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薬が使えない妊婦の肩こり・腰痛、枕調整で夜ぐっすり眠る方法

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お腹が大きくなってきた頃から、夜になると首や肩がずっしりと重くなって、朝起きると腰まで痛い…そんな経験はありませんか?

薬も湿布も使いにくいからこそ、何とかしたいのに方法が分からなくて、夜中にスマホで検索している方も多いと思います。妊娠中に悪化しやすい妊婦さんの肩こり・腰痛は、実は就寝時の枕の高さや寝姿勢が大きく関係していることがあります。

今回は、整体師の立場から「なぜ妊娠中は夜に首肩や腰がつらくなるのか」「枕や寝姿勢の何を見直せばいいのか」を、できるだけ具体的にお伝えしていきます。

院長:下園

妊婦さんの就寝時の不調は、枕ひとつで劇的に変わるケースを何度も経験してきました。ぜひ今夜から試してみてください

目次

なぜ妊娠中は夜になると首肩・腰がつらくなるのか

妊娠中に肩こりや腰の重だるさが夜間に強まる理由は、ひとつではありません。いくつかの要因が重なることで、特に就寝時に症状が出やすくなるのです。まずその仕組みを理解しておくことが、適切なセルフケアへの第一歩になります。

ホルモンの変化が関節を不安定にする

妊娠中は「リラキシン」というホルモンの分泌が増えます。このホルモンは出産に備えて骨盤周りの靭帯をゆるめる働きがあるのですが、同時に首や肩まわりの関節も影響を受けやすくなります。関節が不安定になると、それを補おうと周囲の筋肉が必要以上に緊張し続けることになります。

これが、妊娠前はなんでもなかった横向き寝でも首肩に強い張りを感じるようになる主な理由のひとつです。

お腹が大きくなるほど寝姿勢のバランスが崩れる

妊娠中期から後期にかけて、お腹の重さによって腰が前方に引っ張られる「反り腰」の状態になりやすくなります。日中はそれなりに体を動かしながら姿勢をコントロールできますが、就寝中は意識的に姿勢を保つことができません。

横向きで寝ているとき、お腹の重さで体幹全体がねじれ、その影響が首肩や腰にじわじわと負担をかけ続けます。時間が経つほど不快感が増すため、夜中に目が覚めてしまうことも珍しくありません。

血行不良と自律神経の乱れ

体が冷えやすくなったり、睡眠が浅くなったりすることで自律神経のバランスが乱れると、筋肉の緊張が解けにくくなります。妊娠中はホルモンの変化や精神的なストレスも加わって、これがさらに顕著になります。夜に特に肩や首が張る、という感覚はこうした背景から来ていることも多いです。

枕の高さが合っていないとどうなるか

多くの妊婦さんが見落としがちなのが、枕の高さです。妊娠前に使っていた枕をそのまま使い続けているケースが非常に多いのですが、体型が変わっているのに枕だけが変わらないと、首や肩への負担は確実に増えます。

枕が高すぎるとどうなる?

枕が高すぎると、首が前に倒れた状態(いわゆる顎が出た姿勢)で長時間固定されます。

この姿勢は首の後ろ側の筋肉を伸ばしっぱなしにしてしまい、朝起きたときの強い首肩の張りの大きな原因になります。特に横向き寝のときは、枕が高すぎると首が横に曲がったまま支えられるため、肩に直接的な圧迫感が生じやすくなります。

枕が低すぎるとどうなる?

枕が低すぎると、今度は首が後ろに倒れすぎてしまいます。仰向けで寝る場合は腰が反りやすくなるため、もともと反り腰になりやすい妊娠中には特に注意が必要です。また、横向き寝では肩が枕に当たって体重が一点に集中し、肩や腕のしびれにつながることもあります。

妊娠中の枕の高さの目安

仰向けで寝たとき、首の角度が5〜10度程度前傾するくらいの高さが理想的と言われています。横向きで寝るときは、顔の中心線と体の中心線が真っすぐになる高さが目安になります。

妊娠によって肩幅の使い方や体の厚みが変わっているため、以前から使っていた枕でも現在の体に合っているか一度確認してみることをおすすめします。

今夜から試せる!就寝時の枕・クッション活用法

「枕を新しく買わないといけない?」と思う方も多いのですが、今あるもので工夫できることも十分あります。大切なのは、首・腰・お腹の三か所をバランスよく支えることです。特に妊娠中の横向き寝では、この三点をどう支えるかが快眠のカギになります。

横向き寝のときの基本の姿勢

横向きで寝る場合、左右の膝の間にクッションや折りたたんだタオルを挟むだけで、骨盤のねじれを軽減できます。膝を少し曲げて体の前で合わせるように寝ると、腰への負担がさらに減ります。このとき、お腹の下にも薄めのクッションを当てると、重さで腰が引っ張られる感覚が和らぎます。

「シムス位」という寝姿勢を知っていますか?

