母指CM関節症

母指CM関節症とは

母指CM関節症とは、親指の付け根にある関節（手根中手関節）が加齢や使い過ぎによって変形し、痛みや動きの制限が生じる病気です。親指を支える靭帯が緩むことで関節がずれ、軟骨がすり減って炎症や変形が起こります。

中高年女性に特に多く発症する疾患で、50歳代から60歳代にピークを迎えます。ある整形外科クリニックの18年間のデータでは、735例の患者のうち女性が男性の3.3倍多く、60歳代、50歳代、70歳代で全体の約8割を占めています。

日常生活でのつまみ動作や握る動作に支障をきたし、高齢化社会の進展とともに患者数は増加傾向にあり、当院にも親指の痛みでお困りの方が多く来院されます。

母指CM関節症を放置すると、関節の変形が徐々に進行し、親指を大きく広げることができなくなります。最初はペットボトルのキャップ開けに困る程度でも、進行するとドアノブや水道の蛇口の開閉も困難になります。

さらに悪化すると親指の変形が固定化し、日常生活の基本的な動作すら困難になる可能性があります。料理や掃除といった家事全般に支障をきたし、仕事での細かい作業も行えなくなってしまいます。

最終的には手術以外の選択肢がなくなり、生活の質が大幅に低下する恐れがあります。

母指CM関節症の原因

開院以来、当院には母指CM関節症でお困りの方が数多く来院されています。

これまでの検査結果や施術経験から言えることは、母指CM関節症は複数の原因が複雑に絡み合っておきているということです。

母指CM関節症の原因として次のものが挙げられます。

このように母指CM関節症は複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、親指の付け根の関節に炎症や変形が生じ、痛みや機能障害が発症します。それは人によって違い、単に湿布を貼ったり痛み止めを服用するだけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

日常生活に支障が出ている母指CM関節症やどこに行ったらいいのか分からない症状でお困りなら、おひとりで悩まれずに、経験豊富な私たちにご相談ください。

病院とはここが違います

母指CM関節症への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

薬によっては眠気が強くなるなど副作用のリスクがあり仕事や車の運転にも影響を与えます。効果も一時的であり根本的な原因を解決するものではありません。

装具療法

装具の装着により日常生活の動作が制限され、仕事や家事に支障をきたす場合があります。

また長時間の装着により皮膚トラブルが生じることもあり、装着感の個人差も大きく継続が困難な場合があり、装具に依存してしまい筋力低下を招く可能性もあります。

関節内注射

一時的な効果しか期待できず、繰り返し注射を行うことで関節軟骨の破壊が進行する可能性があります。感染のリスクもあり、注射部位の痛みや腫れが生じることもあります。根本的な治療ではないため症状の再発は避けられません。

母指CM関節症を改善するために

まずはあなたの母指CM関節症の原因を検査を通じて明らかにします。原因が特定できなければ一時的に良くなったとしても繰り返すこととなり、根本からの改善にはならないからです。

当院は、丁寧なカウンセリングと4種類の検査結果を基に全身の歪みを整え、滞っていた血液、神経の流れを正常に戻し自然治癒力を高める施術をします。

そして痛みがなくなった後も再発しないよう母指CM関節症の原因であった生活習慣の改善や今後のアドバイスもお伝えし、健康な状態を維持できるようサポート致します。

当院の特徴

施術歴10年以上の経験豊富な施術者が専属でカウンセリングから検査、施術まで最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。男女の施術者が在籍しており同性に相談できるのも強みです。

身体や症状の変化を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで担当者が専属して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が施術効果を高めています。

薬に頼りたくない方や手術を避けたい方、病院やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

母指CM関節症のQ＆A

母指CM関節症は自然に治りますか？

母指CM関節症は進行性の疾患のため、自然治癒は期待できません。しかし適切な治療により症状の改善や進行の抑制は可能です。早期の対処が重要で、放置すると確実に悪化します。

母指CM関節症の人がやってはいけないことは？

親指に過度な負担をかける動作は避けるべきです。重いものを持つ、強く握る、ねじる動作などは症状を悪化させます。痛みを我慢して無理に動かすことも禁物です。

母指CM関節症と腱鞘炎の違いは何ですか？

母指CM関節症は関節の変形による疾患で、腱鞘炎は腱の炎症による疾患です。痛みの部位や症状の現れ方が異なり、治療法も違います。正確な診断が重要です。

母指CM関節症の予防法はありますか？

親指への過度な負担を避け、適度な運動で筋力を維持することが大切です。また手指のストレッチや温熱療法により関節の柔軟性を保つことも予防に効果的です。

母指CM関節症でも仕事を続けられますか？

症状の程度や職種により異なりますが、適切な治療と工夫により多くの場合仕事を継続できます。作業環境の改善や補助具の使用により負担を軽減することが重要です。

母指CM関節症の痛みはいつ強くなりますか？

朝起きたときや長時間手を使った後に痛みが強くなることが多いです。また寒い時期や湿度の高い日にも症状が悪化しやすい傾向があります。

母指CM関節症は両手に起こりますか？

片手だけに発症することもありますが、両手に起こることも珍しくありません。利き手に先に症状が現れ、その後反対側にも症状が出ることが多く見られます。

母指CM関節症で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の自然治癒力を高める施術は母指CM関節症の症状と非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

母指CM関節症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。お一人で悩まれずにお気軽にご連絡ください。