自分に合った枕とは

folder睡眠姿勢について肩こり

首・肩凝りや頭痛で悩まれて来られる方からよく、
「枕が合わない」
「朝起きた時には枕を外している」
「合う枕が分からない」
という言葉を聞きます。

本来、首の筋肉に柔軟性があれば大体の枕に自分が馴染もうとするのですが、デスクワークや携帯画面を見る姿勢などから首肩が固く凝ってしまった場合、馴染まずに不快感を感じます。
馴染まずに無理してその枕を使っていると更に凝りが強くなって「枕が合わないのでは?」と感じてきます。

日中、首が凝る姿勢

日中の中で首が凝る姿勢の多くは、顔を前に出す姿勢です。
 ・PC画面を覗く
 ・携帯を見る
 ・料理をする
 ・ソファに深く座り、TVを見る
 ・読書をする
 ・授乳やおむつ替え、抱っこ
これは猫背や巻き肩になると必ず連携して顔が前に出てしまい、ストレートネックになりがちなので、背中から正していく必要があります。
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正しい枕の位置

首肩凝りがある時に枕で寝るとかえって悪化して寝起きが辛いからと枕を使わずに寝る方もいますが、それも逆効果です。
枕を使わないと、本来湾曲していなければならない首(生理的湾曲)が重力で布団へと押しつぶされ更にストレートネックになっていきます。
またクッション性の高い柔らかい枕も時間が経つにつれて重力で沈んでいき、これもストレートネックになっていきます。

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首にとって1番良いのは、昼間ストレートネックにした首を枕を使って寝てる最中に生理的湾曲に戻してくれるものです。
その為に枕は、ある程度の固さがあること。
また頭でなく首から入れるのがお勧めです。
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固めの枕を首から入れた時、重力で首が沈んで行っても枕が支えとなって湾曲を作ってくれるので、日中にストレートネックになっても寝ている最中に正しい生理的湾曲へ戻してくれます。
ただ凝って固くなり過ぎてしまった首は馴染まずに違和感を感じるので、枕を首に入れてからゆっくり左右に首を振るなどストレッチをすることで多少筋肉が緩むので馴染みやすくなります。

簡易的には雑誌などを芯にしてバスタオルでくるくるとキツく円柱に丸めて首に入れてみるのもお勧めです。

首肩凝りは長時間同じ体勢を続けることで発症するので、枕の正しい使い方も大切ですが、日中に凝らないようにすることが何より大切です。
1~2時間に1回、首を回したり伸ばすなどのストレッチを小まめにして解すのが良いですが、作業中は集中してしまいなかなか難しいかもしれません。
「トイレに行った際は必ず首を動かす」などと、トイレとストレッチをセットにして考え、癖をつけていくこともお勧めです。