生理痛と体の歪みの関係~Part2~
「体の歪み」と生理痛
今日は「体の歪み」の観点から生理痛について詳しくお話したいと思います。
骨盤の歪み
子宮や卵巣は靭帯でつり橋のワイヤーのように骨盤から吊り下げられて安定しています。
筋肉が硬直すると、そこから靭帯や関節、骨などが引っ張られ歪みが出て、体全体のバランスを崩します。
同時に骨盤から吊り下げられていた子宮や卵巣も正常な位置からズレてしまいます。
それにより子宮や卵巣が圧迫を受けたり、管がよじれたりしてストレスを受け、正常な機能が働かなかったり、排液などがうまくいかず、生理痛の原因になります。
また生理の時は、出産時と同じように骨盤が少し開きます。(出産時の数十分の1程度)
ただ筋肉が硬直し、体が歪んでいる状態だとこの動きがうまくいかず、腰痛や腹痛、頭痛の原因になります。
頭蓋骨との関係
頭部が硬直していたり、肩凝りから頭痛を発症したりする方は要注意です。
・後頭骨は骨盤の仙骨
・側頭骨は骨盤の寛骨
と連動した動きをします。
おばあちゃんの知恵として「生理の時は髪を洗ってはいけない」というのがありますが、これは髪を洗ってそのままにしておくと、頭皮が収縮し頭蓋骨の動きが制限されてしまうからです。
そこから骨盤に影響して、骨盤の動きが悪くなり、生理痛がひどくなるということを、経験的に知っていたのだと思います。
以上のように、体の歪みからも生理痛の要因があります。
日常の姿勢、ストレス、疲労、冷え
↓
筋肉の硬直 + 歪み
↓
自立律神経の乱れ
↓
ホルモンバランスの乱れ
↓
生理痛
生理痛を緩和させるには?
まず体を硬直させないように、普段の姿勢を気を付けるのが一番ですが、これも中々難しい事ですね・・・
「こうしなきゃ!」と思うと、それもストレスになり体を硬直させるので、シンプルに「自分に(身体に)優しい事をする」と考えてはいかがでしょうか。
- 好きな音楽を聴く
- 入浴をする
- しっかり睡眠を取る
- マッサージや整体でリラックスする
- 適度な運動で気持ちのリフレッシュや、血流を良くする
- 栄養の良い食事を摂る
- 身体を冷やさないように、温かい飲食物を摂る
- 腹巻をする
などなど、沢山あるので取り入れやすいのを見付けてみてください。ただし、「ジャンクフードを沢山食べる!」は脂質や糖質を増やし、血液をドロドロにして冷えを招くのでNGです(^^;)
「好きな事」と「優しい事」は似ていて違う事なので、ご注意を☆