施術しても元に戻ってしまうのは何故?
ヒトのカラダは変化を嫌う
人体には「ホメオスタシス」と呼ばれる恒常性を維持する機能が備わっています。つまりカラダは変化することを嫌うのです。
例えば
- 外気温が高ければ汗をかいて体温が上がり過ぎないようにする
- 外気温が低ければ末梢の血管を収縮させて深部体温が下がらないようにする
- ウイルスやバイ菌が体内に入ってきても異物として認識し排除する
- ダイエットなどで突然食べ物が減っても、少ない食物から吸収率を上げて体重を維持する
などなど、ホメオスタシスのお陰で私たちの身体は健康的な状態を保てているのですね。
良い変化でさえカラダは元に戻る
当院でも筋肉を緩め柔らかくする施術を行っておりますが、カラダにとってはそれも変化の一つ。
(痛みやコリがありつつも)今まで生活できていたのに、施術によって急に筋肉が柔らかくなると、カラダは驚いてしまい元の固さに戻ろうとしてしまうのです。
カラダはよかれと思って変化しないようにしてくれますが、この場合はホメオスタシスが裏目に出てしまいます。
個人差はありますが、運動習慣のない方や初めて施術を受けられた方は元に戻る力が特に強いです。
柔らかい状態を保つためには?
筋肉が柔らかいのが良い状態だということを、カラダに覚えてもらう必要があります。そのためには何度か繰り返して筋肉を柔らかくしなければなりません。
そして、一度柔らかい状態を覚えたカラダは固くなりにくい状態になります。
今度はホメオスタシスが良い方向に機能するようになるのですね。
もし固くなっても、施術はもちろんのこと適度な運動や入浴・睡眠等で良い状態に戻しやすくなります。
当院では「固くなっても寝たら治る」というところまで目指します!