ホットフラッシュ

ホットフラッシュとは

ホットフラッシュは更年期に現れる代表的な症状の一つです。突然上半身を中心に強いほてりが生じ、大量の発汗が起こる現象を指します。

厚生労働省の更年期症状・障害に関する意識調査では、更年期症状を訴える人の4割～8割にホットフラッシュが見られ、そのうち1割は医学的な治療を必要とする重篤な状態とされており、当院にも突然の体の火照りにお困りの方が多く来院されます。

この症状は気温や室温とは無関係に発生します。顔や胸がカーッと熱くなり、滝のような汗をかくのが特徴的です。症状は通常2分から4分程度続き、長くても10分以内には改善しますが、一日に数回から数十回起こることもあります。

ホットフラッシュを放置すると症状が長期化し、平均5年程度続くことがあります。人によっては10年以上にわたって症状が継続する場合もあります。

症状が進行すると単なるほてりや発汗だけでなく、動悸や寒気、震えなどより深刻な症状が現れることもあります。夜間のホットフラッシュにより何度も目が覚め、慢性的な疲労状態に陥ることも少なくありません。

仕事や社会生活への影響も深刻化し、会議や接客中の突然の発汗により職場での信頼関係に影響が出たり、外出を控えるようになったりして社会的孤立を招く恐れがあります。

ホットフラッシュの原因

開院以来、当院にはホットフラッシュでお困りの方が数多く来院されています。

これまでの検査結果や施術経験から言えることは、ホットフラッシュは複数の原因が複雑に絡み合っておきているということです。

ホットフラッシュの原因として次のものが挙げられます。

このようにホットフラッシュは複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

更年期になると卵巣機能が低下し、女性ホルモンの分泌量が急激に減少します。これにより体温調節を司る視床下部の機能が乱れ、わずかな温度変化や精神的ストレスでも血管が急激に拡張してしまいます。

また、ホルモンの分泌を指示する脳の視床下部が影響を受けることで、同じく視床下部で司られる自律神経も不安定になり、体温調節機能の乱れを引き起こすのです。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

日常生活に支障が出ているホットフラッシュやどこに行ったらいいのか分からない症状でお困りなら、おひとりで悩まれずに、経験豊富な私たちにご相談ください。

病院とはここが違います

ホットフラッシュへの対応として、次のようなものが一般的です。

ホルモン補充療法

5年間の継続で乳がんや子宮体がんの発症リスクが1.3倍程度高くなるという報告があります。体質によっては不正出血や胸の張り、稀に血栓症などの副作用が現れる場合があり、肝臓が悪い人や血栓ができやすい人には使用できません。

定期的な検査が必要で、治療費も継続的にかかるという負担もあります。

漢方薬治療

効果が現れるまでに時間がかかることが多く、体質に合わない場合は胃腸障害や皮疹などの副作用が起こる可能性があります。症状に応じた薬の調整が必要で、根本的な解決に至らない場合もあります。保険適用外の漢方薬では費用負担が大きくなることもあります。

生活指導・カウンセリング

即効性がなく、効果を実感するまでに長期間を要することが多いです。患者自身の強い意志と継続的な努力が必要で、指導内容を実践できない場合は効果が期待できません。

症状が重篤な場合は生活指導だけでは改善が困難な場合もあります。

ホットフラッシュを改善するために

まずはあなたのホットフラッシュの原因を検査を通じて明らかにします。原因が特定できなければ一時的に良くなったとしても繰り返すこととなり、根本からの改善にはならないからです。

当院は、丁寧なカウンセリングと4種類の検査結果を基に全身の歪みを整え、滞っていた血液、神経の流れを正常に戻し自然治癒力を高める施術をします。

そして症状がなくなった後も再発しないようホットフラッシュの原因であった生活習慣の改善や今後のアドバイスもお伝えし、健康な状態を維持できるようサポート致します。

当院の特徴

施術歴10年以上の経験豊富な施術者が専属でカウンセリングから検査、施術まで最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。男女の施術者が在籍しており同性に相談できるのも強みです。

身体や症状の変化を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで担当者が専属して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が施術効果を高めています。

薬に頼りたくない方や手術を避けたい方、病院やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

ホットフラッシュのQ＆A

ホットフラッシュは自然に治りますか？

ホットフラッシュは更年期の一過性の症状として、多くの場合は自然に軽快していきます。ただし放置した場合、平均5年程度、人によっては10年以上続くこともあります。適切な治療やセルフケアにより症状の軽減や期間の短縮が可能です。

ホットフラッシュの人がやってはいけないことは？

辛い食べ物、カフェインの過剰摂取、アルコール、喫煙は症状を悪化させるため控えめにしましょう。急激な温度変化のある環境や締め付けの強い衣服も避けることが重要です。ストレスの蓄積も症状を誘発するため、無理をしすぎないことが大切です。

ホットフラッシュはどのくらいの期間続きますか？

個人差がありますが、一般的には更年期が終わる閉経後2から3年程度で自然に軽快することが多いです。ただし症状の重さや期間は人それぞれで、適切な治療により期間を短縮することも可能です。早めの対処が症状軽減の鍵となります。

ホットフラッシュと他の病気との違いは何ですか？

ホットフラッシュは更年期に特有の症状で、突然の上半身のほてりと発汗が特徴です。甲状腺機能亢進症でも似た症状が起こりますが、体重減少や頻脈を伴うことが多いです。症状が気になる場合は医師に相談し、適切な検査を受けることをお勧めします。

ホットフラッシュは何科で診てもらえばいいですか？

まずは婦人科での受診をお勧めします。更年期症状全般について専門的な診断と治療が受けられます。かかりつけの内科でも相談可能ですし、心の症状が強い場合は心療内科も選択肢となります。症状に応じて適切な診療科を選びましょう。

ホットフラッシュに効果的なセルフケア方法はありますか？

腹式呼吸は副交感神経を優位にして症状を和らげる効果があります。保冷剤を持ち歩いて症状が出た時に首周りを冷やしたり、携帯扇風機を使用することも有効です。規則正しい生活リズムと適度な運動、バランスの良い食事も症状軽減に役立ちます。

ホットフラッシュで悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の自然治癒力を高める施術はホットフラッシュの症状と非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

ホットフラッシュは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。お一人で悩まれずにお気軽にご連絡ください。