
院長:下園お気軽にご相談ください!

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ちょっと聞いてもいいですか。練習の終わりごろ、あるいは試合が終わったあとに、手首がズキッと痛むことってありませんか。「たぶん筋肉痛だろう」と思いながら湿布を貼って、また翌週には練習に出る——そんなことを繰り返していませんか。
スポーツや運動をしていて感じる手首の痛みは、実はかなり多くの方が悩んでいる症状です。軽い違和感から始まることが多いのですが、放っておくと競技どころか日常生活にも支障が出てくることがあります。
今回は、練習中や試合後に手首を痛める方に向けて、その原因と対処法、そして根本的に改善するためのヒントをお伝えします。


スポーツで手首を痛めた方は本当に多くいらっしゃいます。「大したことない」と思って来院が遅れるほど、回復にも時間がかかってしまうことを知っておいてほしいです
手首は、テニスや野球、バスケットボール、ゴルフなどあらゆる競技でフル稼働する部位です。ラケットやバットを振る動作、ボールをキャッチする瞬間、転倒して地面に手をつく場面など、手首に大きな負荷がかかる場面は数え切れません。
そして、そうした動作を何十回・何百回と繰り返すうちに、組織がじわじわと傷ついていきます。一度の大きなケガでなくても、小さなダメージの積み重ねが痛みとして表れてくるのが、スポーツにおける手首の痛みの特徴です。
どのスポーツをしているかによって、手首の痛みが出やすい動作は異なります。自分の競技と照らし合わせながら読んでみてください。
競技の種類に関わらず、練習量が増えたタイミングや、フォームが崩れているときに痛みが出やすいのが共通点です。心当たりがある方は、ぜひ続きを読んでみてください。
スポーツをする方の手首の痛みには、いくつかの代表的な原因が考えられます。病名を知ることで、「自分の症状はどれに近いか」を判断するヒントになります。ただし、自己判断で放置するのは禁物ですし、複数の原因が重なっているケースも多いので、あくまでも参考として読んでみてください。
手首の小指側にある軟骨と靭帯の複合体が傷つく状態です。手をひねる動作や、転倒して手をついた際に起こりやすく、テニスや野球、格闘技をする方に多く見られます。小指側を押すと痛む、手首を回すとズキッとするというのが特徴的なサインです。
腱とそれを包む腱鞘が摩擦を繰り返して炎症を起こした状態です。ラケット競技や球技など、同じ動作を何百回も繰り返すスポーツで特に起こりやすいです。
親指の付け根あたりが腫れたり熱を持ったりすることもあります。「ドゥ・ケルバン腱鞘炎」とも呼ばれ、女性に多いとされていますが、男性アスリートにも決して珍しくありません。
転倒や衝突の際に手首を強くひねることで、靱帯が引き伸ばされたり断裂したりした状態です。スポーツ現場では「ただの捻挫だろう」と軽く見られがちですが、適切な処置をしないまま競技を続けると慢性化しやすいです。腫れや内出血が出ているなら、早めの対処が必要です。
手首の内側にある「手根管」というトンネルの中を通る神経が圧迫されることで、しびれや痛みが生じます。夜中や明け方に手がしびれて目が覚める、指先の感覚が鈍いという場合はこれが疑われます。直接的なスポーツの外傷とは異なりますが、手首を酷使するアスリートにも起こり得ます。
繰り返す衝撃が骨に蓄積し、ひびが入った状態です。体操競技や重量挙げ、格闘技などで起こることがあります。「骨折」と聞くと一度の大きな衝撃をイメージしますが、疲労骨折は少しずつ進行するため、本人も気づかないまま悪化しているケースがあります。
スポーツをしている方の多くが、運動後の痛みをひとまず筋肉痛や疲労だと捉える傾向があります。でも、筋肉痛と怪我による痛みにはいくつかの違いがあります。下の表を見ながら、自分の症状と照らし合わせてみてください。
| チェックポイント | 筋肉痛の場合 | 注意が必要な痛みの場合 |
|---|---|---|
| 痛みが出るタイミング | 運動後24〜48時間後にピーク | 運動中・直後から痛みがある |
| 痛みの場所 | 広範囲の筋肉全体 | 特定の一点がズキズキする |
| 安静にすると | 数日で自然に改善する | 安静にしても痛みが残る |
| 腫れや熱感 | ほぼなし | 腫れ・熱感・内出血が出ることがある |
| 繰り返し性 | 特定の条件では繰り返さない | 毎回同じ動作で痛みが再現される |
「注意が必要な痛み」の項目に当てはまることが多い方は、単純な筋肉疲労ではなく、組織に何らかのダメージが蓄積している可能性があります。
痛みが出たときにまず試してほしいことをお伝えします。これらはあくまでも一時的な対処であり、根本的な解決ではありませんが、悪化を防ぎ回復を助けるために有効です。
スポーツ中に転倒したり強い衝撃を受けた直後は、RICE処置が基本です。Rest(安静)、Ice(冷却)、Compression(圧迫)、Elevation(挙上)の頭文字を取ったもので、患部の腫れと炎症を抑えることが目的です。腫れや熱感がある間は、温めるのは逆効果になるので注意してください。
手首の動きを適度に制限することで、痛みの悪化を防ぐ効果が期待できます。ただし、これはあくまでも「痛みを緩和しながら活動するための補助」です。
サポーターを長期間使い続けると手首周りの筋力が落ちやすく、依存性が出てきてしまうこともあるので、根本的な原因の解決と並行して使うことが大切です。
