
院長:下園お気軽にご相談ください!

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バレエのレッスンで開脚をすると股関節の前側が痛む、脚を横に上げると足の付け根が詰まる。そんな状態が続くと、「体が硬くなったから、もっとストレッチをしたほうがいいのかな」と迷う方もいるでしょう。特に発表会が近い時期は、練習を休みたくない気持ちもあると思います。
大川カイロプラクティックセンター北千住西口整体院の下園です。この記事では、バレエで股関節が痛むときに確認したい動き、自宅でできること、医療機関への相談を考えたい状態についてお話しします。
股関節の痛みについて先に全体像を確認したい方は、股関節の痛みの症状ページもあわせてご覧ください。今回は特に、開脚やターンアウト、脚を高く上げる動きとの関係を中心にお伝えします。




痛む動きから確認してみましょう
開脚で股関節の前側や足の付け根に痛みが出ると、柔軟性が足りないと考えてしまいがちです。しかし、痛みが出ている状態で床に近づこうと強く押し広げると、かえって負担を増やすことがあります。
まず確認しておきたいのは、どの角度まで開くと痛みや詰まりが出るのかという点です。右は問題ないのに左だけ痛いのか、横へ開くと痛いのか、前後の開脚でも同じなのかによっても状態は変わってきます。
開脚では股関節だけが動いているわけではありません。骨盤の傾きや太ももの内側、お尻まわりの動きも関係しています。そのため、股関節の柔軟性だけを追いかけるのではなく、体全体を使ったときにどこへ負担が集まっているかを確認することが大切です。
ターンアウトで股関節を外へ開いたとき、鼠径部の奥に詰まるような感覚や痛みが出ることがあります。このような場合も、「股関節が硬いから」と決めつけて開く角度を増やすのは避けたいところです。
股関節から十分に外へ回せない状態で、つま先だけを外向きにしようとすると、膝や足首までねじれやすくなります。ターンアウトは足先の角度だけで決まるものではないため、見た目の開き具合を優先しすぎないことが大切です。
実は、股関節の動きには骨盤や体幹の使い方も関わっています。腰を反らせたり、骨盤を無理に前へ押し出したりしながら開いていないかを確認すると、普段とは違う体の使い方に気づくこともあります。
股関節を深く曲げたり外へ開いたりしたときの詰まりには、筋肉や腱への負担だけでなく、股関節そのものの状態が関係するケースもあります。同じ場所で繰り返し引っかかる場合は、痛みだけから原因を決めないようにしてください。
以前より明らかに動かせる範囲が狭くなった、毎回同じ角度で鋭く痛むといった変化があるなら、無理にターンアウトを深くするより、一度医療機関へ相談したほうがよいでしょう。
アラセゴンドやデヴェロッペ、グランバットマンなど、脚を横へ高く上げる動きで足の付け根が痛む方もいます。床で開脚をしているときには平気なのに、実際に踊ると症状が出ることも珍しくありません。
脚の高さを出そうとして腰を強く反らせたり、骨盤ごと持ち上げたりすると、股関節の前側に負担が集まる場合があります。いったん脚の高さを下げ、痛みのない範囲なら同じ動作を行えるか確かめてみてください。
反対に、脚をそれほど高く上げていないのに毎回同じ場所が痛むなら、単なる柔軟性の問題とは限りません。痛みが出る動作と角度を覚えておくと、医療機関や施術院で相談するときにも状態を伝えやすくなります。
バレエでは柔軟性が求められるため、股関節に違和感があるほどストレッチを増やしたくなるかもしれません。ただし、痛みが出ている方向へ繰り返し強く伸ばすことと、無理なく柔軟性を高めていくことは分けて考える必要があります。
特に鋭い痛みや強い詰まりが出る位置まで押し込まないようにしてください。前後開脚や横開脚で反動をつける、人に体を押してもらうといった方法も、痛みがある時期はいったん控えたほうが安心です。
自宅で確認するときは、次のような順番で進めると無理をしにくくなります。
小さな動きから始め、違和感が出る角度の手前で止めます
開きやすさや詰まり感に大きな左右差がないか確かめます
練習後や翌日に痛みが強くならないか振り返ります
