間欠性跛行

間欠性跛行とは

間欠性跛行とは、歩行時に足やふくらはぎに痛みやしびれが現れ、一定距離を歩き続けることができなくなる症状です。数分間休息を取ることで症状が軽減し、再び歩行が可能になりますが、歩き出すと同じ症状が繰り返し現れます。

厚生労働省の調査によると、主な原因疾患である腰部脊柱管狭窄症の推定患者数は約365万人とされており、60歳以上の方に多く見られる症状で、当院にも歩行時の痛みでお困りの方が多く来院されます。

この症状の特徴は、前かがみの姿勢で楽になることです。買い物カートを押して歩いたり、自転車に乗ったりする際には症状が軽減されるため、多くの方がこれらの方法で日常生活を送っています。

間欠性跛行を放置すると、歩行可能距離が徐々に短くなり、最終的には数十メートルしか歩けなくなる可能性があります。初期段階では数百メートル歩けていたものが、進行すると100メートル、50メートルと歩行距離が短縮していきます。

日常生活での移動が困難になり、買い物や外出が制限されることで社会的な孤立を招く恐れがあります。外出を控えるようになると筋力低下が進行し、さらに歩行能力が低下するという悪循環に陥ってしまいます。

さらに進行すると下肢の運動機能が著しく低下し、車椅子生活を余儀なくされる場合もあります。

間欠性跛行の原因

開院以来、当院には間欠性跛行でお困りの方が数多く来院されています。

これまでの検査結果や施術経験から言えることは、間欠性跛行は複数の原因が複雑に絡み合っておきているということです。

間欠性跛行の原因として次のものが挙げられます。

このように間欠性跛行は複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

最も多い原因は腰部脊柱管狭窄症で、年齢を重ねることで背骨や椎間板が変形し、神経の通り道である脊柱管が狭くなることで発症します。

椎間板が膨らんだり、靭帯が厚くなることで脊柱管内のスペースが狭くなり、神経根や馬尾神経が圧迫されて症状が現れます。

一方で、下肢の動脈に動脈硬化が進行することで血流が悪くなり、歩行時に筋肉への酸素供給が不足して痛みやしびれが生じる閉塞性動脈硬化症も原因となります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

日常生活に支障が出ている間欠性跛行やどこに行ったらいいのか分からない症状でお困りなら、おひとりで悩まれずに、経験豊富な私たちにご相談ください。

病院とはここが違います

間欠性跛行への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

長期間の服用により胃腸障害や肝機能障害などの副作用が現れる可能性があります。また、根本的な原因である脊柱管の狭窄は改善されないため、薬の効果が限定的で症状の進行を完全に止めることは困難です。

薬物依存のリスクもあり、徐々に効果が薄れてくることも少なくありません。

物理療法

効果を実感するまでに時間がかかり、継続的な通院が必要となります。症状の程度によっては効果が限定的で、根本的な改善には至らない場合があります。

また、不適切な牽引や刺激により症状が悪化するリスクもあり、専門的な管理が必要です。

神経ブロック注射

効果は一時的で、定期的な注射が必要となります。注射による感染リスクや神経損傷の可能性があり、ステロイドの長期使用により骨粗鬆症や免疫力低下などの副作用が懸念されます。

間欠性跛行を改善するために

まずはあなたの間欠性跛行の原因を検査を通じて明らかにします。原因が特定できなければ一時的に良くなったとしても繰り返すこととなり、根本からの改善にはならないからです。

当院は、丁寧なカウンセリングと4種類の検査結果を基に全身の歪みを整え、滞っていた血液、神経の流れを正常に戻し自然治癒力を高める施術をします。

そして痛みがなくなった後も再発しないよう間欠性跛行の原因であった生活習慣の改善や今後のアドバイスもお伝えし、健康な状態を維持できるようサポート致します。

当院の特徴

施術歴10年以上の経験豊富な施術者が専属でカウンセリングから検査、施術まで最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。男女の施術者が在籍しており同性に相談できるのも強みです。

身体や症状の変化を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで担当者が専属して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が施術効果を高めています。

薬に頼りたくない方や手術を避けたい方、病院やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

間欠性跛行のQ＆A

間欠性跛行は自然に治りますか？

軽度の場合は自然軽快することもありますが、多くは進行性の疾患です。適切な治療とケアにより症状の改善は期待できますが、完全な自然治癒は困難とされています。早期の対処が重要です。

間欠性跛行の人がやってはいけないことは？

過度に胸を張った姿勢での歩行や無理な大股歩きは避けるべきです。重い荷物を持つことや長時間の立位も症状を悪化させる可能性があります。痛みを我慢して無理に歩き続けることは禁物です。

腰部脊柱管狭窄症と閉塞性動脈硬化症の見分け方は？

脊柱管狭窄症では前かがみで楽になり、お尻から足全体にしびれが出ます。動脈硬化症では足の冷感があり、ふくらはぎの痛みが主体となります。正確な診断には画像検査が必要です。

どのくらいの距離を歩けなくなったら受診すべきですか？

200-300メートル程度で症状が出現するようになったら受診をお勧めします。日常生活に支障をきたす前の早期受診が、治療効果を高める重要なポイントとなります。

間欠性跛行に効果的な運動やストレッチはありますか？

前かがみの姿勢を保つ運動や腰部の柔軟性を高めるストレッチが有効です。ただし、症状や原因により適切な運動は異なるため、専門家の指導の下で行うことが重要です。

日常生活で気をつけるべきポイントは何ですか？

カートや杖を使用して前かがみの姿勢を保つ、自転車での移動を活用する、重い荷物は避ける、適度な休息を取るなどが大切です。無理をせず症状に合わせた生活を心がけましょう。

間欠性跛行は遺伝しますか？

直接的な遺伝はありませんが、骨格や体質などの遺伝的要因が発症リスクに影響する可能性があります。家族歴がある場合は、予防的な生活習慣を心がけることが大切です。

どのくらいの期間で改善が期待できますか？

症状の程度や原因により個人差がありますが、適切な治療を受けることで数週間から数ヶ月で改善が期待できます。早期治療ほど改善までの期間は短くなる傾向があります。

間欠性跛行で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の自然治癒力を高める施術は間欠性跛行の症状と非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

間欠性跛行は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。お一人で悩まれずにお気軽にご連絡ください。