野球肩

野球肩の症例報告

野球肩とは

野球肩とは、投球動作を繰り返すことによって肩関節周辺に痛みや機能障害が生じるスポーツ障害の総称で医学的には「投球障害肩」とも呼ばれています。

野球だけでなくテニスやバレーボールなど、腕を大きく振る動作を繰り返すスポーツでも発症し、肩の前方、後方、上腕部など様々な部位に痛みが現れるのが特徴です。

プロ野球や高校野球、学生野球において頻繁に報告されており、野球人口の約10～15%が何らかの肩の問題を抱えているとされており、当院にも肩を痛めてお困りの方が多く来院されます。

野球肩を放置すると、初期の軽度な痛みが徐々に悪化し、関節の変形や可動範囲の制限が生じて腕を十分に動かせなくなってしまい、日常生活やスポーツ活動に深刻な支障をきたします。

腱や靭帯の損傷が進行すると部分的または完全断裂のリスクが高まり、最悪の場合は恒久的な機能障害により競技からの完全離脱を余儀なくされます。

また、肩をかばう動作により背中や首、手首など他の部位にも二次的な障害が発生し、全身のバランスが崩れる可能性があります。

野球肩の原因

開院以来、当院には野球肩でお困りの方が数多く来院されています。

これまでの検査結果や施術経験から言えることは、野球肩は複数の原因が複雑に絡み合っておきているということです。

野球肩の原因として次のものが挙げられます。

このように野球肩は複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

正しくないフォームで投げ続けることで、肩関節に無理な力がかかり、局所的な負荷が集中して組織の損傷を引き起こします。インナーマッスルとアウターマッスルのバランスが崩れることで肩関節が不安定になり、体幹や股関節の筋力不足も肩への負担を増加させるのです。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

日常生活に支障が出ている野球肩やどこに行ったらいいのか分からない症状でお困りなら、おひとりで悩まれずに、経験豊富な私たちにご相談ください。

病院とはここが違います

野球肩への対応として、次のようなものが一般的です。

投球制限・安静

長期間の投球中止により筋力低下や技術的な感覚が鈍ってしまい、競技復帰時のプレーの質の低下や再発リスクの増加が懸念されます。

また、学生選手の場合は進学や就職に影響する可能性があり、精神的なストレスも大きくなります。

物理療法

一時的な症状緩和は期待できますが、根本的な原因解決には至らないことが多く、継続的な通院が必要となります。効果には個人差があり、症状によっては十分な改善が得られない場合もあります。

注射療法

即効性はありますが効果は一時的で、繰り返し注射が必要になることがあります。ステロイド注射では感染リスクや軟骨への悪影響、注射部位の組織萎縮などの副作用の可能性があり、長期使用には注意が必要です。

野球肩を改善するために

まずはあなたの野球肩の原因を検査を通じて明らかにします。原因が特定できなければ一時的に良くなったとしても繰り返すこととなり、根本からの改善にはならないからです。

当院は、丁寧なカウンセリングと4種類の検査結果を基に全身の歪みを整え、滞っていた血液、神経の流れを正常に戻し自然治癒力を高める施術をします。

そして痛みがなくなった後も再発しないよう野球肩の原因であった生活習慣の改善や今後のアドバイスもお伝えし、健康な状態を維持できるようサポート致します。

当院の特徴

施術歴10年以上の経験豊富な施術者が専属でカウンセリングから検査、施術まで最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。男女の施術者が在籍しており同性に相談できるのも強みです。

身体や症状の変化を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで担当者が専属して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が施術効果を高めています。

薬に頼りたくない方や手術を避けたい方、病院やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

野球肩のQ＆A

野球肩は自然に治りますか？

軽度の野球肩であれば適切な休養と正しいケアにより自然治癒する可能性がありますが、症状や損傷の程度により異なります。放置すると慢性化や悪化のリスクがあるため、早期の専門的な評価と適切な治療が重要です。

野球肩の人がやってはいけないことは？

痛みを我慢しての投球継続、不適切なフォームでの練習、急激な負荷増加は避けるべきです。また、患部への過度なマッサージや無理なストレッチ、医師の指示なしでの痛み止めの長期使用も症状悪化の原因となります。

野球肩と五十肩の違いは何ですか？

野球肩は投球動作による反復性のスポーツ障害で主に若年層に発症しますが、五十肩は加齢による肩関節周囲炎で中高年に多く見られます。原因や発症年齢、症状の現れ方に違いがあり、治療アプローチも異なります。

投球を完全に止めなければ治らないのでしょうか？

症状の程度により異なりますが、完全な投球中止が必要な場合もあります。軽度であれば投球量の調整や負荷軽減により改善する可能性もありますが、専門家による適切な判断が重要です。無理な継続は症状悪化を招きます。

野球肩になったら手術が必要ですか？

多くの野球肩は保存療法で改善可能で、手術が必要になるケースは限定的です。腱板の完全断裂や重度の関節損傷など、保存療法で十分な効果が得られない場合に手術が検討されますが、まずは非侵襲的治療が優先されます。

野球肩で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の自然治癒力を高める施術は野球肩の症状と非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

野球肩は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。お一人で悩まれずにお気軽にご連絡ください。