正しくスーハ―して健康になろう!

- update更新日 : 2019年06月13日
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呼吸は自律神経の乱れなど健康に影響を及ぼす重要な動作の一つですが、人は誰に教わるでもなく無意識に呼吸しています。

しかし、「良い呼吸」が出来ている人って意外と少ないような気がします。

一概に「良い呼吸」と言っても、何が「良い呼吸」なのかわかりませんね。

なのでここでは、健康に良い呼吸が「良い呼吸」ということに致します。

腹式呼吸と胸式呼吸

呼吸には大きく分けて、腹式呼吸胸式呼吸があります。

腹式呼吸は、息を吐くときにお腹を引っ込め、吸う時に膨らませる呼吸法で、主に横隔膜という筋肉を使います。

もう一つの胸式呼吸は、肋骨を広げて胸郭を拡張・収縮する呼吸法で、主に肋間筋という筋肉を使います。

ピラティスや声楽などでは胸式呼吸を勧める場合もあるそうですが、一般的には深い呼吸が得られ、リラックスできる腹式呼吸の方が、副交感神経を活性化させる「良い呼吸」とされています。

口呼吸と鼻呼吸

もう一つ、口呼吸鼻呼吸という分け方もあります。

ヒトを含めた哺乳類は、本来鼻で呼吸する生き物です。

ヒトが呼吸する際、空気は鼻腔から咽頭を通り気管から肺へと送られますが、咽頭は食物が口腔から胃へ運ばれる通り道でもある為、口でも普通に呼吸が出来ることは皆さんご承知の通りです。

 

しかし口で呼吸すると、外気に含まれる菌やウイルス等が直接体内に入る為、感染症などのリスクが高まり、免疫機能にも影響を及ぼす恐れがあります。

その点、鼻から入った空気は、感染症にかかるリスクが大幅に軽減されるのです。

鼻から入った空気は、鼻毛でホコリが除去されます(エアコン)
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次に、鼻の粘膜によって、細菌やウイルスを取り除きます(空気清浄機)
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鼻から入った空気は温められて気管へ送られます(加湿器)

このように鼻腔には、呼吸する上で大切な装備が備わっているので、電気屋さん顔負けの装備を使わない手はありません。

普段、無意識に呼吸している人は、自分の呼吸が腹式なのか胸式なのか、また口呼吸なのか鼻呼吸なのかを意識されると良いと思います。