現れてくるのです。
膝の痛みをひとまとめに「使いすぎ」で片付けてしまうのは、じつは危険なことでもあります。なぜなら、同じ「走ると膝が痛い」という症状でも、その原因は人によってまったく異なるからです。原因が違えば、必要な対処も変わってきます。
走ることで生じる膝の痛みのなかで、特によく見られるのが腸脛靭帯炎、いわゆるランナー膝です。膝の外側に位置する腸脛靭帯という組織が、繰り返しの屈伸動作によって大腿骨と摩擦を起こし、炎症を引き起こします。
走り始めよりも、ある程度走ったあとに痛みが出てくることが多く、休むと治まるが走るとまた痛くなる、という繰り返しが特徴です。
ランニングフォームが乱れていたり、着地の衝撃を吸収する臀部や股関節まわりの筋力が不足していたりすると、腸脛靭帯への負担が高まりやすくなります。
中学生や高校生の部活動でよく見られるのが、オスグッド・シュラッター病です。膝のお皿の少し下あたりの骨(脛骨粗面)が、ジャンプや走る動作を繰り返すことで炎症を起こし、強い痛みと腫れが生じます。成長期は骨の発達に筋肉の成長が追いつかず、腱が骨を引っ張り続けることで起こる、成長期特有のスポーツ障害です。
「練習を休んだら迷惑をかける」「試合に出られなくなる」という焦りから無理をしてしまう選手も少なくありませんが、放置して悪化させてしまうと、完治までの期間がより長くなってしまいます。
急な方向転換や着地の衝撃によって半月板を傷めた場合、膝の内側または外側に鋭い痛みが生じます。また、膝蓋腱(膝のお皿の下の腱)が繰り返しの負荷で傷むジャンパー膝も、バスケットボールや陸上競技の選手によく見られる症状のひとつです。どちらも炎症が慢性化する前に適切な対処をすることが、早期回復のカギとなります。
走れないからといって、ただ安静にしているだけで根本的な問題が解決するわけではありません。原因を特定しないまま休んでも、再び走り出せば同じ状況が繰り返されます。これは当院に来院される多くの方が経験してきたことでもあります。
安静によって痛みが引いた、だからもう大丈夫と思って再開したら、また数キロ走ったところで同じ場所が痛くなってしまった——こういったケースは本当によくあるのです。痛みはあくまでも「身体のどこかに問題がある」というサインです。
そのサインを一時的に消すことと、問題そのものを解決することは、まったく別のことだと理解していただく必要があります。
膝に痛みが出ているからといって、問題が膝だけにあるとは限りません。たとえば、股関節の柔軟性が低下していることで膝に過剰な負担がかかっていたり、足首の動きの制限がランニングフォームに悪影響を与えていたりすることもあります。また体幹の筋力不足から重心が安定せず、着地のたびに膝に余計なストレスがかかっているケースも少なくありません。
膝の痛みの原因は、膝そのものだけでなく、身体全体のバランスや動き方の癖、日常生活の習慣にまで及んでいることが多いのです。だからこそ、膝だけを見ているような施術では、根本的な改善にはつながりにくいのです。
走ることをやめると、膝まわりや太ももの筋力は思った以上のスピードで低下していきます。筋力が落ちることで膝関節を支える力が弱まり、かえって痛みが再発しやすい状態をつくってしまうこともあります。また長期間の運動不足が続くと、体重増加にもつながり、膝への負担がさらに大きくなるという悪循環に陥るリスクもあります。
「休んでいれば治る」ではなく「原因を特定して、正しいケアをしながら早期に復帰する」という考え方が、長い目で見たときの最善策です。
痛みが出たときに自分でできることと、逆に悪化させてしまう可能性のある行動を、きちんと把握しておくことは大切です。とくに部活動の学生さんや、大会を控えているランナーの方は、焦って間違った対処をしてしまいがちなので、ぜひここで確認しておいてください。
走っている最中や直後に強い痛みが出た場合、まずはその日の運動をやめて安静にすることが基本です。熱感や腫れがある場合は、患部を冷やすアイシングが有効です。氷や保冷剤をタオルに包み、10〜15分程度を目安に冷やすと炎症を抑える効果が期待できます。サポーターでの固定も、一時的な安定感を保つうえで助けになります。
