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夜間痛で眠れない四十肩・五十肩、サポーターと寝方の工夫で変わる睡眠

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夜中に肩の痛みで目が覚めてしまう、そんな夜が続いていませんか。北千住西口整体院の下園です。就寝中も昼間の外出中も、常に肩のことが頭から離れない毎日は、本当に消耗しますよね。

「サポーターをつければ少し楽になるのかな」と思って調べてみると、種類が多くて何を選べばいいのか分からない、という声をよく院でも耳にします。肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)はサポーターの選び方ひとつで、日常の過ごしやすさが大きく変わってくる症状でもあります。

就寝中はつけたほうがいいのか、外出時にはどんなタイプを選べばいいのか。そして急性期と慢性期で使い方は変わるのか。今回はそんな疑問にひとつひとつお答えしていきます。

院長:下園

正しく使えると日々の痛みの管理がかなり楽になりますので、ぜひ最後まで読んでみてください

目次

サポーターは治すための道具ではなく、「助けるための道具」です

まず大前提として確認しておきたいのは、サポーターをつければ症状が治るわけではないということです。これはとても大切なことなので、最初にはっきりお伝えしておきます。サポーターの本来の役割は、日常生活の中で肩に余計な負担や衝撃が加わるのを防いだり、保温によって血行を促進して不快な症状を和らげたりすることにあります。

治すための道具ではなく、治るまでの過程を「助ける」ための補助道具と捉えていただくのが、サポーターとの正しい付き合い方です。

「サポーターを上手に活用しながら、適切なケアも並行して行う」という組み合わせが、一番賢いアプローチです。この考え方を頭に置いたうえで、具体的な使い方を見ていきましょう。

症状のステージによって、適したサポーターが変わってきます

肩関節周囲炎には、炎症が激しい「急性期」、関節が固まっていく「慢性期」、そして徐々に回復する「回復期」という大きく3つのステージがあります。今自分がどのステージにいるかを把握しておくことが、サポーター選びの第一歩です。

ここを理解しておくだけで、「何を買えばいいか分からない」という迷いがかなりすっきりしますよ。

急性期(発症からおよそ1〜2ヶ月)のサポーターの考え方

炎症が非常に強い急性期は、安静にしていても痛みがあり、特に夜間に強くなるのが特徴です。このステージでサポーターを使う目的はただひとつ、余計な動きで炎症がこれ以上広がらないよう、患部をそっと保護することにあります。

強く固定するタイプではなく、軽い保護感がある薄手のものがこの時期には向いています。肩を過度に固定してしまうと血行が悪くなるリスクがあるため、やさしく添えるようなイメージのものを選びましょう。

急性期に「保温タイプのサポーター」を選んでしまうのは、実はよくある間違いです。炎症が強い時期に患部を温めると、かえって痛みを悪化させてしまうことがあります。この点はぜひ覚えておいてください。

慢性期(発症から2〜3ヶ月以降)のサポーターの考え方

炎症が落ち着いてくると、今度は関節が固まって動かしにくくなる時期に入ります。フローズンショルダーとも呼ばれるこの状態では、血行を促進して筋肉や腱の柔軟性を保つことが大切になります。

この時期には、保温効果のあるネオプレン素材のサポーターが特に有効で、日中つけているだけで動きがずいぶん楽になるという方も多いです。ただし、この時期も「必要なときだけ使う」という原則は変わりません。

長時間のつけっぱなしは筋力の低下を招き、サポーターへの依存性が生まれる可能性があります。

以下に、ステージ別のサポーター選びをまとめておきます。

ステージ選ぶべきタイプ注意点
急性期薄手・軽保護タイプ保温タイプは避ける
慢性期保温タイプ(ネオプレン素材など)長時間のつけっぱなしはNG
回復期必要に応じて軽保護タイプ徐々に使用を減らしていく

就寝中のサポーター、これが私の正直な見解です

「夜、サポーターをつけたまま寝てもいいですか?」これは院でとてもよくいただく質問のひとつです。毎晩の夜間痛に悩まされている方が、少しでも楽に眠れるようにと考えるのは、当然のことだと思います。

私の考えとしては、「短時間なら可、一晩中のつけっぱなしは避けてほしい」ということです。睡眠中は意識がないため、サポーターがずれて特定の部位を圧迫し続けたり、血行が阻害されたりするリスクがあります。

就寝中の肩をサポートするなら、実はサポーターよりも「寝姿勢の工夫」のほうが安全で効果的です。痛みのない側を下にした横向き寝で、患側の腕の下に薄いクッションやタオルを添えてあげると、肩関節への負担がかなり和らぎます。

仰向けで寝る場合は、腕の下に折り畳んだタオルを置いて少し持ち上げた状態にするのもおすすめです。

どうしても就寝時にサポーターを使いたいという方は、締め付けが少ない薄手素材のものを選び、「寝入ってから1〜2時間後には外す」などルールを決めて使うようにしましょう。

外出するとき、サポーターがこんな場面で助けてくれます

電車の混雑、買い物袋の重さ、人とすれ違いざまの軽い接触。外出中は、肩に予期せぬ衝撃が加わる場面がたくさんあります。そういう場面では、サポーターが外からの刺激をやわらげるクッションの役割を果たしてくれます。

パートや仕事で動き回ることが多い方には、薄手でインナーの下にも着用できるコンパクトなタイプが向いています。動きを阻害しすぎないもの、脱ぎ着がしやすいものを選ぶことで、日常の動作がぐっとスムーズになります。

慢性期で肩の冷えが気になる方は、外出先での気温変化に対応するためにも保温性の高いネオプレン素材のものが重宝します。春先や秋口など、気温の変わり目はとくに症状が悪化しやすいため、季節ごとに素材を使い分けることも賢い選択です。

また、サポーターをつけることで「守られている」という安心感が生まれ、必要以上に肩をかばう緊張感が和らぐという心理的な効果も、見逃せないポイントです。

サポーターだけに頼り続けることには、やはり限界があります

ここまでサポーターの活用法についてお話ししてきましたが、最後に一番大切なことをお伝えします。サポーターをうまく活用して日々の痛みを管理することはできますが、それだけでは症状の根本原因まで解決することはできません。

肩関節周囲炎が起こる背景には、姿勢のゆがみ、加齢による組織の変性、ホルモンバランスの変化、血行不良など複数の要因が絡み合っています。しかもその組み合わせは一人ひとり違います。だからこそ、検査で自分の原因を特定することが、根本改善への最短ルートになります。

「整形外科で様子を見るしかないと言われた」「痛み止めを飲んでも一向によくならない」という方ほど、ぜひ一度しっかりとした検査を受けてみてください。サポーターで日々の痛みを管理しながら、同時に根本原因にアプローチしていく。

この両輪があってこそ、症状から本当の意味で解放されていけると私は思っています。

ひとりで悩まず、気になることがあればいつでも気軽にご相談ください。あなたの毎日が少しでも楽になるよう、一緒に考えていきましょう。

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院長:下園

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