
院長:下園お気軽にご相談ください!

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パソコン作業をしていると、いつの間にか肩が前に出ている。鏡や写真で自分の姿勢を確認して、巻き肩が気になり始めた方もいるでしょう。意識して胸を張っても、しばらくすると元に戻ってしまうことがあります。こうした巻き肩には、普段の姿勢だけでなく、胸や背中の筋肉の働きも関係しています。
大川カイロプラクティックセンター北千住西口整体院の下園です。今回は、巻き肩が起こる理由を、関係する筋肉や日常生活での身体の使い方からお話しします。姿勢を意識しても元に戻りやすい方は、普段の習慣を振り返るきっかけにしてみてください。
巻き肩の特徴や身体への負担については、巻き肩の症状ページでも紹介しています。この記事では、肩が前に出る仕組みと、日常生活で確認しておきたいことを中心にお伝えします。




肩だけでなく背中の動きも大切です
巻き肩とは、肩が身体の前方に位置し、内側へ入り込んでいるように見える姿勢のことです。病気の名前ではなく、肩や肩甲骨の位置に関する一般的な呼び方になります。
肩の位置には、胸の筋肉の柔軟性や肩甲骨周囲の筋肉の働き、背骨の動きなどが関係しています。そのため、単に姿勢が悪いからと考えるのではなく、身体をどのように使っているかも大切です。見た目が似ていても、関係する要因は人によって異なります。
また、猫背と巻き肩は同じ意味ではありません。猫背は主に背中が丸くなった姿勢を指し、巻き肩は肩の位置に注目した呼び方です。両方が重なることもありますが、背中がそれほど丸くなくても肩が前に出ている人はいます。
巻き肩の原因を考えるうえで、胸の前側にある筋肉の働きは知っておきたいところです。特に大胸筋と小胸筋は、肩や肩甲骨の動きに関係しています。
大胸筋は胸の広い範囲についている筋肉で、腕を身体の前に動かしたり、内側へ寄せたりするときに働きます。一方、小胸筋はその奥にあり、肋骨と肩甲骨をつないでいる筋肉です。肩甲骨の位置や動きにも関わっています。
これらの筋肉の柔軟性が低下している場合、肩を後ろへ動かしにくく感じることがあります。ただし、胸の筋肉が硬いことだけで巻き肩になるわけではありません。筋肉の状態や肩甲骨の動きには個人差があるため、胸だけに注目しないことも大切です。
意識して肩を後ろへ引けば、一時的に姿勢が変わるかもしれません。しかし、仕事に集中したり疲れたりすると、いつもの姿勢に戻ることがあります。普段の作業環境や身体の使い方が変わっていなければ、同じ姿勢を繰り返しやすいためです。
胸の筋肉だけでなく、肩甲骨を動かす背中側の筋肉も巻き肩に関係します。肩甲骨は背中に固定された骨ではなく、腕の動きに合わせて位置や向きを変えています。
僧帽筋は首から背中にかけて広がる大きな筋肉です。上部・中部・下部で働きが異なり、肩甲骨を持ち上げたり、内側へ寄せたり、回転させたりするときに関係します。肩甲骨が滑らかに動くためには、それぞれの部分が協調して働くことが必要です。
肩甲骨周囲の筋肉が十分に働いていない場合、腕を上げたり肩を後ろへ動かしたりする際に負担を感じることがあります。ただし、肩が前に出ているという見た目だけで、背中の筋力が弱いと決めることはできません。
前鋸筋は肋骨の側面から肩甲骨につながり、腕を前へ伸ばしたり上へ挙げたりする際に働きます。肩甲骨を胸郭に沿わせながら動かす役割があり、単純に肩を前へ引く悪い筋肉というわけではありません。
デスクワークでは、キーボードやマウスを操作するために腕を身体の前へ出します。この姿勢が長く続くと、肩や背中を大きく動かす機会が少なくなりがちです。
特に机が高すぎたり、モニターが遠かったりすると、肩をすくめたり上半身を前へ倒したりする姿勢になりやすいものです。仕事中に肩を動かさない時間が長く続いていないかを確認してみてください。座り方だけでなく、机や椅子の高さも関係します。
また、画面をのぞき込む姿勢では、頭が身体より前へ出ることもあります。こうしたストレートネックと呼ばれる姿勢の特徴が、肩の位置と重なって見られる場合もあります。ただし、頭や肩の位置だけで首の不調の原因を断定することはできません。
巻き肩が気になる人の生活習慣は、デスクワークだけではありません。スマートフォンの操作や家事など、腕を身体の前に出す動作は日常生活のさまざまなところにあります。
例えば、電車の中でスマートフォンを長時間見たり、帰宅後も座ったまま動画を見続けたりする習慣です。料理や洗い物でも腕を前に出しますが、こうした動作自体が悪いわけではありません。大切なのは、同じ姿勢が続いていないかという点です。
運動する機会が少なく、肩や背中を大きく動かす時間もほとんどない場合は、日常の活動量を振り返ってみましょう。巻き肩になりやすい人を年齢や性別だけで分けるのではなく、普段どのような姿勢で過ごしているかを考えることが役立ちます。
巻き肩が気になる方の中には、首こりや肩こりを感じている方もいるでしょう。ただし、巻き肩だから必ず肩こりになるわけではなく、痛みと姿勢の関係は一人ひとり異なります。
肩が重だるいと、動かすことがおっくうになり、長時間同じ姿勢で過ごしてしまう場合があります。反対に、動く機会が少ないと身体のこわばりを感じることもあるでしょう。こうした悪循環を避けるためにも、無理のない範囲で身体を動かす習慣が大切です。
なお、頭痛や腕のしびれがある場合、それらをすべて巻き肩の影響と考えるのは適切ではありません。首の神経や肩関節など、別の問題が関係している可能性もあります。姿勢の変化だけで不調の原因を決めつけないようにしてください。
巻き肩が気になると、胸を大きく反らしたり、肩甲骨を強く寄せたりしたくなるかもしれません。しかし、無理な力で姿勢を維持する必要はありません。まずは負担の少ない習慣から始めましょう。
最初から多くの運動を取り入れるより、仕事中の休憩や肩の軽い運動を習慣にすることをおすすめします。胸を伸ばすときも反動をつけず、呼吸を止めないようにしましょう。肩に痛みやしびれが出る運動は無理に続けないことが大切です。
強い痛みがある、腕のしびれが続く、手に力が入りにくいといった場合は、セルフケアだけで対応しようとせず、整形外科などの医療機関に相談してください。急に強い胸痛や息苦しさ、麻痺が現れた場合は、姿勢の問題と考えず速やかな医療対応が必要です。
巻き肩が気になるときは、胸の筋肉だけでなく、肩甲骨や背中の動き、普段の作業姿勢も一緒に考えたいところです。姿勢の特徴には個人差があり、見た目だけで原因を一つに絞ることはできません。
まずは今日、パソコンを使っているときの肩の位置や、座り続けている時間を確認してみてください。小さな休憩を増やし、肩や背中を無理なく動かすことから始めるとよいでしょう。
胸や肩甲骨の動きだけでなく、姿勢の癖や日常生活での身体の使い方も含めて確認したい方は、大川カイロプラクティックセンター北千住西口整体院へお気軽にご相談ください。