この自宅ケアの範囲を超えて、動かすたびに痛みが強くなる場合は、ストレッチを増やさないようにしましょう。柔らかくすることよりも、まず今の股関節にどの程度の負担がかかっているのかを確かめることが先です。
踊っている最中だけ少し違和感がある場合と、レッスンが終わってから数時間たっても痛みが残る場合では、考え方が変わります。翌朝の歩き始めまで気になるなら、練習量も振り返ってみましょう。
発表会が近づいてレッスン回数が増えた、新しい振り付けで脚を高く上げる動作が増えたなど、最近の変化がきっかけになることがあります。大人になってから久しぶりにバレエを再開した方も注意したいところです。
以前できていた動きでも、ブランク後の体が同じように動くとは限りません。レッスンだけでなく、自宅で開脚や筋力トレーニングを追加している場合は、それらを含めた一週間の運動量を振り返ってみてください。
片側の股関節が痛むと、無意識に反対側へ体重を移したり、痛む脚へ十分に乗らなくなったりします。最初は小さな変化でも、そのまま踊り続けることで腰や膝など別の場所へ負担がかかるケースがあります。
プリエで左右の膝の向きが変わる、片脚立ちで骨盤が大きく傾く、痛む側だけ早く足を下ろしたくなるなど、痛みをかばう動きがないかも確認してみましょう。股関節だけでなく、体の使い方を確かめることも欠かせません。
自宅で病名を予想したり、自分で原因を決めたりする必要はありません。それよりも、どの動きで、どの場所に、どのくらい痛みが出るのかを記録しておくと、変化を把握しやすくなります。
次のような状態がないか、普段のレッスンや日常生活を振り返ってみてください。
こうした違いを記録しておけば、無理をしている動作にも気づきやすくなります。ただし、確認するために何度も開脚したり、痛みが出る角度まで繰り返し脚を上げたりする必要はありません。
また、デスクワークなどで座っている時間が長い方は、バレエの時間だけに目を向けないことも大切です。普段の座り方や立ち上がったときの動かしにくさ、歩くときの負担なども一緒に振り返ってみてください。
バレエの難しい動作だけで痛むのではなく、歩く、階段を上る、椅子から立ち上がるといった日常動作でも症状が出るようなら、レッスンを続けながら様子を見るだけではなく、一度状態を確認したいところです。
強い痛みがある、夜間にも痛む、以前より股関節が明らかに動かしにくい、引っかかる感覚が続くといった場合も医療機関への相談を考えてください。必要な検査や対応は状態によって変わるため、詳しくは医療機関で確認しましょう。
股関節では、FAIや股関節唇損傷、臼蓋形成不全などが医療機関で確認されることもあります。症状だけからこれらの状態を判断することはできません。特に痛みが長引いている場合は、自己判断で強いストレッチを続けないことが大切です。
医療機関で大きな問題を指摘されていなくても、バレエの特定の動きで繰り返し痛むことがあります。そのような場合は、股関節そのものだけでなく、骨盤や体幹、膝や足首まで含めた使い方を確認するという考え方もあります。
数々のご相談の中でも多いのが、「ストレッチを続けているのに片側だけ開きにくい」という悩みです。柔軟性だけでなく、片脚へ乗ったときの骨盤の傾きや、腰を反らせて脚の高さを補っていないかなども確かめます。
整体では病名を診断したり、医療機関で行う検査の代わりをしたりすることはできません。一方で、日常の姿勢や歩き方、レッスンでの体の使い方、筋肉の緊張などを確認し、股関節へ負担が集まりやすい背景を考えることはできます。
バレエで股関節が痛むときは、「体が硬いからもっと開かなければ」と決めつけず、開脚、ターンアウト、脚上げのどの場面で症状が出るのかを確認することから始めてみてください。痛みを我慢して可動域を広げる必要はありません。
今日のレッスンでは、痛みが出る角度や左右差に加えて、終わったあとに症状がどのくらい残るかも確かめてみましょう。無理なく踊れる範囲を知り、練習量を調節することが、バレエを続けていくための大切な一歩になります。
股関節だけでなく、骨盤や体幹の使い方、日常生活での負担も含めて確認したい方は、大川カイロプラクティックセンター北千住西口整体院へお気軽にご相談ください。