手首だけでなく、前腕・肘・肩甲骨あたりの柔軟性を保つことが、手首への負担を減らすことにつながります。肩甲骨の可動域が狭くなると、手首が代わりに余計な動きを補うことになり、疲労がたまりやすくなります。
練習前後に前腕のストレッチを取り入れるだけでも、日々の蓄積疲労がかなり変わってきます。
スポーツをしている方が一番悩むのが、「この状態で練習に出ていいのか」という判断ではないでしょうか。特に大会や試合が近いときは、休むことへの焦りもあると思います。ここでは、判断の目安となる考え方をお伝えします。
まず、安静にしていても痛みが続く場合や、腫れ・内出血・しびれを伴う場合は、競技を一時中断して専門家に診てもらうことを優先してください。我慢して続けることで症状が重篤化し、結果として長期離脱になるケースは少なくありません。
次の試合を乗り切るために、今の痛みを悪化させるのは本末転倒です。
一方、痛みが軽度で動作中だけ違和感がある程度なら、テーピングやフォームの見直しをしながら様子を見ることもできます。しかしそれも「痛みがあるのに放置している」状態であることに変わりはないので、できるだけ早く原因を調べることをおすすめします。
スポーツ中の手首の痛みは、初期の段階で対処すれば比較的早く改善することが多いです。ところが、「少し休めば治るだろう」と繰り返しているうちに、慢性化してしまうケースがとても多いのです。
慢性化すると、競技中だけでなくペットボトルの蓋を開ける・ドアノブを回すといった日常動作でも痛みが走るようになります。さらに進むと、夜間や朝方にズキズキして眠れなくなったり、握力が落ちて思うようにプレーができなくなることもあります。
スポーツの世界でいう「古傷」になってしまうと、長い付き合いになることを覚悟しなければなりません。
痛みを感じ始めた早い段階でしっかりと原因を特定し、適切なケアをすることが、競技人生を長く続けるための一番の近道です。
「病院でレントゲンを撮ったけど骨に異常なし、と言われた」「湿布を処方されてそれだけだった」という経験がある方、いませんか。骨に異常がないからといって、手首の痛みが解決するわけではありません。
筋肉・腱・靱帯・神経など、レントゲンに映らない組織の問題が痛みの原因になっているケースは非常に多いのです。
当院では、姿勢分析ソフトや筋力検査・整形外科的テストを組み合わせた4種類の検査を行い、どこに・どんな原因があるのかを丁寧に調べます。手首だけを診るのではなく、肘・肩・背骨のバランスまで含めて全身を確認することで、繰り返す痛みの本当の原因にアプローチできます。
スポーツを続けながら回復したい方に向けて、段階的なケアの計画もご提案できます。「また同じ怪我を繰り返してしまう」という方ほど、一度しっかりと検査を受けていただきたいと思っています。
手首の痛みが出てから競技に完全復帰するまでには、いくつかの段階があります。焦って早期復帰することが再発の最大の原因になることを知っておいてください。
この流れをしっかりと踏むことで、痛みを抱えながら競技を続ける「我慢のスポーツ」から卒業できます。
腫れがひどい・内出血がある・手首を全く動かせないほど痛い場合は、骨折や重度の靱帯損傷の可能性があるため、まず整形外科を受診してください。
そこで骨に異常なしと判断されたあと、なお痛みが続いている場合は、筋肉・腱・神経などへのアプローチができる当院のような治療院にご相談いただくのが有効です。
サポーターは痛みを和らげる補助にはなりますが、根本的な原因を解消するものではありません。長期間の使用は筋力低下を招くこともあります。できれば並行して専門家に診てもらい、原因に合ったケアを行うことをおすすめします。
軽度であれば安静にすることで症状が落ち着くこともありますが、適切な処置なしにスポーツを続けていると慢性化しやすい傷です。「一時的に痛みが引いたから大丈夫」と判断するのは危険で、組織の修復が不十分なまま競技を続けると、何度も繰り返す「古傷」になりやすいです。
前腕・手首・肩甲骨まわりの柔軟性を維持することと、競技に合ったフォームを身につけることが基本です。
練習前後のウォームアップ・クールダウンを丁寧に行うこと、疲れを感じたら無理に追い込まないこと、そして痛みのサインを見逃さないことが、長くスポーツを楽しむための大切な習慣です。
スポーツをしていると、多少の痛みはつきものだという感覚になりやすいですよね。私自身も若い頃は「このくらいなら大丈夫」と思ってしまうタイプでした。でも整体師としてたくさんの方を診てきた今、言えることがあります。
痛みは身体からの大切なメッセージです。「そろそろ限界だよ」「何かがズレているよ」というサインに早く気づいて対処した人ほど、短い期間で競技に戻れています。逆に、我慢し続けて慢性化してしまった方ほど、回復に時間がかかっているのが現実です。
「どうせ湿布で様子を見るしかない」「骨に異常がなければ治療できないと思っていた」——そんなふうに一人で抱え込まないでほしいのです。
原因を正確に調べることで、適切なケアの道筋が必ず見えてきます。大事な試合に向けてベストコンディションで臨みたいなら、早めに動いてください。いつでもご相談をお待ちしています。


遠方にお住まいの方に向けた案内のぺーじを作りました。当院まで来られない場合はこちらをご覧ください。少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。

