猫背呼吸の弊害
呼吸に関わる筋肉
腹式呼吸では主に横隔膜が、胸式呼吸では肋間筋等が関与しています。
あまり動くイメージが無いかもしれませんが、呼吸の際には肋骨(正確には胸郭)も肺と一緒に膨らんだり縮んだりしています。
これらの筋肉が固くなってしまったり、猫背でいると肋骨の動きも悪くなってしまいます。
そうすると一生懸命吸った(吐いた)つもりでも肺の機能が使い切れていない、ということが起こります。
猫背で呼吸すると?
試しに、わざと猫背になってこれ以上吸えないと思う所まで息を吸って下さい。そこから姿勢を正しくしてから更に吸って下さい。
するともっと空気を吸うことができませんか?
つまり猫背でいるということは、毎回吸えるはずの空気が吸えていないということです!
塵も積もれば山となる
1日に3万回しているとも言われる呼吸。
ほんのちょっとの機能低下や猫背呼吸でも3万回分となると大きな影響を及ぼします。
ネガティブなニュースが目につきやすいこのご時世、呼吸も浅く早くなりがちです。
そういった呼吸は交感神経が優位になり、酸素不足も相まってカラダが緊張しやすいです。
私達がお手伝いできること
当院の施術では少し痛いけど気持ち良いと感じる強さで全身の筋肉を緩めていきます。
施術中に眠ってしまう方も多くいらっしゃいます。これはまさに副交感神経が優位になりリラックスしている証拠。
また、全身の筋肉が緩むことで正しい姿勢を保ちやすくなります。
背中周りの筋肉も柔らかくなり深くゆっくりとした呼吸がしやすくなります。
ちなみに、お肉屋さんで見かける「ハラミ」は横隔膜、「スペアリブ」は肋間筋の事を指します(‘ω’)