
院長:下園お気軽にご相談ください!

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突然ですが、手首の痛みが続いていて、「そろそろ手術を考えたほうがいいのかな」と頭をよぎったことはありますか。病院でそう言われた方も、自分でそう感じてきた方も、まず費用のことが気になりますよね。
手術となると、いったいいくらかかるのか、入院は必要なのか、退院した後の通院費はどうなるのか、考えれば考えるほど不安が膨らんでいく。
この記事では、手首の痛みに対する手術費用の目安から、入院・退院後にかかるトータルコスト、さらに「手術以外の選択肢はないのか」という視点まで、丁寧にお伝えしていきます。


私自身、会社員時代に身体の不調で悩んだ経験があるからこそ、費用への不安や「手術しかないのか」という気持ちはよくわかります
手首の痛みといっても、その原因はひとつではありません。腱鞘炎、手根管症候群、橈骨遠位端骨折、ガングリオン、TFCC損傷(三角繊維軟骨複合体損傷)など、さまざまな状態が「手首の痛み」として現れます。
そして手術が必要になるかどうかは、疾患の種類と重症度、そしてそれまでの治療経過によって大きく変わってきます。
多くの場合、最初は安静・固定・注射・リハビリといった保存療法から始まります。それでも改善しない、あるいは骨折のように構造的な修復が必要な場合に、初めて手術が選択肢として浮上してきます。「手術を勧められた」という状況は、ある意味で保存療法の限界に来ているサインでもあります。
手首まわりで手術が検討されやすい代表的な疾患をまとめると、以下のようになります。それぞれ手術の目的も術式も異なるため、費用にも差が生まれます。
こうして見ると、「手首が痛い」というひとことの裏に、まったく異なる病態が隠れているのがわかります。だからこそ、費用を調べる前に、まず自分の手首に何が起きているのかを正確に把握することが最も重要なステップです。
手術費用は術式によって大きく異なります。加えて、日帰りか入院かによっても変わりますし、使用するインプラント(プレートやスクリューなどの金属器具)がある場合はその費用が上乗せされます。ここでは健康保険3割負担を前提に、代表的な術式の目安額を整理してみます。
| 疾患・術式 | 3割負担の目安 | 入院の必要性 |
|---|---|---|
| 腱鞘炎・ばね指(腱鞘切開) | 5,000〜15,000円程度 | 多くの場合、日帰り |
| 手根管症候群(神経解放) | 12,000〜55,000円程度 | 日帰り〜1泊 |
| 橈骨遠位端骨折(プレート固定) | 70,000〜120,000円程度 | 数日〜1週間 |
| ガングリオン摘出 | 50,000〜100,000円程度 | 日帰り〜1泊 |
これはあくまでも手術そのものにかかる費用の目安です。実際には入院基本料、麻酔料、処置材料費、食事代、個室差額ベッド代などが加算されるため、入院を伴う手術では総額で20〜40万円を超えるケースも珍しくありません。事前に担当医や医療事務に概算を確認しておくことをおすすめします。
「そんなにかかるなら払えない…」と感じた方、少し安心してください。日本には高額療養費制度という公的な仕組みがあり、1か月の医療費の自己負担額が一定の上限を超えた分は後から払い戻してもらえます。年収によって上限額は異なりますが、年収約370〜770万円の方であれば、1か月の上限はおおよそ80,000〜90,000円前後になります。
たとえば手術と入院で3割負担の総額が24万円になったとしても、高額療養費制度を使えば実質的な自己負担は8〜9万円程度に抑えられる可能性があります。事前に「限度額適用認定証」を健康保険組合や協会けんぽに申請しておくと、窓口での支払い時点から上限額だけの支払いで済むので便利です。
加入している医療保険によっては、手術給付金や入院給付金が支払われるケースがあります。手術の種類によって給付倍率が変わることが多いので、手術が決まった段階で保険会社に問い合わせてみましょう。思わぬ補填になることもあります。
手術費用だけ調べて安心してしまうのは少し危険です。手首の手術後は、多くの場合リハビリが必要になります。関節の可動域を回復させたり、筋力や握力を戻したりするために、週に数回の通院が続くことになります。
リハビリの通院費は1回あたり数百〜数千円程度ですが、それが数週間〜数か月続くとなると、トータルではまとまった金額になります。
骨折の場合は特に、固定期間が終わってから可動域が戻るまでにかなりの時間と費用を要することがあります。仕事を休む期間による収入減もあわせると、手術を決断する前に全体像を把握しておくことがとても大切です。
