生理痛と体の歪みの関係
生理痛
女性にとって何かと厄介な生理痛について、お話しをしたいと思います。
生理が始まる前(月経前症候群(PMS))~終わるまでの約2週間程度、なんと、月の約半分も憂鬱な日があるのです。
そんな憂鬱な期間をどう付き合ったら良いか、ずっと試行錯誤している女性は多いのではないでしょうか。
色々な対処法があると思いますが、カイロプラクティックからの観点からもお伝え出来ればと思います。
生理痛の症状
- 腹痛
- 腰痛
- 頭痛
- 吐き気
など様々で、酷い場合は失神する方もいます。
月経前症候群(PMS)
月経前の3~10日の時期に起こる症状です。生理の開始と同時に症状が軽くなったり無くなったりする特徴があり、原因のひとつには月経周期中にエストロゲンとプロゲステロンの濃度が急激に変動するためと考えられています。
- イライラ
- 肌荒れ、ニキビ
- 気分の落ち込み
- 腹痛、腰痛
- 集中できない
- 過食
- 不眠・眠気
- むくみ
- のぼせ
原 因
様々な原因がありますが・・・
もともと冷え症で、血流が悪い
子宮・卵巣に問題がある場合
子宮内膜症や子宮筋腫など
子宮の収縮が強い場合
生理の直前や生理中に「プロスタグランジン」というホルモンが分泌されます。
これは子宮を収縮させる作用があり、剥がれ落ちた子宮内膜を外へ押し出す働きをしています。
この量が多い体質の人は子宮の収縮が強く、陣痛のような痛みが起きます。
また、プロスタグランディンには、ほかの臓器や血管を収縮させる働きもあるので、下痢や吐き気、胃の痛み、肩こりや頭痛、しびれなどの症状が起きることもあります。
子宮口が成熟していない場合
血液が押し流されるときにスムーズに流れず、痛みが起こります。
以上のように様々な原因がありますが、これらをザックリと言うと「ホルモンバランスの乱れ」です。
このホルモンバランスの乱れとは、「自律神経の乱れ」から起こり、そしてこの自律神経の乱れは「背骨や骨盤の歪み、筋肉の硬直」から始まります。
そして歪みや筋肉の硬直は血行を悪くし、子宮や体全体を冷やし生理痛を悪化させます。
【背骨や骨盤の歪み、筋肉の硬直】
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自律神経の乱れ 血行不良
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「不眠・眠気」 冷え
「イライラ」
「過食」
「ホルモンの乱れ」→・腹痛、腰痛
・むくみ
・のぼせ
次回、「歪みの観点からの生理痛と対処法」について詳しくお伝えしたいと思います。