ただし、強く締めすぎると血流が悪くなる可能性もあるため、違和感があればすぐに外すようにしてください。
痛みが出ているにもかかわらず「少し走れば温まるかも」とそのまま走り続けるのは、炎症を悪化させる可能性があるため避けるべきです。また、炎症が起きているときの入浴や飲酒も血管を拡張させて炎症を助長させることがあります。痛みがあるときの深いストレッチも、患部への負担になるケースがあるため注意が必要です。
痛みが落ち着いてきたら、いきなり走ることを再開するのではなく、段階的に身体を慣らしていくことが大切です。まずはウォーキングから始め、膝まわりに違和感がなければ軽いジョギングへ、さらに状態を確認しながら徐々にペースを上げていくイメージです。
ただし、これらはあくまでも補助的なものであり、根本的な原因が解消されていなければ再発のリスクが残り続けます。
「あと何日休めば練習に戻れますか?」——これは当院でもとてもよく聞かれる質問です。正直なところ、一概には言えないのですが、目安として知っておくとよいことをお伝えします。
軽度のランナー膝であれば、適切なケアを続けることで2〜4週間程度で改善に向かうケースが多いです。ただし、これは炎症が初期の段階でしっかり対処できた場合の話です。痛みを我慢して走り続けた後や、すでに慢性化している場合は、数ヶ月単位の時間が必要になることもあります。
オスグッドや半月板損傷の場合は、重症度によって回復期間が大きく異なります。画像検査が必要なケースもありますので、強い痛みや腫れが長引く場合は、整形外科や専門の施術院での診断を受けることをお勧めします。
以下のような状態が確認できたら、段階的な復帰を検討してもよい時期かもしれません。
これらが揃っていない段階でのランニング再開は、症状をぶり返す原因になります。焦る気持ちはよく分かりますが、ここだけは慎重に判断してください。
当院には、走ることで膝を痛めた方が数多く来院されています。部活で膝を痛めた学生さんや、マラソン大会に向けて準備をしていたところ膝が悲鳴を上げてしまったランナーの方など、年齢も状況もさまざまです。
多くの方に共通しているのは、「どこに行けばいいか分からなかった」「病院では異常なしと言われたけど痛みは変わらない」「湿布を貼って様子を見ていたが、一向に改善しない」というご経験です。
当院では、はじめに丁寧なカウンセリングと4種類の検査を行います。姿勢分析ソフトによる身体の歪みの数値化をはじめ、筋力検査、整形外科的テスト、動きの検査を組み合わせることで、痛みの本当の原因を特定していきます。感覚だけに頼った施術ではなく、客観的なデータをもとに根拠を「見える化」することが、当院の大きな特徴です。
「膝が痛い=膝だけを施術する」という発想ではなく、身体全体のバランスを整えることで、走っても痛まない膝をつくっていくことが私たちのアプローチです。
痛みが取れた後も、再発しないための身体づくりのアドバイスや生活習慣の改善についてもお伝えしています。「また同じことを繰り返したくない」という方にこそ、ぜひ当院の施術を体験していただきたいと思っています。
膝が痛くなったとき、「もう走れないかもしれない」と悲観的になってしまう気持ちはよく分かります。私自身、会社員時代にぎっくり腰で身動きが取れなくなったとき、それまでの日常が急に奪われるような感覚を経験しました。だからこそ、痛みを抱えながら不安な日々を送っている方の気持ちに、心から寄り添えると思っています。
大切なのは、痛みの原因を正確に把握すること。それさえできれば、適切な対処と段階的な回復を経て、また好きなように走れる日は必ずやってきます。走ることをやめる前に、まずは一度、身体のことを丁寧に診てもらう機会をつくってみてください。
ひとりで抱え込まず、いつでもご相談ください。あなたが再び走り出せる日を、私たちも一緒に目指したいと思っています。


遠方にお住まいの方に向けた案内のぺーじを作りました。当院まで来られない場合はこちらをご覧ください。少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。

