ゴルフ肘

ゴルフ肘とは

ゴルフ肘（上腕骨内側上顆炎）とは、肘の内側にある骨の出っ張り（上腕骨内側上顆）とその周辺に痛みが生じる症状です。ゴルフをされない方でも、手首や前腕を繰り返し使う動作を日常的に行う方や、パソコン作業が多い方、重い物を持ち上げる仕事をしている方にも見られます。

厚生労働省の調査によると、肘関連の障害の中でゴルフ肘（上腕骨内側上顆炎）はテニス肘の約15～20％の頻度で発生していると報告されており、主に30～50代の男性に多く見られ、当院にも肘を痛めてお困りの方が多く来院されます。

ゴルフ肘を放置すると、握力が低下してしまい、ドアの開閉や食事の際の箸の使用、ペンで字を書くなど基本的な動作も困難になります。仕事ではパソコン操作や電話対応などにも影響が出てしまい日常生活にも支障をきたす恐れがあります。

さらに進行すると、痛みが腕全体に広がり、夜間痛で睡眠が妨げられることもあります。最悪の場合、尺骨神経が刺激され、薬指や小指のしびれや感覚異常を引き起こし、手の機能障害につながることもあります。

ゴルフ肘の原因

開院以来、当院にはゴルフ肘でお困りの方が数多く来院されています。

これまでの検査結果や施術経験から言えることは、ゴルフ肘は複数の原因が複雑に絡み合っておきているということです。

ゴルフ肘の原因として次のものが挙げられます。

このようにゴルフ肘は複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

ゴルフスイングなどの同じ動作を繰り返すことで、前腕の筋肉や腱に微小な損傷が蓄積します。また、肘が突っ張った状態でスイングしたり、グリップを強く握りすぎるなど、不適切なフォームも肘を痛める原因のひとつです。

ゴルフ以外でも長時間のキーボード操作や工具の使用など、日常的に手首や前腕を使う動作も肘を痛めることに繋がります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

日常生活に支障が出ているゴルフ肘やどこに行ったらいいのか分からない症状でお困りなら、おひとりで悩まれずに、経験豊富な私たちにご相談ください。

病院とはここが違います

ゴルフ肘への対応として、次のようなものが一般的です。

肘用サポーターの装着

常時装着していると皮膚のかぶれや炎症を引き起こす可能性があります。また、長期間使用するとサポーターに頼ってしまい筋力低下を招くことがあり、これが回復を遅らせる原因になることも考えられます。

薬物療法

薬によっては眠気が強くなるなど副作用のリスクがあり仕事や車の運転にも影響を与えます。効果も一時的であり根本的な原因を解決するものではありません。

ステロイド注射

注射時に激痛を伴い、効果も1ヶ月程度で消失することが多いです。また、腱や筋肉を弱める作用があり、複数回の注射により組織が脆弱化し、逆に治りにくくなる可能性があります。

ゴルフ肘を改善するために

まずはあなたのゴルフ肘の原因を検査を通じて明らかにします。原因が特定できなければ一時的に良くなったとしても繰り返すこととなり、根本からの改善にはならないからです。

当院は、丁寧なカウンセリングと4種類の検査結果を基に全身の歪みを整え、滞っていた血液、神経の流れを正常に戻し自然治癒力を高める施術をします。特に、前腕の筋肉や手首の関節、肩甲骨周りの筋肉のバランスを整えることで、肘への過度な負担を軽減させます。

そして痛みがなくなった後も再発しないようゴルフ肘の原因であった生活習慣の改善や今後のアドバイスもお伝えし、健康な状態を維持できるようサポート致します。

当院の特徴

歴10年以以上の経験豊富な施術者が専属でカウンセリングから検査、施術まで最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。男女の施術者が在籍しており同性に相談できるのも強みです。

身体や症状の変化を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで担当者が専属して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が施術効果を高めています。

薬に頼りたくない方や手術を避けたい方、病院やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

ゴルフ肘のQ＆A

ゴルフ肘は自然に治りますか？

ゴルフ肘は自然に完全治癒することは少なく、適切な休息とケアを行わずに放置すると、むしろ症状が悪化し慢性化する傾向があります。当院では、原因となる動作の改善や筋肉バランスの調整、適切なストレッチ指導など、総合的なアプローチで早期回復を目指します。

ゴルフ肘の人がやってはいけないことは何ですか？

痛みを我慢してゴルフを続けることは絶対に避けるべきです。また、肘に負担をかける重い物の持ち上げや、手首を強く曲げる動作も控えましょう。痛み止めに頼って無理に活動を続けることも、長期的には症状を悪化させてしまいます。

ゴルフ肘とテニス肘の違いは何ですか？

ゴルフ肘は肘の内側（親指側）に痛みが出るのに対し、テニス肘は肘の外側（小指側）に痛みが出ます。ゴルフ肘は前腕の回内筋や手首を曲げる筋肉の付着部に炎症が起きるのに対し、テニス肘は手首を反らす筋肉の付着部に炎症が起きます。

ゴルフ肘の治療期間はどのくらいですか？

症状の程度や期間によって個人差がありますが、軽度の場合は適切な治療で2～4週間程度で改善が見られます。しかし、慢性化している場合は3～6ヶ月以上かかることもあります。

ゴルフ肘の痛みがある時もゴルフを続けても大丈夫ですか？

痛みがある状態でのゴルフプレーはお勧めできません。痛みは体からの警告信号であり、無視して続けると症状が悪化し、治療期間が長引く原因となります。特に鋭い痛みを感じる場合は、すぐにプレーを中止すべきです。

ゴルフ肘を予防するためにはどうすればよいですか？

予防には正しいスイングフォームの習得が最も重要です。体全体を使ったスイングを心がけ、肘に過度な負担をかけないようにしましょう。そして、適切な重さと長さのクラブを使用し、グリップを強く握りすぎないことも大切です。

ゴルフ肘で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の自然治癒力を高める施術はゴルフ肘の症状と非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

ゴルフ肘は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。お一人で悩まれずにお気軽にご連絡ください。