妊娠中の寝姿勢として整体の現場でもよくご提案するのが「シムス位」です。左向きを基本にしながら、上側になった右の膝を前に出してクッションに乗せる形です。この体勢は骨盤のねじれを最小限にでき、お腹の圧迫感も軽減されます。慣れると自然と体がリラックスしやすくなります。

首肩の張りには枕の位置も大事

枕は頭だけでなく肩甲骨の上端あたりまで当たる位置に置くのが理想です。頭だけに枕が当たっていると、首の付け根だけで頭の重さを支えることになり、首肩への集中的な負担につながります。枕の位置を少し下にずらすだけで、朝の首の張りが変わる方も多いです。

抱き枕の上手な使い方

抱き枕はあればとても便利ですが、ただ抱きかかえるだけでは効果が半減します。上側の膝の下にしっかり置いて支えること、そして抱き枕の高さが高すぎると肩が浮いてしまうため、自分の体格に合った太さのものを選ぶことがポイントです。

妊娠の時期別・注意したいこと

妊娠の進み具合によって、体への負担のかかり方は変わってきます。週数に合わせて対策を変えていくことが大切です。以下に時期ごとのポイントをまとめました。

時期主な変化就寝時の注意点
妊娠初期(〜15週)ホルモン急変・つわり吐き気がある場合は頭を少し高めに。無理に横向きにこだわらなくてよい
妊娠中期(16〜27週)お腹が大きくなり始める横向き寝への移行時期。枕の高さ見直しのタイミング
妊娠後期(28週〜)腰反り・重心前方移動お腹・膝・背中の三点支持が特に重要。シムス位の導入を

セルフケアだけでは限界がある理由

枕調整や寝姿勢の工夫は、毎日の不快感を軽減するうえでとても大切なセルフケアです。ただ正直にお伝えすると、これだけで完全に症状が消えるわけではありません。

なぜなら、妊娠中の首肩や腰のつらさは枕の問題だけでなく、骨格のゆがみや筋肉のアンバランス、自律神経の乱れなど複数の原因が絡み合っていることが多いからです。

私が整体師として多くの妊婦さんを診てきた経験から言えるのは、「原因が分からないまま対処を続けると、症状が出たり消えたりを繰り返しやすい」ということです。セルフケアと並行して、自分のお身体の状態を専門家にしっかり見てもらうことが、根本的な改善につながります。

妊娠中の整体は受けても大丈夫?

妊娠16週以降の安定期に入り、かかりつけの産科医から問題がないと言われていれば、妊婦さん対応の整体を受けていただけます。当院では妊娠中のお身体のデリケートな状態を十分に理解したうえで、強い刺激や無理な矯正は一切行わず、体に優しいアプローチで施術を進めています。

「どんなことをされるのか不安」「妊娠何週から来ていいか分からない」という方は、まず相談だけでもまったく構いません。一人で悩まれるより、早めに声をかけていただくほうが、改善も早くなることが多いです。

当院が大切にしていること

私自身、かつてぎっくり腰で動けなくなった経験があります。あのとき一番つらかったのは、痛み以上に「これがいつまで続くのか」という不安でした。妊娠中の方はそこにさらに「赤ちゃんへの影響」という心配まで重なります。

だからこそ当院では、まず丁寧な検査でお身体の状態を正確に把握し、「なぜこの症状が起きているのか」を分かりやすくお伝えすることを大切にしています。原因が分かれば、闇雲に不安になることもなくなります。そして検査結果をもとに、その方に合った施術を一つひとつ積み重ねていきます。

「ここに来てよかった」と言っていただける方が、毎回来院されるたびに表情が明るくなっていく姿を見るのが、この仕事の何より嬉しい瞬間です。妊娠中の不調は、放っておくほど産後の回復にも影響が出やすくなります。

万全の状態で出産を迎えていただくためにも、どうかお一人で抱え込まないでください。いつでもお気軽に相談してほしいと思っています。

北千住にある当院までお越しになることが難しい方へ

遠方にお住まいの方に向けた案内のぺーじを作りました。当院まで来られない場合はこちらをご覧ください。少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。


院長:下園

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