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階段で膝の外側が痛いのはなぜ?ランナー膝の見分け方と治し方

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ランニングの後から膝の外側がズキズキと痛むようになった、あるいは階段を降りるたびに「あっ、また痛い」と感じることが増えてきた、なんて経験はありませんか。もしかしたら今まさに、そんな状態でこのページを読んでいただいているかもしれません。

その痛み、実は多くのランナーや運動習慣のある方が経験する「腸脛靭帯炎(ランナー膝)」という状態かもしれないんです。膝の外側の痛みは、放置しているうちに階段でも歩くだけでも辛くなるほど悪化することがあるので、早めに原因を知ることがとても大切です。

この記事では、膝の外側に痛みが出るメカニズムから、今すぐできるセルフケア、そして整体でどう根本から改善するかまでをまとめてお伝えします。

院長:下園

痛みを感じているのに走り続けてしまう方ほど、後から大きな代償を払うことになりがちです。「どこが悪いのか」をまず正確に知るところから始めてほしいと思います

目次

膝の外側が痛くなる「仕組み」を知っておこう

膝の外側の痛みを理解するうえで、まず知っておいてほしいのが「腸脛靭帯(ちょうけいじんたい)」という組織の存在です。これは骨盤から膝の外側へとつながる長い靭帯で、ランニングや階段の上り下りといった繰り返しの膝の曲げ伸ばし動作によって、大腿骨外側の骨と擦れ続けることで炎症が起きます。

この状態が「腸脛靭帯炎」で、ランナーに非常に多い膝のトラブルです。

ただし、膝の外側の痛みがすべてランナー膝(腸脛靭帯炎)によるものとは限りません。似たような場所に痛みが出る原因として、外側半月板の損傷や外側側副靭帯の問題、または腸脛靭帯とは少し異なる膝窩筋腱炎なども考えられます。

自己判断で「たぶんランナー膝だろう」と決めつけてしまうと、適切なケアができずに長引かせてしまうこともあるので注意が必要です。

痛みが出やすいのはこんな場面

腸脛靭帯炎の特徴的なのは、どんな動作のときに痛みが出るかです。ランニング中に突然ピリッとする、長距離を走った後から膝の横側がジンジンする、階段の下りで力が入らない感じがする、といった経験に心当たりがある方は多いのではないでしょうか。

特に「下り坂や階段を降りるときに膝の外側が痛む」のは、腸脛靭帯炎の典型的なサインです。なぜかというと、下り動作では膝が曲がった状態で体重を受け止めるため、腸脛靭帯が大腿骨の外側の骨と最も強く擦れる角度になるからです。

走っているときより階段の方が痛い、という方もこのメカニズムで説明がつきます。

こんな方が腸脛靭帯炎になりやすい

どんな人でもなり得る症状ではありますが、特に注意が必要な生活パターンや体の特徴があります。自分に当てはまるかどうか、確認してみてください。

まず最も多いのが、練習量を急に増やしたランナーです。フルマラソンやハーフマラソンの大会を数か月後に控え、週末に距離を伸ばしてきたタイミングで発症するケースが非常に多いです。

もともと週3〜4日、5〜10kmのジョギングを習慣にしていた方が、大会に向けて急に15〜20kmに距離を延ばした途端に痛みが出た、というパターンです。

次に、平日はほとんど座りっぱなしで週末だけ集中的に走る「週末ランナー」型の方も注意が必要です。デスクワーク中心の生活では股関節周りの筋肉が硬くなりやすく、その状態で急に走ると腸脛靭帯への負担が集中しやすいのです。

また、O脚や骨盤の歪みがある方は、走行中の膝への偏ったストレスが大きくなるため、腸脛靭帯炎を繰り返しやすい傾向があります。体の構造的な問題が背景にある場合は、セルフケアだけでは限界があります。

「少し休めば治るだろう」が危険な理由

「走るのをやめたら痛みが引いた。だからもう大丈夫」という経験をしたことがある方は多いと思います。ところが、同じパターンを繰り返しているとしたら、それは根本的な原因がまだ残っているサインです。

休んで炎症が落ち着いても、走り方の癖や股関節・骨盤の歪みが解消されていなければ、走り始めた瞬間にまた同じストレスが腸脛靭帯にかかり続けます。痛みが消えることと、原因が解決することはまったく別の話です。

「治った」と「原因が取り除かれた」を混同してしまうことが、再発を繰り返す最大の落とし穴と言っていいでしょう。

今日からできる!膝外側の痛みへのセルフケア

まずは自分でできることから始めてみましょう。ただし、ここで紹介するセルフケアはあくまでも補助的なものです。症状が強い場合や2週間以上続く場合は、専門家への相談を優先してください。

アイシングで炎症を和らげる

走った後や階段で痛みが出た後は、膝の外側を氷や保冷剤で10〜15分冷やすことが効果的です。タオルを一枚挟んで皮膚に直接当てないよう注意してください。

腫れや熱感がある急性の状態では、温めるよりも冷やすことを優先しましょう。逆に、走っていないときや慢性的な重だるさには温めることで血流を促す方が回復を助けます。

腸脛靭帯に関わる筋肉のストレッチ

腸脛靭帯の柔軟性を保つには、大腿筋膜張筋(だいたいきんまくちょうきん)や臀筋(でんきん)のストレッチが効果的です。壁に手をついて立ち、痛い側の脚をもう一方の足の後ろへクロスするように引いて体を横に傾けると、股関節の外側から膝にかけてのラインが伸びるのを感じられます。

朝起きたときとランニング後に各30秒、左右それぞれ行うのが理想です。

走り方と練習量の見直し

「走り続けながら治す」という発想自体を少し変えてみることも大切です。いきなり練習をゼロにする必要はありませんが、距離を半分に落とし、下り坂やコンクリートが多いルートを避けるだけでも腸脛靭帯への負担はかなり減ります。

シューズのクッション性が落ちていないかも確認してみてください。使いすぎて底が薄くなったシューズは、地面からの衝撃を吸収する力が落ちており、膝への負担を増やす原因になります。

整形外科・整骨院に通っているのに改善しないのはなぜ?