退院直後は日常動作にも制限が出ます。片手でできないことが意外と多く、食事・着替え・洗面といった基本的な動作にも工夫が必要です。
仕事への復帰時期は術式と職種によって大きく異なり、デスクワーク中心であれば数週間で復帰できるケースもありますが、手を使う作業が多い職業では2〜3か月かかることもあります。
「退院したらすぐ元通り」とはいかないことがほとんどです。家族や職場への相談も含めて、手術前にしっかり段取りを組んでおくことが、術後の生活の安心につながります。
ここまで費用の話をしてきましたが、実は私が一番お伝えしたいのはこの部分です。手術は決して悪い選択肢ではありませんが、「手術しか残っていない」と感じている方の中に、まだ試していないアプローチが残っている場合があります。
当院には、病院で「手術を検討してください」と言われた後に相談に来られる方が少なくありません。
そして実際に、検査をしてみると手首だけでなく全身のバランスの崩れや神経の流れの滞りが影響していることがよくあります。そこにきちんとアプローチすることで、手術に踏み切らずに改善のきっかけをつかめる方もいらっしゃいます。
手首に痛みが出るとき、多くの方は「手首そのものに問題がある」と考えます。もちろん局所的な原因がある場合もありますが、実は肩や肘の使い方、体幹のバランス、姿勢の歪みなどが積み重なって手首に過大な負担をかけている場合もあります。
当院で行う4種類の検査(姿勢分析ソフト・筋力検査・整形外科的テスト・動きの検査)は、そうした全身のつながりを読み解くためのものです。手首だけを見て終わりではなく、「なぜ手首に負担が集中しているのか」という根本の問いに答えることが、繰り返さない改善への近道だと考えています。
サポーターで固定していれば痛みは少し和らぐ。でも外したら同じ場所がまた痛い。市販の湿布を貼り続けているけれど、根本的には何も変わっていない気がする。そんな状態が続いている方は、いつかのタイミングで「原因の特定」に踏み出すことがとても重要です。
長期間サポーターを使い続けると、手首周囲の筋力が低下し、かえって関節が不安定になるリスクもあります。また、湿布や痛み止めは炎症や痛みを一時的に抑えるものであり、痛みの原因そのものを解消するわけではありません。対症療法と根本治療は、明確に別物です。
日々の施術の中でよく聞かれる疑問を、ここでまとめてお答えします。同じことを考えている方がきっと多いと思います。
手術は組織を修復したり圧迫を解放したりする上で有効な手段ですが、手術をすれば必ずすべての症状が消えるとは限りません。
術後のリハビリへの取り組み方や、日常生活の姿勢・動作の習慣が改善されなければ、再発や後遺症として痛みやしびれが残ることもあります。手術はゴールではなく、回復のためのスタートラインと考えておいた方がいいかもしれません。
骨折などの構造的な損傷がある場合は整形外科的な処置が優先されますが、腱鞘炎や手根管症候群、TFCC損傷などでは、原因に応じたアプローチで改善のきっかけをつかめるケースがあります。
大切なのは、しっかりとした検査で原因を特定してから施術を行うことです。検査なしに感覚だけで施術を進めることは、当院では行いません。
症状の重さや発症からの期間、日常生活での手の使い方によって異なります。軽度であれば数回の施術で変化を感じていただけることもありますが、慢性化している場合や複数の原因が重なっている場合はある程度の期間が必要です。
当院では初回検査後に治療計画書をお渡しし、来院頻度や目標をご説明しますので、先の見通しを持って通っていただけます。
手術費用への不安、入院中の生活への心配、退院後に仕事や家事に戻れるかという焦り。そういった気持ちを抱えながら、一人でスマホを握りしめて検索していませんか。その気持ち、とてもよくわかります。
私がこの仕事を続けてきた中で一貫して感じているのは、「原因がわかると、不安が消える」ということです。何が起きているのかが明確になると、次にどうすればいいかも見えてきます。
手術が本当に必要なのか、まだ別の選択肢があるのか、それを判断するためにもまず検査で現状を正確に把握することが大切です。
ひとりで抱え込まずに、いつでも気軽に相談してください。あなたの手首の状態を一緒に整理するところから始めましょう。
遠方にお住まいの方に向けた案内のぺーじを作りました。当院まで来られない場合はこちらをご覧ください。少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。

