「免疫力」「抗体」とは？
インフルエンザウイルス流行中！
今年の夏はインフルエンザウイルスが流行しています。
新型コロナウイルスの流行で抑えられていた人の移動の制限が数年振りに解除され、
世界中でインフルエンザウイルス感染者が増えているようです。
コロナウイルス感染予防のために、除菌、手洗いやマスクの励行、人混みをさけるように行動していた分、インフルエンザウイルスに対する免疫が減り、抗体を体が有していないので感染しやすくなっているのが流行の主な要因です。
ウイルスに対する「免疫力」とは何か。
ウイルスに対する「免疫力」や「抗体」とは具体的にはどういうことなのでしょうか。
「免疫力」とは、体に侵入してきたウイルスと戦い、体を健康に保つ力です。
免疫には【自然免疫】と【獲得免疫】の2段階があり、【自然免疫】は体に侵入してきたウイルスと最初に出会い戦う、いわば体の中の警察官のような役割を果たします。
一方、【獲得免疫】は、自然免疫で撃退できないウイルスと戦う軍隊のようなものです。
ウイルスと激しく戦うので、発熱、悪寒、体のだるさ、関節の痛みなどの症状が出てきます。
警察官である【自然免疫】が強ければ、軍隊が登場して症状が出る前にウイルスを撃退できます。
ウイルスに感染しても症状が出る人と出ない人、重症化する人としない人がいるのは、この「自然免疫」が高いかどうかが大きく関わってきます。
ウイルスに対する「抗体」とは何か。
体にウイルスが侵入してきて、最初に戦う自然免疫が太刀打ちできなかったときに獲得免疫が反撃します。その後、体は一度戦った相手（ウイルス）を覚えて、次に入ってきたときに即座に反撃できるようにパワーアップします。
これが 「抗体」ができた状態です。
抗体は、症状が出なくてもウイルスにさらされているだけで作られるので、自然免疫を上げて症状を出さずに、ウイルスの抗体を作れればいいですね。=======================================================
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