産後ケア、骨盤矯正について

- update更新日 : 2019年07月19日
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産後、腰痛の他に『骨盤矯正をしたい』と来られる方が多くいらっしゃいます。

「産前に履いていたズボンが履けるようになりたい」
「体重を落とす為にまずは骨盤から・・・」

など、色々な思いがあると思います。

どうして産後に骨盤ケアをした方がよいの?

よく「赤ちゃんが産れたから骨盤が開いたままだ」という話を伺います。
赤ちゃんが産道を通って出てくる時はリラキシンというホルモンが出て靭帯を緩めます。そうする事で赤ちゃんが産道を通りやすくなり、産れてくるのです。そして産んだ時点でリラキシンは出なくなるので、自然と靭帯は元に戻ります。なので、骨盤が開いたままということは無いのでご安心ください。

ですが、赤ちゃんが産道からやっと出てきた出産後の女性の体は、骨盤まわりの筋肉や皮膚が大怪我をした状態だと言えます。
いつも以上に長時間力んだり、痛みのストレスから全身を硬直させたりと負担は大きいのです。

産後に体型を戻すことは、骨盤や骨盤まわりの筋肉のリハビリのようなもので、怪我の対処は早ければ早いほうが有効ですよね。
産後の体へのアプローチも、早い時期からケアしたほうが回復が良い部分も存在します。

骨盤の歪みとは?

もっとも多い骨盤の歪みというのは、骨盤が前傾、後傾している状態です。

  • 腹筋が弱くてお腹が前に出てしまう前傾姿勢
    よく「反り腰骨盤が前へ傾いている前傾)と言われています。
    実は出産前から、大きなお腹を支えようと腰を反る事が多く、その頃から骨盤の歪みは始まっています。

 

  • 膝が股関節より上にの上がる座り方で必ずなる後傾姿勢(骨盤が後ろへ傾いている)
    ソファなど椅子に深くもたれながら座ったり、体育座り、脚を組むなどは骨盤が後ろに傾かないと出来ない姿勢です。

 妊婦1

座り姿勢2

骨盤が傾くとどうなる?

骨盤が傾くと、そこから足に繋がる大転子が横に広がってきて、お尻が大きく見えます。
そこに脂肪も付きやすくなるので、今まで履けていたズボンが入らなくなってきてしまいます

その他、腰痛や肩・首こり、坐骨神経痛など辛い症状が出ます。

 

  大転子

腿張り

固まってしまった骨盤周りの筋肉は、深層筋までしっかり解すことその歪みは元に戻ってきます。
そうする事で自然と腰痛までも緩和してきますよ。

当院に来られる方でも
「2~3ヶ月で体重が戻った」
「履けなかったズボンが入るようになった」
という方が多く、
喜ばれています(^▽^)