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変形性股関節症か筋肉の炎症か股関節の外側の痛みを見分ける視点

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立ち仕事や家事で動き続けたあと、股関節の外側にじんわりとした痛みを感じることはないでしょうか。歩き始めや階段の上り下りで響くように痛むと、このまま様子を見てよいのか迷う方もいると思います。

先に全体像を確認したい方は、股関節の痛みの症状ページもあわせてご覧ください。この記事では、日常で確認しやすいポイントから順にお伝えします。

院長:下園

まず状態を確認しましょう

目次

立ち仕事や家事の途中で股関節の外側が痛むとき

レジ打ちや品出しなど、立ったまま動く時間が長い日ほど、股関節の外側に響くような痛みを感じやすくなります。

特に片脚に体重をかけたまま作業を続けると、大転子と呼ばれる骨の出っ張り周辺に負担が集まりやすくなります。買い物帰りや家事のあとに、脚の付け根の横あたりが重だるく残るという声もよく聞きます。

座って一度休むと落ち着くものの、また動き出すと同じ場所が痛み出すという方も少なくありません。これは、筋肉や腱に一時的な負担が積み重なっているサインとも考えられます。

横向きで寝るときに痛い側を下にしていないか

夜、横向きで眠ろうとしたときに、股関節の外側がズキッと響いて眠りが浅くなることもあります。

痛みが出ている側を下にして眠るクセがあると、寝ている間もその部位に圧がかかり続けてしまいます。反対側を下にするだけで楽になる方もいます。

枕やクッションを両膝の間に挟んで寝る姿勢も、股関節の負担を減らす工夫のひとつです。寝返りのたびに痛みで目が覚めるという方は、一度試してみてください。

股関節の外側だけ痛みが出る理由

股関節の外側だけに痛みが集中するのは、実は関節そのものよりも周りの筋肉や腱に負担がかかっているケースが多いためです。

お尻の横から太ももの外側にかけてつながる中殿筋や小殿筋、腸脛靭帯が、骨の出っ張り部分と擦れることで炎症を起こしやすくなります。押すと痛む場所が骨の出っ張り周辺にあるかは、確認しておきたい一つの目安です。

片側だけに痛みが出やすいのは、日頃の立ち方や歩き方の癖が関わっている場合もあります。無意識に痛くない側へ体重をかける歩き方が、さらに負担を偏らせることもあります。

実は、痛みが出ている場所を自分で押してみるだけでも、筋肉由来かどうかの目安になることがあります。骨の出っ張りそのものより少し後ろ側が痛む場合は、腱や筋肉の負担が関わっているケースが多いようです。

変形性股関節症と筋肉の炎症の見分け方

股関節の外側の痛みは、筋肉や腱の炎症からくるものと、関節そのものの変化からくるものとに分けて考えることができます。

大転子まわりの筋肉が原因になっている場合

歩き始めや階段の上り下り、横向きで寝たときなど、動き始めに痛みが強く出やすいのが特徴です。安静にしていると比較的楽になることが多いとされています。

腸脛靭帯というお尻から膝の外側まで伸びる長い組織が、骨の出っ張り部分とこすれることも背景のひとつです。長時間の歩行やランニングを続けている方に多い傾向もあります。

関節そのものに負担がかかっている場合

立ち上がりや歩き始めの痛みに加えて、脚を動かせる範囲が狭くなってきたと感じる場合は、関節側の変化が関わっていることもあります。医療機関では、変形性股関節症などの診断がつくことがあります。

閉経後の女性に多い傾向があるとされることも知られています。年齢のせいと決めつける前に、一度専門的な視点で確認しておくと安心につながります。

自宅でできる工夫と無理をしない目安

痛みが強くない時期であれば、生活の中でできる工夫もいくつかあります。まずは負担の少ない範囲から始めてみてください。

  • 横向きで寝るときは脚の間にクッションを挟む
  • 長時間の立ち仕事はこまめに休憩を入れる
  • 股関節を強く曲げる動作を避ける
  • 赤みや熱っぽさがあるときは温めない

赤みや熱っぽさ、強い腫れがあるときは、自己判断で温めたり強く押したりしないほうがよいでしょう。まずは安静にして、痛みの変化を見守ることが大切です。

歩き方や動きに違和感が増えてきたとき

自宅での工夫を続けても痛みが変わらない場合や、次のような状態が見られる場合は、医療機関への相談も考えたいところです。

痛みが強く長引いているとき

歩くたびに響くような痛みが何週間も続いている場合もあります。夜間に眠れないほどの痛みが続く状態は、早めに医療機関で確認してもらうと安心です。

強い炎症が疑われる場合は、無理に動かしたり自己判断で温めたりしないほうがよいでしょう。痛みの強さや続いている期間を、来院時に伝えられるよう覚えておくと役立ちます。

脚をかばうような歩き方になってきたとき

痛い側の脚をかばって歩くクセがつくと、反対側の膝や腰にも負担が広がりやすくなります。歩き方まで変わってきたと感じたら、一度体の使い方を確認しておきたいところです。

お子さんやお孫さんと出かける機会が多い方ほど、歩く距離や歩幅の変化に早めに気づきやすいものです。小さな違和感のうちに相談しておくと、負担が積み重なる前に対応しやすくなります。

片脚に重心をかける癖が負担を積み重ねることも

レジ打ちや品出しのように、同じ姿勢で立ち続ける仕事では、気づかないうちに片脚へ体重が偏りやすくなります。

骨盤や背骨の傾きも重なると、股関節の外側にかかる負担がさらに増えていきます。数々のご相談の中でも多いのが、片方の靴底だけ早く減るという話です。

個人的には、歩き方や姿勢のクセを見直すことも、痛みを繰り返しにくい状態を目指すうえで役立つと感じています。孫を連れて出かける時間を心配せずに過ごせるようになることが、多くの方の願いでもあります。

孫との外出や旅行を心配せずに過ごすために

股関節の外側の痛みが落ち着いてくると、外出や旅行に対する不安も自然と減っていきます。

普段の買い物や散歩の距離を少しずつ確かめながら、痛みの出方に変化がないかを見ておくと、無理をしすぎずに過ごしやすくなります。休憩を挟む歩き方を身につけておくことも、長く歩く予定がある日の安心材料になります。

季節の変わり目や冷えが強い時期は、股関節まわりの筋肉がこわばりやすく、いつもより痛みを感じやすくなることもあります。外出前に軽く脚を動かしておくと、体が急な負担に慣れやすくなります。

痛みの背景を確認しながら次の行動を考える

股関節の外側の痛みは、筋肉や腱の炎症からくるものと、関節そのものの変化からくるものの両方が考えられます。歩き方や生活の中の姿勢のクセが、痛みを長引かせる背景になっていることもあります。

今日からできることとして、横向きで寝るときの姿勢や、長時間の立ち仕事の合間の休憩を少し見直してみてください。小さな積み重ねが、痛みを繰り返しにくい状態につながっていきます。

歩き方や体の使い方の癖も含めて確認したい方は、大川カイロプラクティックセンター北千住西口整体院へお気軽にご相談ください。


院長:下園

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