「整形外科でレントゲンを撮ったけれど骨には異常なし、湿布と安静を指示されただけ」「整骨院に週2回通っているのに、施術後はいいけど走るとすぐ戻ってしまう」という声を、当院を訪れる方からもよく耳にします。なぜこういうことが起きるのか、正直にお伝えします。

湿布や電気療法は炎症を一時的に抑える効果はありますが、「なぜその部位に繰り返し炎症が起きるのか」という根本の原因を取り除くものではありません。

原因が骨盤の歪みにあるのか、股関節の可動域制限にあるのか、足首の動きにあるのかは、丁寧な検査をしなければわかりません。検査なしに施術を始めることは、地図なしにゴールを目指すようなものです。

「再発を繰り返す」には必ず理由がある

私がこれまで多くの膝の外側の痛みを抱えた方を診てきて感じることがあります。それは、同じ症状を繰り返している方のほとんどが、「痛みの場所だけを見ていた」ということです。

膝に痛みが出ているとき、問題の原因が膝そのものにあるとは限りません。骨盤の傾き、股関節の硬さ、足首の歪みといった離れた部位の機能不全が、最終的に膝外側へのストレスとして集まってくるケースが実は非常に多いのです。

だからこそ当院では、痛みが出ている膝だけでなく、全身の歪みを姿勢分析ソフトや筋力検査、整形外科的テストなどで多角的に評価し、本当の原因を特定することを最初のステップにしています。

当院での施術の流れと改善のポイント

初めてご来院いただく際には、まずじっくりとお話を伺うところから始まります。いつから痛みが出たのか、どんな動作で悪化するのか、これまでにどんな治療を受けたのか、走りたい大会や目標は何かなど、膝の状態だけでなくあなたの生活背景や目標まで含めて丁寧にヒアリングします。

その後、4種類の検査(姿勢分析・筋力検査・整形外科的テスト・動きの検査)を組み合わせて原因を特定します。検査結果は数値として「見える化」されるので、「なぜ自分の膝がこうなったのか」をご自身でも理解していただけます。

原因がわかると、不安がぐっと減ります。これは実際に患者さんからよく聞く言葉です。

施術は「膝だけを触る」ものではありません

原因が特定できたら、そこに対してアプローチする施術をします。腸脛靭帯炎の方の場合、骨盤・股関節・足首の歪みを整えながら、膝への余計な負担をかけている筋肉のアンバランスを解消していきます。

施術は力任せではなく、筋肉と関節の両面から自律神経を整えるアプローチで、身体への負担が少ないのが特徴です。小さなお子さんからご高齢の方まで安心して受けていただけます。

施術が一段落したら、今後の再発予防のためのアドバイスもお伝えします。走り方の癖、日常生活での姿勢、セルフストレッチの方法など、あなたの生活に合わせた具体的な内容です。

痛みを取ることはゴールではなく通過点で、「また思い切り走れる身体を取り戻すこと」が本当のゴールだと考えています。

よくある質問

大会まであと2か月しかありません。間に合いますか?

症状の程度にもよりますが、原因が特定できれば改善のスピードは上がります。「焦って走り続けるより、一時的に距離を落として根本から整える方が結果的に早い」と感じていただく方が多いです。まずは一度ご相談ください。

走るのは完全にやめた方がいいですか?

必ずしもすべてのランニングをやめる必要はありません。ただ、痛みが出た状態で走り続けることは炎症を悪化させます。距離や強度を調整しながら走り方の改善を並行して進めるのが、現実的で効果的な方法です。

湿布でも少し楽になるのですが、それでは不十分ですか?

湿布で楽になるのは炎症が一時的に落ち着いているだけで、根本の原因には作用していません。「また痛くなる→湿布で抑える」のループに入っている場合は、原因そのものを取り除くアプローチに切り替えることをお勧めします。

膝の外側の痛みは、一人で抱え込まないでください

走ることが好きで、もっと走りたいのに膝の痛みがそれを邪魔している。そんな悔しさや焦りは、私自身もかつてぎっくり腰で悩んでいた経験があるので、他人事には思えないのです。痛みがあることで楽しめないことがある、それがどれだけつらいかはわかります。

膝の外側の痛みは、原因を正確に把握して適切にアプローチすれば、ちゃんと改善できる症状です。「どこへ行っても変わらなかった」という方も、ぜひ諦めずにご相談ください。今どんな状態なのかをまずお聞かせください。あなたに合った改善の方法を一緒に見つけていきましょう。

北千住にある当院までお越しになることが難しい方へ

遠方にお住まいの方に向けた案内のぺーじを作りました。当院まで来られない場合はこちらをご覧ください。少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。


院長:下園

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